【初心者必見】アメリカでのFXトレードの取引ルールや日本との違いを解説!

私が投資の世界に興味を持ち出したのは2年前の2018年なのですが、それ以前はトレードが貿易だと思っていたほどの、筋金入りのド素人でした。FXが何なのかとか、実物の通貨を売り買いするものとすら思っていたくらいだったんです。そこからトレードスキルを学び、いざ実際にトレードしようとなったときに、トレードのスキルや知識とは別に、FXブローカー事情やトレードルールについて、全く知らないことに気付かされました。
そこで今日は、これからアメリカでFXトレードを始めたい方に役に立つように、アメリカのFXのルールや、私が気づいた日本との違いなどを紹介していきます。私が駆け出し当時、これを誰かが教えてくれたらどんなに時間短縮できたか!と思う内容なので、参考になればと思います。
記事の目次
1, そもそもアメリカのFX取引所は規制の塊だった
– アメリカのFX取引所が限られている理由
– ドットフランク法による米国の取引所の変化
– FXトレーダーへの影響は残酷だった
2, FXにおけるアメリカと日本の大きな違い
– 低資金でも安心!リスク管理に最適なユニット単位での取引
– 米国でFXで億り人になるのが難しい理由
– おまけ:米国のプロップトレードファームにFXが少ない理由
– 米国はFX業者はケチ。なぜなら○○がそもそもない
3, 米国在住者が使える取引所
4, 総括
そもそもアメリカのFX取引所は規制の塊だった
前提にこれまで、アメリカでFXを始める方のために、株とFXの違い、ビザについて、取引時間についてなど書いていますので、分からない方はよろしければそちらからご覧ください。
【アメリカ在住者必見!】FXトレードと株トレードの違い
株式トレードとFXトレードの違いや、米国在住者が知っておきたい取引ルールや業者などを解説。
アメリカでFXの始めるにあたり ∼取引時間や取引所について∼
アメリカ在住だけどFX始めたいな。でもビザの問題や取引時間、取引所も日本と違いそうだし。。そんな方に向けた米国在住でFXをするための基礎知識を紹介。
アメリカのFX取引所が限られている理由
アメリカでは使えるFX業者が非常に限られています。これはアメリカで2008年に発足した、ドットフランク法という金融政策による結果です。

このドットフランク法によるFX業界への影響は大きく2つあります。
米国在住者へFXサービスを提供する業者へ厳しい条件を課したこと
アメリカでのFX取引ルールを規制したこと
ドットフランク法が発足する前は、アメリカにサービスを提供していたFX業者は40社ほどあったそうなんですね。ですが、この法律制定後はほんの数社になってしまいました。
その理由が、アメリカでFX業者としてビジネスを行う企業へ厳しい条件が課せられたことが原因でした。
ドットフランク法による米国の取引所の変化
ドットフランク法により、米国の米国在住者向けの取引所へ課せられたルールは、小さな取引所を一斉排除するには十分な力がありました。
例えば、会社の資本は常に二千万ドル(20億円相当)維持することや、負債額に対する対処法の改定。そしてブローカーライセンス取得条件の規制など、他にももっとあると思います。
これを見れば、アメリカでサービスを提供するブローカーになる条件をクリアするには、予め莫大な資金が必要ということが分かると思います。
FXトレーダーへの影響は残酷だった
ドットフランク法への影響は、ブローカーだけに留まりませんでした。トレーダーに影響があったFX取引ルールの規制はこちら:
★ 両建取引の禁止
★ FIFOルールが採用
いわゆる、規制のゆるい国で認可されたFX業者では、レバレッジ500倍などは当たり前ですよね。アメリカでも2008年まではそういったブローカーも多々あったんです。
ですが、この法律制定後、アメリカでサービスできるブローカーは、レバレッジが50倍までに規制がかかりました。これは、それまでレバレッジを掛けて大きな利益を継続的に出していたトレーダーたちには、致命的な出来事でした。
そして、一つの通貨ペアで、同時に売りと買いの玉を持つ両建取引はヘッジを行う上で大きな武器でしたが、これも禁止になります。FIFO(First in first out)ルールまで採用されたことで、更にヘッジしづらくなってしまいました。

なんて法律を制定してくれたんだぁ!とも思うこともありますが、こんな規制されたルール下でもヘッジする方法はあります。これに関してはまた別記事で詳しく解説しようと思います。
FXにおけるアメリカと日本との大きな違い
FX駆け出しの頃、日本のサイトで調べた内容と、アメリカのサイトの内容が違い、文章ではよく分からなかったので、実際に始めてみて気づいたこともありました。これは先程の内容と重複する部分もありますが、私が感じたアメリカと日本のFX事情の大きな違いを紹介します。
● FXで億り人になるのはかなり難しい
● FX業者からのプロモーションが全くない
低資金でも安心!リスク管理には最適なユニット単位での取引
アメリカでのFX取引で良いことは、リスク管理にロットよりも小さな単位で取引が可能なことです。
1ロットとは100,000通貨のことで、多くの業者がロット単位での取引が多いと思いますが、アメリカでは1ユニット(1通貨)から取引可能です。最近では、日本でも0.1ロットからOKなどの業者もあると聞いていますが、アメリカだと更に下回る大きさでポジションを持つことができます。
単位についてピンとこない方も多いと思うので、アメリカでの他の呼び名も含めてここでまとめると:
● 0.1ロット=10,000ユニット= 1ミニロット
● 1,000ユニット= 1マイクロロット
● 100ユニット = 1ナノロット
英語表記:ロットLot、ユニットUnit、ミニMini、マイクロMicro、ナノNano
FXで億り人になることが難しい理由
もちろん日本だろうと、アメリカ以外の諸外国だろうと、FXで簡単にミリオネアになることなんてできません。高いFXのスキルは大前提に必要になります。ただ、例えスキルがあっても、その可能性的な意味では、日本よりもアメリカはもっと低いと思います。
アメリカでは、例えFXのスキルを持っていても、数千ドル以下のように元手が小さい場合は、大きく稼ぐのはかなり厳しいことです。レバレッジが大幅に規制されていることは、アメリカのFXトレーダーが大きく稼ぐことを阻んでいる一番の理由だなと痛感します。
FXは定期的に安定して稼ぐことはできなくても、勝率を限りなく100%に極めているトレーダーは実在しますし、それは誰にでも可能だと思います。本当に自信のある、分かる相場だけを取引することで、リスク管理と確実性が増します。
ただしこの取引の問題点としては、そういった取引ができる環境がいつくるのかは、相場次第なので、取引回数は少ないです。だからこそ、そういった場面では、ロット数を上げてハイレバ取引ができれば、証拠金が少なくても、大きく稼ぐことは可能になります。ですが、50倍のレバレッジでは限界があります。
また、アメリカ在住者でも実家暮らしだったりとか、両親からの援助があるわけでなければ、米国での毎月の生活費用は日本と比べてもとても大きいと思います。
州や地域で家賃に差はあれど、大都会東京でも6万、7万円でアパートが借りれる日本とは違い、NY、LA、サンフランなどの米国都市部では、街外れに行っても$1500(15万円くらい)は当たり前。それでいて毎月の健康保険がバカ高い。。
毎月の出費と長期投資をしながら、税金分除けて余ったお金でFXとなると、FXだけで億を貯めるのはかなり難しい。。
米国のプロップトレードファームにFXが少ない理由
これは100%私の憶測ですが、アメリカのトレードファームがFXをあまり採用していない理由についてちょっと余談。アメリカのこの規制されたレバレッジも理由の一つだと思いますが、それよりも、
①リテールならできるリスク管理はプロップトレーダーは許されないことがある
②純粋に難しいから
だと思っています。私の中では、自信のある相場環境だけで取引すること自体がリスク管理の一環になっていて、中には超自信のある相場が来たときは、ユニットを最大で取引することもあります。
ですが、トレードファームはそんなことは当然許されません。サミさんのトレードファームや他のファームのYoutubeを見ていると、トレードファームでは、決められたリスク管理とルールを守ることを徹底する方が、大きな利益を出すことよりも重要な感じがしています。
また、株式トレードに使うテクニカル分析は、FXには当てはまらないことが多いようにも思います。これを絶対的に断言する自信はないですが、自分が取引していてそう思います。
FXは株式のように長期で買うということは少ないですし、取引時間足の短い場合が多いので、移動平均線が機能しないことはよくあること。また、FXはより細かい値動きも多いので、インディケーターではなく、ロウソク足の分析が欠かせない場面はより多いと思います。
これまでトレードファームのYoutubeや教材を見ても、ロウソク足を中心に分析しているファームは見たことがないです。
だからプロトレードファームでFXのトレーダーが少ないのも、おそらくですが、エクイティーやデリバティブで使うテクニカルツールを使っても、FXでは通用しないことがあったり、更にトレードファームの厳しいのリスク管理やルールの中で、FXで利益を出すのは難しいのかなと思いました。
米国はFX業者はケチ。プロモーションなどそもそもない
本題に戻りますが、これは日本の取引所を調べていて、いつも羨ましくなることですが、アメリカのFX業者では、紹介や口座開設のプロモーションがないこと。日本や海外のFX業者では、口座開設プロモーションなどがありますよね。内容は違えど、多くの業者で何かしらは行っていると思います。
ですがアメリカでは、株式トレードのブローカーでは紹介プロモーションはあるのですが、FXでは全くないです。更に、口座開設すればいくらかもらえますプロモーションなんて、一度も見たことがありません。
もちろん、今後変わるかもしれませんし、プロモーションがある=良い業者ではないですが、やはりせっかく開設するなら、ベネフィットが多い方が良いですよね。羨ましいです!
アメリカで取引できるFX業者
米国在住者が使える取引所については、こちらの記事で徹底解説していますので、ぜひ見てみてくださいね。
参考記事
米国在住者が使えるFX取引所を徹底解説 【国内、日本、オフショアのメリット・デメリット全部語るよ!】
アメリカでFX口座を開こうと思っているけど、日本とルールが違って調べてもよく分からない。。そんな方へ向けて、米国内の規制事情から取引所、そして米国在住者が使える日本の取引所。更に気になるオフショアまで、メリット・デメリットも兼ねて一挙解説した記事。
総括
いかがだったでしょうか?アメリカ在住の方でこれから取引を始めたい方には、役に立つ情報になっていれば嬉しいです。