投資系マルチ:Kuvera(クベラ)を解説【結論:楽して稼ぐ方法はない】

久しぶりにマルチの勧誘がきましたので、今日は今回紹介されたKuveraことクベラについて、私の公平な目(?)で分析してみたいと思います。
記事の目次
1, そもそもマルチ商法って?
2, Kuveraの会社とサービスについて
3, Kuveraの親会社の決算書分析
4, 総括
マルチ商法について
まず本題の前に、マルチビジネスやマルチ商法が何か分からない方のために、前提の話を説明していきます。
マルチレベルマーケティングとは
マルチビジネスの正式名称はマルチレベルマーケティングと言われ、英語でMulti Level Marketingと書くことからMLM(エム・エル・エム)と呼ばれることもあります。これはビジネスのスタイルの一種で、簡単に言うと個人が営業マンとして、顧客にその商品を広める、というもの。
MLMは基本誰でも参加できるビジネスで、商品の営業をする相手は、家族親戚、友人だったり、サークルかなんかで知り合った人でも誰でもOK。要はその商品を買ってくれる人がいれば、自分に収益があるよ!というものです。一応、Wikiでも調べてみましょうか。
連鎖販売取引(れんさはんばいとりひき)とは、特定商取引法第33条で定義される販売形態のこと。日本では俗称としてマルチ商法などと呼ばれ、別途法律で禁止されている無限連鎖講(いわゆるねずみ講)と近接する事例も多い。英語では”Multi-level marketing”(マルチ、マルチレベルマーケティング、MLM)あるいは”network marketing”(ネットワークマーケティング)と呼ばれる。”Multi-level marketing”は(マーケティングのシステムではなく)多段階報酬システム、”network marketing”は販売システムと使い分けていることがある。
Wikipedia
日本語での正式名称は連鎖販売取引っていうんですね。
この最後の文章“Multi-level marketing”は(マーケティングのシステムではなく)多段階報酬システム、”network marketing”は販売システムと使い分けていることがある、とありますが、MLMだろうと、ネットワークマーケティングだろうと、自身のネットワーク内の人に商品を紹介していくシステムは同じです。私は最近、クベラではない別のファイナンス系マルチにも勧誘されたんですが、そこは正にこんな感じのことを言っていました。
“自分たちはマルチ商法ではない”、と言っていましたが、結局は自分のネットワークで人に商品やサービスを紹介するのは変わりないのです。報酬システムが段階になっているかいないか、の違いと言われても、勧誘を受けた側からすると、それは重要ではないですからね。
マルチ=ねずみ講ではない
ここで先に話しておきますが、今回このクベラの分析をするのは、マルチ叩きをしたいからではありません。むしろ個人的にマルチ商法自体は悪いものではないと思っています。
そう思う理由としては、会社としてはコスパが良いからなんですよね。
会社によっては、従来のように従業員として営業部に人を雇い、時給や年俸で給料を払い仕事してもらうこともあれば、別の会社では従業員を雇わず、マルチ商法を採用することで、会社は人件費や広告費を払わずに済み、その分マルチ商法の参加者が売った分だけその歩合を払うことにすれば、かなりのコスト削減になるのです。私はこのシステム自体は素晴らしいと思うんですよ。
問題なのは、マルチ商法をしている会社によっては、商品やサービスがゴミのような明らかに悪質な会社も実際に存在し、その悪い面しか知らない人は極端にマルチを毛嫌いすること。
マルチビジネスは好みが両極端に分かれるビジネススタイルですので、中にはマルチ商法と聞いただけで、アレルギーほどの嫌悪感を持つ人もいますよね。なので、マルチ=ねずみ講なんて噂もあったります。
ですが、マルチだろうとなんだろうと、会社の商品やサービスが理にかなったものか?そして紹介者がまともか?が重要なのでは、と個人的には思います。
マルチ会社によってルールが異なる
では、マルチ商法の大まかなビジネススタイルは分かったと思いますが、更に見なければならないポイントがあります。
マルチ商法を採用する会社は、会社それぞれが定めるルールというものが存在します。これはビジネスに参加する側が絶対に入会前に調べてほしいことです。
なぜなら、ビジネス参加者にとって、ビジネスの条件が厳しい会社もあれば、ネットワーク構成が複雑な会社だったり、入会費や年会費が発生する会社、ビジネスする上で資格が必要でそれにお金がかかる会社、などが存在するからです。
しつこいですが、これは個々の会社を前もってしっかり調べる必要があります。もし自分がそのマルチ商法に参加した際に、どれほどの勝算が見込めるか、ということを事前に確認することはとても重要です。
今からお話するのは、クベラに限らず、今後皆さんがマルチ商法の勧誘にあったときに、事前に調べてほしいポイントを教えますので、この記事を参考にマルチ会社を調べるようにしてくださいね。
Kuvera(クベラ)とはどんな会社?
私がこの会社の最初の勧誘にあったのは2年位前なのですが、そのときは投資を始めたばかりで分からなかったので、調べてから連絡すると言って断っていたんですね。というか、会社が知られてなさすぎて興味がなくて忘れていた、というのが本音です。
しかし、このブログを10月半ばに建ててから、そんな閲覧数は多くないのに既に複数の営業案件や勧誘が来ています。それほど金融系の業界が注目されているのだと思います。その中の一つがこのクベラだったんですよ。
まだ存在してたの?っていう気持ちで調べてみると、2年前の自分では分からなかったであろうことにも気づきましたので、クベラに参加を迷っている方は最後まで読んでください。
会社概要
こちらが簡単なまとめ。
- 名称: Kuvera LLC
- 本部: ユタ州Salt Lake City
- 発足年: 2013年
- 業界: ファイナンス
- サービス国: アメリカ、フランス、日本など
- 親会社: Investview
この親会社のInvestviewはOTCで上場している企業のようですね。たまに調べるとクベラの本社がニュージャージーと出てくるのは、親会社がニュージャージーだからのようです。
クベラのサービスはわりと世界に広まっているようですが、このLLCはアメリカの会社なのでしょうかね。以前はWealth Generatorsという名前だったとか。なんか、Kuveraって公式の情報が少なすぎて、このウェブサイトとLinkedInくらい?って思います。
ビデオを見てみよう
これがクベラで提供している広告動画なので、見てみましょう。日本語訳もあります。
ここから見れます
これをクリックすると見られます。(貼り付けしたら、貼り付けでは映像が流れないようになっていることが判明。。)
最初にウォーレンさんを出して投資が大事だと言って、いかにもって感じなところとか、“お金に働いてもらう方法を見つけた” という言いまわしも、楽して稼げるよ!的なニオイがしますね。。
提供しているサービスは取引プラットフォームと投資教育だとありますね。株式、FX、クリプトにおいて、クベラにいるプロの投資家たちが分析し、それを基にアラート配信、教育コンテンツの提供、自動運用といった感じ。
つまり、自分でやらないで誰かがやっていることをコピーもしくは任せれば稼げるよ!というシステムですね。これが本当なら素晴らしいですね。
で、クベラ会員になると、親会社のInvestviewのアカウントにもアクセスできて、Safe Managementにもアクセス可能。親会社はあとで決算書見るときにさらっと調べますが、このSafe ManagementもInvestviewの子会社らしいです。Investiewに所属するファイナンシャルアドバイザーが代わりに資産運用したり、ということらしい。
確かに、一般でもファイナンシャルアドバイザーにアドバイスもらうのにはお金がかかりますからね。このクベラのサービスが月々いくらなのか気になります。
サービスを深ぼって見てみよう
では、もしクベラ会員になるとどんなことが得られるのか、月間費も一緒に見ていきましょう。
●クベラユニバーシティー
●マネープロ
●アラートワン
●Safe Managementサービス
●ウォレットプロ
●トラベルプロ
あまりにも公式の情報がなさすぎて、違和感を覚えながらも、こちらのYoutubeを見つけたので、こちらを参考にしています。
会社は自身で広告することなく参加者(ディストリビューターといいます)を使って宣伝させているからでしょうね。この方のお話は聞きやすくて、Youtubeもとてもわかり易かったです。
まず、クベラでは、公式ビデオにもあったように教育プラットフォームと運用のプラットフォームを提供しているよ、とのこと。クベラTVやクベラユニバーシティー、マネープロというのは、要は投資の教育コンテンツの配信のようです。
アラートワンは、プロのトレーダーが行うアラート配信で、なぜそのようなアラートを出したのかの根拠も調べることができるのだとか。
このSafe Managementは自動資産運用サービスで、これにはそれぞれの種類に名前がついているようですが、中身だけ説明すると、株式の自動運用(入金$5000〜)、ETF($2500〜)、クリプト($1000〜)、そしてFX(不明)があるようです。
で、このクリプト運用サービスはちょっと複雑で、クリプトの種類やマージン有り無しでアカウントが分けられるので、全部で6種類のアカウントあるそうです。このアカウントの種類のことをプールと呼んでいました。そして、複数のプールに契約した場合、さらにハイパーシップというレベルの高いプラットフォームを使える特典があるのだとか。
ちにみに、このSafe Managementサービスでは、手数料として3ヶ月ごと(クオーター期)ごとに利益の20%の手数料を払うそうです。
そしてウォレットプロとは、クリプトの取引プラットフォームのコインズームと提携し、そこで稼いだ金額が使えるデビットカードを発行するシステムのようです。このデビットカードは同じアカウントを持っている人だと海外送金が、手数料無料で秒でできるという利点があるそう。これは良いですね。
ですが!クリプト取引に規制が高いニューヨークとハワイでは使用不可です。その他の国でも規制がある国や地域は気をつけてくださいね。ニューヨークではクリプトのマージン取引が不可なのです。。
最後トラベルプロは、会員になった人には提携しているホテルや、エアチケットなどが、定価より安く購入できるサービスのようですね。
会員費用など
では、クベラの会員費について見ていきましょう。クベラには4種類の会員があり、
●セレクト
●プレミアム
●エリート
下に行けば行くほど様々なサービスが使える、といった感じです。
チョイスプランは初会費$100で月額$100。これは教育コンテンツとクリプトのウォレットサービスなどが使えるという、とても限定的なサービスのよう。そしてセレクトになると初会費$300に月$175で、チョイスプランにトラベルプロなどがついた会員。
そして自動運用サービスができるのは、プレミアム以上でないと行けないようで、プレミアムは初会費$600で月$175。エリートになると初会費$1500で月$175のようです。このプランそれぞれには、ウォレットプロサービスで発行されるデビットカードのキャッシュバック%も違うようです。
他に細かいことも色々ありましたが、こちらのYoutubeを御覧ください。
ネットワーク
クベラはネットワークビジネスですので、どのようにコミッションが入るのかということも調べてみました。
●ファイヤーボーナス
●エリートボーナスプール
●4x4ボーナス
これで全部ではないのですが、詳しくは会員になった人でないと分からないようです。
説明されていたのは、まずファーストスタートは、会員になって誰かを紹介した場合、最初の一人目の登録の際にコミッションが入るよ、というもの。これは登録した人の会員の種類によって金額が変わるようです。
ファイヤーボーナスとは、一人紹介ごとに、その紹介された人が会員でい続ける限り毎月$25もらえる権利収入のようです。なので、クベラではどの会員も月額費がかかるので、自分の下に複数の紹介者をつけて、その方々がずっと会員でい続けてくれれば月額費は無料になるよ、とのこと。
エリートボーナスプールはエリート会員限定のコミッション制度で、エリート会員で、4週間の間に自分の下にエリート紹介者を2人つけると、それが1シェアというものになり、クベラの総売上の1%をシェアを持っている3人で分けられるのだそうです。
そして4x4は、プレミアム会員以上で4週間の間に、クベラの定めるポイントのようなもの(GV)があるのですが、それを4000GV達成すると、クベラの総売上の3%がそのグループ全員で配分される仕組みなのだそう。
ここまで聞いた私の意見
2年前に紹介された時と比べて、色々と変わっているように思いますが、もしかしたらそれも会員になれば詳しく分かることなのかもしれません。確か以前は、クリプトマイニングというクリプト自動売買装置があり、それを契約するのに何百ドルから何千ドルと掛かった記憶があります。
更に、これから見込みのあるスタートアップ企業に自動投資するといったものも以前はあったのですが、なくなったところを見ると、あまり実績が良くなかったのかもしれません。
あと、もう一つ気になったのは、2年前のクベラのウェビナーでは会員でもトップのほうの人は、親会社のIvestviewのシェアを貰える、というベネフィットもあったのですが、それは今はないのでしょうかね?
いずれにしても、私はクベラはやらないです。気になる点を含めて理由はこの6つ:
② 自動運用の利益手数料が異常
③ 私のネットワークでは紹介は無理
④ アラート、自動資産運用実績が不明
⑤ アラート配信通りのトレードはうまくいかない
⑥ レビューが険しい
クベラはネットワークビジネスとはいえ、多くの方がただの会員で、ビジネスしない人も多いのだそう(ホントかどうかは不明です)。そもそも、紹介で安定したボーナスをもらうのはかなりハードルが高いと思います。
これまでの話だと、エリート会員にならないと全てのベネフィットが使えないので、エリートになると仮定します。
そうすると月額費は$175なので、ファイアーボーナスでこの額を埋めるとすれば、$25x7なので、少くても7人の紹介者がずっと会員でい続ける必要があります。
更に、エリートボーナスプールは4週間の間に2人のエリートを作るわけですが、エリート会員は$1500かかりますので、最初から稼げるかわからないメンバーシップにこの額を投資するのは、ある程度資産に余裕があるリスクテイカーでないと出したがらないですよね。
$1500プラス毎月$175もあれば、自分で証券口座開けて$1500をSP500連動ETFに入れたり、優良企業の個別株に入れたりで、毎月$175の定期投資もできます。私はトレードでも少なからず利益が出ているので、それを考えると、返って来ない$1500はもったいない!って思います。
ですが、例えば自分の周りに、お金に余裕が有り余っている人がいれば話は別です。既に自分の周りに金持ちのネットワークがあり、稼げる可能性があるものならリスク承知で投資したい!という人が7人以上いるのであれば、ぜひやっても良いと思います。
7人紹介した時点で月額費はなしになりますし、全自動の資産運用を3ヶ月、半年ほどやってみて、利益があるならそのまま続け、ないなら投資失敗ということで辞めても良いわけですし。
あと、自動運用のSafe Managementですが、これってなぜ利益の20%もクベラに払うんですか?会員は月額費もかかるし、最初も高い入会費用を払うんですよね。
それでいて、私達はその収益の30%くらいは税金で持ってかれるんですよ?今後バイデンさんが大統領になったら、US在住の方は投資の税金が上る可能性があります。
つまり利益の半分以上は他に持っていかれるんですよ。それでいて、損失しない保証はない訳ですからね。。
先ほどのYoutube以外でも、色んな方のブログやYoutubeでクベラについて見てみましたが、アラート配信の実績は良し!自動運用の実績も良し!などといった言葉は多いのですが、そこに証拠となるものがないのですよね。プライバシー関連で見せられない、ということかと思いますが、それでは信頼性には欠けますよね。
また、一番稼げないFXの自動運用でも日利2%以上、などとありますが、これって本当なの??って思うんですよ。どんなAIでも人間でも、トレードで連勝するなんて聞いたことがないのです。そんなに優秀な自動運用システムならぜひ日銀が使うべきですね!
アラート通りに自分でトレードするというのも、聞こえは簡単ですが、実践は難しいと思います。
アラート配信までの時差もあれば、配信の瞬間まではその通りだったとしても、突如相場環境が変わることはFXではよくあります。あとは、慣れてない人の場合はエントリーまでに手こずったり、プラットフォームの問題でプロセスに時間がかかりすぎたり、その間にエントリー機会が終わっていたのに、知らずにエントリーして失敗。。なんてこともあります。
結局は自分でチャート分析ができないと、値動きの根拠が分からないので、プロトレーダーがいくら説明してもその意味を理解するのは難しいんじゃないかな、と思います。
唯一、アラート配信に従っても大丈夫なのは、移動平均線がバッチリ機能している超綺麗なトレンド環境、でしょうかね。
クベラに関するRedditなどのレビューを見ても分かりますが、多くの方は稼げなくて辞めています。
と、ここまで悪いことばかりしか言っていませんが、クベラではプロのトレーダーがいて、その方々の提供する優秀な教育コンテンツ配信もある、と書いてあります。ですので、投資の勉強をしたい、という方には、勉強代だと思って一番安いプランに入るのは有りかと思います。
ある程度勉強できて自分でチャート分析できるようになれば、アラートを参考にした取引、というのも良いと思います。まぁそこまでできれば、クベラで月額費なんか払わず投資資金にしたほうが良いと思いますけども。
また、既に有り余る現金がある方なら、試しにクベラに投資してみるというのも良いと思います。
ちなみに、クベラに関するレビューは、アメリカのサイトで調べてくださいね。日本ではまだ広まっているところなので、口コミが少ないと思います。
Investviewの決算書を見てみた
と、クベラに関する情報や感想はこれで以上です。ここからはクベラに直接関係ないけど、将来的に長い目で見たら関係あるんじゃないかと思ったことを紹介します。それが、親会社Investviewの決算書です。
この会社ですが、上場といってもOTCなので、ナスダックやニューヨーク証券取引所に上場している会社ではありません。
OTCはそういった規制の厳しいマーケットを介さず、民間のディーラーを通して株取り引きができる会社ですので、上場の聞こえの響きは良くても有名所のGAFAとは全く違います。OTC株全てが悪いとは言いませんが、いわゆるペニーストックと言われるものの多くがOTC株です。
チャートを見てみよう
これがInvestview(INVU)の月足。株価は2セントちょっと(日本円で3円くらい)です。
明らかなバッグホルダータイプ。全く流動性ない。OTCだから仕方ないのですが、それにしてもこんな株普段のトレードでは見たことないです。っていうのも、この会社2000年からOTC銘柄になっているのですが、上場当時の株価が$2800ですよ?で今は$0.02。ってことは、十万分の一?その頃株を買った投資家は大損こいてるってことなんですかね。。こちらが日足チャート。
短期トレードなら良いですね!いい感じの逆三尊です。これは一過性の上昇が見込めますね。ただ週足では20MAが下がっているのでもうちょい様子見ですが、この後ニンマリとしてきたら買いエントリーできます。
財務諸表
と、短期トレードはどうでも良いですね。こちらが直近の10Q四半期決算(9月30日締め)の損益計算書。
6ヶ月間の純利益は、今年と昨年と比べて両方損失ですが、3ヶ月間の純利益は今年は黒字化していますね!ですが昨年よりもサブスクライバーが減ってその利益は下がっています。利益を上げている要因はマイニングとなっているので、クリプトかなんかのマイニングの利益でしょうかね?気になるのは、営業収益はプラスでも、その他の収益欄がマイナスなので、結局利益はマイナスということですね。利子が嵩んでいる模様。何の利子だ?とりあえず貸借対照表へ。
やっぱり気になるのは、流動資産が負債を大幅に下回っていることなんですね。仮に固定資産もなんとか現金にしたとしても、払いきれないほどの負債を抱えています。資本の部を見ると累積赤字拡大。
れっきとした債務超過です。
上場したとはいえOTCなので、投資家から集められたお金も少なかったのでしょうね。例えばですが、ナスダックやニューヨーク証券取引所に上場している名前が有名な会社の中には、累積赤字なのに投資家からの投資が多くて、赤字をカバーすることがよくあることなんですよね。あまり良いことではないですけども。お金集めのために上場するわけなので。。
ですが、この会社の場合は赤字額が圧倒的に上です。優先株も$0.001で50,000,000株発行できるキャパに対して、シェアホルダーは42000程度なので、$47にしかなってないのは少し可哀想にも思える。。資本の部がマイナスなのは初めて見ました。それにしても2000年頃は一株$2800だったわけですよね?そのときに買った投資家が気の毒でしょうがない。
キャッシュフローもさらっと見てみましょう。(大きいのでこちらのページを見てみてください)
営業からのキャッシュフロー。あれだけ大きな赤字なのにここがプラスに転じているのはなぜだろう。。見てみると、Other liabilitiesがやけに多いから、となっているんですがなんだこれ。
支出が多いのは、前払資産と借金。何に借金したんだろうか。NOTE6に借金の詳細が書いてはあるんですが、なぜ借金したのかは不明です。
主に現金調達方法は株式と借金。それは良いんだけど、最悪なのがそれでいて債務超過になっていること。この会社の借金がもし、投資での損が原因だったとするならば、クベラ会員も他人事ではないと思う。
でね、最後にこれ見てほしいんですけど、
見えなかったらすみませんが、CommandとFでGoing Concernで検索して自分で決算書見てください。
まず説明の前に、私が見せている決算書はクオーター期(四半期)に出される監査なしの10Qと呼ばれるものなんですね。一般に、10Kは有価証券報告書という厳しい監査有りの年次決算書で、その監査では、企業は監査員から様々な意見や問題提起を投げられます。
で、上にあげた写真はGoing Concernといって、今後の課題、問題点が書かれた項目なんですが、これには、前回のInvestviewの年次決算の監査の際に、Investviewの過去の損失や累積赤字、現金残高、および運転資本の赤字が、継続企業として存続できる能力があるか、大きな疑問を提起している、と書いてあるんですよ。
要は、監査員たちはこの会社の存続を疑っている、ということなんですね。
そしてその資金繰りの改善対策として、Investviewが取ろうとしているのは、
★ ボーナスの支払いを減らす
★ 新しい事業を拡大
★ 追加の借金
★ 株式発行で資金調達
これらを計画している。と言っているんです。それでいて、新規事業が何なのかも示されておらず、計画中ってだけで何も証拠がないのです。
更に悪どいのが、何の関係もない従業員やメンバーのボーナスを下げ、株式発行で投資家からお金を取ろうとしているんですよ?借金を返すために新たな借金をするなんてさらって言っていますが、これは監査員も呆れますよ。
これは親会社だから、クベラは関係ないと思いますか?私ならクベラの今後に十分関連性のあることだと思いますね。
*アップデート(2021年7月)
2020年の10Kも見てみましたが、キャッシュフローが良いので、まだなんとかなっている感じですね。依然として赤字拡大の債務超過には変わりなし。借金と株式調達で賄っているのと、収益が上がっているのはどれもクリプトのおかげで、サブスクリプションやサービスからの収益は下がっています。この決算書は3月31日締めなので、ちょうど仮想通貨の最高値の頃ですね。なのでもしかしたら、今期は赤字になる可能性はありますね。
自分で決算書分析できるようになろう
個別株を選ぶために詳しく決算書を読めるようになりたい!という方は、私も入っている、鈴木花子先生の有料クラスがお勧めです。現在はDiscordで色んなメンバーさんと情報交換ができるのですが、テック系偉人、天才がたくさんいるのでとても勉強になります^^ 花子先生のYoutubeもぜひ見てみてくださいね。初心者でも手軽に決算書分析ができる本がほしい!という場合は、Amazonでは米国株投資について解説した本も出ています。
こちらの本は、日本語だけでなく英語での解説もあるので、英語学習にもとても良いです。米国在住者でも専門用語は勉強になりました。できるだけ難しい単語や表現を使わず、すごく分かりやすいと思います。長期投資の株を決めるのに、決算書分析でこれだけはおさえて!というキーポイントが分かりますよ。先生の銀行員時代のお話も書いてあり、とても興味深く1日でスラスラ読める内容です。
日本またはアメリカのアマゾンを選べます
アマゾンアメリカアマゾンジャパン
最後は自分で決めよう
これまで話してきたことは、あくまで私一個人の考察、分析、意見です。今後クベラを紹介されたり、今入ろうか迷っている方、例え親友に勧誘されたとしても、逆に反対意見をゴリ押しされたとしても、投資と同じ、最後は自分で決めてくださいね。この記事が何かの役に立てれば幸いです。