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FXトレードと株式トレードの違い 〜米国で利用可能な業者なども解説!〜

FX トレード

今日は、FXトレードと株式トレードの違いをお話するよ!筆者が駆け出しの頃、右も左もわからなくて、そもそも単語の意味すら分からなかった時代に、誰かに教えてほしかったと思うことをまとめたよ。アメリカ在住者向けのアメリカでの取引所やルールも紹介してるので、ぜひ最後まで見てね。

私が投資の世界に興味を持ち出したのは2年前なのですが、それ以前はトレードが貿易だと思っていたほどの、筋金入りのド素人でした。当然、FXと株が何なのか違いも分かりませんでしたし、なんなら通貨や先物、オプションとか、実物を買うものとすら思っていましたからね。。そこから色々なサイトやブログなどを参考に基礎知識を詰めていきましたが、そこでアメリカと日本の違いがあることにも気づきました。今でもまだまだ勉強中の身ではありますが、これからアメリカでトレードを始めたい方には役に立てると思いましたので、FXと株取引の違いをまとめてみました。

FXと株の説明

FXは英語でForeign Exchangeの文字をとったもの。これは外貨取引、とか金融市場で通貨取引が行われているマーケット全体という意味を持ちます。

一方、株または株式というのは、個々の会社の資産の一部です。会社はこの株を売り、それを買った人からもらったお金を、会社の成長に使えるシステムがあります。

例えば、会社がビジネスを行う上で研究開発費や販管費だったり、もっとお金が必要だけれども現金がないという場合、会社が株を発行して投資家にそれを購入してもらうことで、会社はお金を集めることができます。

ですが当然、見知らぬ人にお金を渡さないように、正体が不明な会社では株式発行はできません。株式発行するには、株式市場(株の売り買いをするマーケット)に参加しなければなりません。その参加にはいくつもの厳しい条件があって、その条件をクリアした会社は晴れて参加する権利が与えられます。そうして株式市場の仲間入りすることを”上場する”という言い方をします。

上場すると、会社は株の発行が可能となり、その会社の将来を見据えた一般投資家は株を買い、そして会社は株を売って得たお金(これを資本という)を得て、会社の成長に使用できる権利があるんですね。

じゃあFXや株トレードって何?

FXトレードから説明すると、例えば米ドルx日本円(USD/JPY)、とかユーロドルx米ドル(EUR/USD)、といった感じで、2つの違う通貨のうち、前者の通貨1に対して、後者の通貨の価値がどれくらいか?という価格の変動をチャートに表したものを見ながら、私達はその値動きを予測し、取引をするのがFXトレードです。

取引というとちょっとお堅いイメージがありますが、実際に取引所に出向いて現金を売買するのではなく、全てオンライン上で行います。取引する人をトレーダーと呼ぶのですが、トレーダーはチャートの値動きをみて、今の価格よりも上昇するか下落するかを分析して、自分の証拠金を預けレバレッジを賭け、自分の思った方向に行けば利食い(勝ち)をし、逆にいってしまったら損切り(負け)します。

株トレードも原理は同じで、会社の株の価格というのは常に変動し、チャートで表されます。トレーダーはそれを分析しながら取引をする、というわけです。

テクニカル分析とファンダメンタル分析って?


テクニカル分析は短期トレーダーには欠かせない分析方法です。チャートを見ながら、場合によっては様々なテクニカルツールや、売り買いポジションなどの数値を見て、今後どう値動きが推移していくかを分析します。

テクニカルツールはインディケーターとも呼ばれていたりします。これは英語のIndicate(指し示す、示唆するといった意味)から来ているんですね。これらインディケーターはいくつもの種類があり、それぞれ表すものが違います。トレーダーは個々の取引スタイルに最も適したインディケーターを選んで使っています。ちなみに私はFXトレードではあまりツールは使用していないのですが、株トレードには使用していたりします。

ファンダメンタル分析は、政治的な出来事だったり、その国の景気、会社の経営状況や会社内部での不祥事などの出来事だったり、そういった取引対象物の状況に重点を置いて今後の値動きを分析することを指します。

そもそも政治に興味がなかった私には、今でも政治関連のニュースを理解するのは頭が痛かったりするのですが、トレードには9:1の割合でテクニカル分析が大事だと思っています。(←これは言い訳ではない)

FXという言葉について

ちょっと余談ですが、FXという単語は英語圏でも使われますが、日本とはちょっと違った意味合いで使います。英語圏でのFXは、トレードよりもFX市場といった感じで、一つのセクターの種類として呼ぶときには使われている印象です。専ら通貨の短期トレードする場合はForex tradingとか、短縮してもForexと言うことが多いです。インスタグラムなんかを見ていると、FXでも通用はすると思いますが、日本語でFXというと、通貨やコモディティ、仮想通貨取引なども含め、短期トレードすることを意味する気がします。よくビットコインFXなんて言いますが、外貨取引市場と仮想通貨市場は分かれていますよね!

トレードと投資は違う話


ここでする話はあくまで私の価値観の問題で、厳密な定義はないことですが、トレードと投資は意味が違うと思っています。英語圏ではこのように取引する人のことをTrader(トレーダー)とかInvester(投資家)と呼ばれていますが、この2つは明確に違いがあります。

トレードはチャート、投資は取引対象物そのものを見よう

トレードというのはチャートの分析が欠かせない取引です。ですので、チャートを見たときに相場環境の把握だったり、ロウソク足の理解、場合によってインディケーターを使うなら、そのインディケーターの特徴とか、どういったときに使うのが効果的なのかとか、そういった知識が必要不可欠なんですよね。トレードの場合、比較的短期的にお金を作ることが多いと思います。なので、個人的にはチャートの分析ができれば取引の対象物となるものは正直何でもいいなと。それがFXか株かの違い、って思います。

もちろん、ファンダメンタル分析がトレードに置いて全く必要ないのか、と言えばそうではないです。短期的に大きく値動きに影響しうる経済指標や、決算などのイベントでは、取引を避けることは場合によって必要ですよね。ですがそういった一過性の値動きも、チャートに予兆として反映することはよくあります。

一方で、投資というのは、その取引対象物そのものの分析が欠かせません。先程、チャートは通貨ペアの現在の価値や株の値段と言いましたが、それらは外部の刺激でどうとでも変動します。

例えば通貨であれば、トランプ大統領やパウエル議長の発言で米ドルの価値が一時的に急落することや、株式市場であれば、その会社の決算発表で、アナリスト予想を大きく下回った場合、翌日に株価が窓を開けて下落することはよくある話ですね。業績が上がっていてもそういうことがあるから、なんて理不尽なことと思うんですけどね。。

投資は確かにファンダメンタル分析が大切ですが、短期的なファンダメンタル要素は投資する上で全く意味がありません。投資で大切なのは、長期的に見てその取引対象物が世間にどんな価値をもたらすかを見極めること。会社に投資するなら、その会社のサービスや商品の理解だったり、決算書分析力が重要なんじゃないかなと思います。まだまだ私も修行中ですけどね!

トレードと投資の定義

これは個人の考え方次第と思いますが、私が明確に分けている定義がこちら。

  • トレードはエントリーポイント、利食、ロスカット、オーダーキャンセルが全て明確に説明できる取引
  • 投資は、取引対象物が存続危機になりそうだと判断するまで長期で持ち続ける取引

です。私は現在、長期投資は仮想通貨とETF、米株のみですが、選ぶ際に理由を明確に記載するようにしています。ですが、それらが全て覆ってしまったときにその投資は終わるのですが、期間としては年単位で持つものが多いです。

とはいえ、私の場合は資金力が小さいので、資金の運用効率を考えて、チャート次第でポジションの縮小リバランス(銘柄のポジション比率の変更)、マネーローテーション(投資資金量を銘柄同士で調節)などは随時行っています。

人によって、会社に長期投資をする際に、その会社やCEOが好きで応援のために投資する方もいます。私はまだそこまで余剰資金がないので、あまりそういった投資は行っていませんが、いつかそういった未来のために頑張ろうとする人や会社を応援できるようになりたいですね^^

アメリカでのFXと株の取引所

さて、ここからようやく実践的な話となるのですが、トレードを行う上で必要になってくるのがブローカー選びです。

取引はその株を買いたい会社だったり、インターバンクで直接行えるのではなく、そういった取引を仲介してくれる業者を選ぶ必要があるのですね。英語圏ではBroker(ブローカー)といいます。不動産やもブローカー(仲介役)と呼びますよね。

で、株式を購入できるブローカーは、例えば大手だとCharlesSwabやFedelity、E-trade、AmeriTradeなんかが有名ですね。これらは他にもETFやオプションなどを始め、様々な商品を扱っています。中には外貨取引も可能な業者もあるのですが、FX専門のブローカーというのも存在します。

アメリカのFX業者

アメリカでは日本と違い、FXブローカーの規制がとても厳しく、限られた業者でしか取引ができません。これについてはまた別枠でお話しますが、基本的にアメリカがベースのFX専門業者か、株とFXができる数少ない業者の中のどれかを選ぶしかありません。

アメリカで取引できるFX専門業者は以下の通り:

①OANDA US
②IG
③ATC Broker
④Forex.com

FX専門となると、今のところこの4つくらいかと。少ないですよね〜。。日本では日本の取引所プラス海外の業者も使えるのですから。これらはFXをされる方は絶対に一つとは契約したほうが良いです。

株取引のブローカーをFXに使うデメリット


既に株保有を長期投資としてしている方の中には、FXを始めるにあたり、既に契約しているブローカーを使ってFXもできないか考えている方もいると思います。結局のところ、どちらも同じ仲介業者であることは間違いないですし、個人の自由なのですが、私個人的にはFXトレードを行うならそれに特化したFX専門ブローカーがおすすめです。その理由が以下:

①業者によってFX取引ができない
②取引手数料が高い
③業者によってあらゆる申請が必要
④MT4サポートがない

大手仲介業者であるFedilityやE-Tradeですが、ここではFX取引すらできません。アメリカ在住者がFXトレードできる業者は、FX専門業者以外だと、AllyInvest(AI), AmeriTrade(AT)やInteractive Broker(IB)くらいではないでしょうか。(それ以外にもあったらすみません。。)

これらはFX取引はできますが、例えばAIは最低$250のデポジットと良心的ですが、ATはFXするのに最低$2000のデポジットが必要です。IBは以前は$10000が必要だったのですが、今は制限はないようです。そしてほとんどの業者が手数料がかかります。

手数料をなくすこともできますが、その条件として高額な一定額を常にアカウントに保有しておかなければならなかったり、IBだとProバージョンにすると月額費が発生する場合もあります。それに加えてスプレッド分が加算されます。FX専門業者であればスプレッド分だけのところが多いです。

また、業者によってマージンとオプションアカウントの申請を行う必要があり、それらは業者ごとルールがあって簡単に申請に通るわけではないのです。

そして、私的にFX取引には欠かせないMT4プラットフォームのサポートがないので、取引中に見慣れたチャートで取引できないのは私には大きな痛手です。といった感じで、トレード初心者でFXするなら絶対に専門業者がおすすめです。

FXと株トレードは商品の違いだけではない

まず、FXと株のマーケットの取引可能な時間帯ですが、FXはNY時間で日曜日の午後5時から金曜日の午後5時まで。基本平日24時間という感じですね。そして株式市場が空いている時間は月曜日〜金曜日の、午前9時半から午後4時までです。

なので、9時5時の仕事を家でやりたい人は、株トレードは魅力的かもしれません。そしてチャートが分析できれば、どの商品だったとしても短期トレードは実力的にはできます。しかし、トレード初心者でどの商品を取引するかをまだ決めていない場合、まず商品の取引条件を確認する必要があります。私のおすすめはFXです。

初心者がFXが良い理由

初心者なら株よりFXが良いと言われるのは、様々な理由があると思いますが、アメリカで取引する私の考えはこの3つ。

1、証拠金が少くて済む。
2、売り買いが自由にできる。
3、取引数に規制がない。

初心者のうちに大金を動かすのはリスクが大きいこともありますし、人によってはそもそも投資資金が少ない方もいます。株トレードの場合、最小でも1株単位で計算されるので、例えば1株$30のものを100株動かせば最低$3000はかかります。そしてその金額を動かすために、最低限アカウントに保有しておく金額も業者によって違いますので、株トレードを始めるなら、最低でも$5000の投資資金は必要です。ですがFXの場合、極端な話練習のために$100くらい入れて、数十セントから数ドル程度を動かすような取引も可能なのです。

また、FXなら買い(ロング)でも売り(ショート)でも簡単にエントリーできるのですが、株トレードでショートで入るのは条件が付きます。これに関しても別枠で紹介しますが、業者によってショートエントリーを許可していないところや、許可はしていても、取引銘柄を制限されることが多いです。

更にデイトレード(一日のマーケット時間に売って買い戻す、または買って売り戻す、の取引をすること)の場合、もしアカウントの証拠金が$25000以下なら、アメリカの規制ルール(FINRA)により1週間に3回までしかデイトレードができません。これは最初聞いたときに本当にびっくりでしたね^^;

なので、初心者の株トレーダーの多くがスイングトレードから入るのですね。FXではそんな制限はありませんし、証拠金がなくならない限りいくらでも取引ができます。

株取引の良いところはないの?

と、株トレードの悪口みたいになってしまいましたが、もちろん良さもあります。株トレードではそれだけ大きな金額を動かすのですから、勝った場合の利益も大きいです。

そしてこれはスイング取引の場合ですが、やはり成績の良い会社は、中期的にも上昇トレンドを作りやすいので、戦いやすかったりします。これは私個人の考えですけれどもね。

また、スイングなので基本的にイントラデイチャートの下位の時間足の分析が必要ないことが多いです。FXは長期保有には向かない銘柄も多くありますし、その日もしくは数日で取引を終わらすことを考えると、下位の時間足のチャート分析は必須です。株のチャートよりも複雑な分析が多いのは、まだまだ私も苦戦しているところ。

あとは、トレーダーなら必須ではないのですが、私はスイングトレードだったとしても、一度持った株は興味本位で調べたりしているので、いつかそれを長期保有する機会があれば、そのデータを見返せるので、それは良いことだと思います。

トレードはリスクあるけど楽しい

総括すると、どの商品のトレードにも良し悪しありますが、トレードは楽しいです。トレード一つするにも、証拠金、トレードルールの理解、リスク管理に業者選び、そして日々のトレード学習は必須です。ですが、自分の学習したものが取引結果に反映されたときの嬉しさは計り知れません。トレードはギャンブルや運、という言い分も理解はできますが、どんな値動きにも理由があると思いますし、学習すれば確実に結果に反映されます。ですので、迷っている方も練習用のデモアカウントでいいのでやってみることをおすすめします。