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【2022年の投資】チャートもファンダメンタルも気になる米国株5選!

個別株 米国株

今日は、筆者が個人的に気になっている、2022年に期待できそうな銘柄を5つ紹介するよ!

こんにちはオルカ(@orca_blog)です。
インスタ:オルカのインスタ

早いもので2022年を迎えましたね!去年はトレードに費やした時間は限られていましたが、たくさんの失敗から多くのことを学べた1年でした。(⬅毎年同じ)

先日、マーケット後にトレード日誌をまとめていた時に、ふと今年の相場はどうなるんだろうと考えていたんですよね。

色々なYoutubeを見ると、来年は難しい相場になると仰る方が多いと思うので、今日は、そんなときに選びたい銘柄5選ということで、私が個人的に目をつけている米国株をいくつか紹介していきたいと思います。

 *目次をクリックするとそこに飛びます。

前置き


2021年がどんな年だったかを考えると、インデックス投資をしていれば大きく利益を出せる年でしたよね。ですが、個別株運用していた方からすると、難しくもあったと思います。

なぜなら、ちょうど年始くらいまで騒がれて急騰していた株たち、例えばC3ai、クリスパーセラピューティック、Chewy、パランティアなどがダダ下げしたり、

決算書が良くても地味な銘柄、例えばディズニー、ハニウェル、インテル、ユニリーバ、ベライゾン、キャタピラなどは、2月〜夏を堺に長期的に下落し始めるという現象があったからです。

テスラは結果的に上げましたが、調整していた期間が長かったので、その途中で売り買いしてしまった投資家は、結局年間で見るとあまり利益が出せなかった。。なんて方もいるのではと思います。

かくいう私も、2021年にM1ファイナンスで作った個別株ポートフォリオを見れば分かるのですが、
 
(2022年1月初旬現在)

どちらも指数に勝てず。。傍から見ればどう見ても、大人しくVTIだけにしておけば良いのに。。というレベルなんですけど、まぁまだ懲りていませんよ♪

個別株は余剰資金レベルでの投資なので、今年も損失覚悟で指数に勝てるか勝負したいと思います!笑

ということで今日は、同じように難しい相場と分かっているのに2022年も個別株投資もやってみたい方向けに、今年目をつけている私の独断と偏見株5つを紹介します!

2022年のマーケットと期待のセクター


2022年は、様々な不安定な相場に大きく影響しそうな要素が多い中、それでもどこかにはお金が流れることを考えると、今年やるべきは2021年に目立たなかった優等生を探すことだと思いました。

私が2021年に伸びなかったと感じたセクターを見ていくと、

● アパレル
● 食品
● レストラン
● 日用品
● 工業系
● エンタメ・観光
● 農業系

このあたりなんですよね。

なので2022年はこの中で、地味だけど決算書が良くチャートが魅力的なものを探していこうかなと思いました。

多くのYoutuberの方が既に多くの銘柄を紹介しているのですが、できるだけそれらは避けて目立ってない株を選びたいと思います。

今回の分析で見る要素4つ

今回は5つもあるので、特に見る要素は:

● 大まかな財務諸表チェック
● ビジネス
● 個人的に特に良いと思ったこと
● チャート

という感じで、さらっと見ていきます。

大まかな財務諸表チェックとは、高校生でも分かる米国株の花子先生のYouTubeでも紹介されている、①流動性、②利益剰余金の有無、③フリーキャッシュフローの3つです。

2022年に気になる銘柄のファンダ・チャート分析!

では一つずつ見ていきましょう!

日用品界のマクドナルド、コルゲート・パルモリーブ CL

コルゲートは今回調べるまで分からなかったのですが、アメリカのスーパーに行けば絶対に置いてある日用品やペットフードを販売している企業です。

歴史は古く、1806年に洗剤やキャンドルなどを作るビジネスとして始まり、上場は1930年!かなり長い間存在している企業ですね。

簡単な会社概要はこちら:

  • 本部:アメリカ・ニューヨーク州マンハッタン
  • IPO: 1930年3月
  • 規模: 1500億ドルくらい
  • ビジネス展開国:北アメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジア各地
  • ビジネス:日用品の製造・製品開発、販売

余談ですが、これヘッドクオーターの住所が300 Park Aveなんですけど、

↑グーグルマップより。
昔この辺りよく通っていて、今考えればこんなビルあったかもと思い出した。。全然気づかなかったです笑

では決算書の中身を見てみましょう。直近10Kの損益計算書(P76)を見てみると、流動性なし

一般には1.5くらいほしいところなのですが、この企業の場合常に現金が少ないんですよね。

これまでの流動性比率の歴史を見てみると、

(花子先生クラス限定分析ツール使用)

こんな感じでもともと少ない企業です。この理由を説明するために、資本の部を見てみると、

累積黒字は十分にある企業なのですが、それを全部自社株買いに回しているんですね。

キャッシュフロー(P78)を見てみると、

フリーキャッシュフローありの、自社株買いと配当もしています

配当利回りは2.1%と健全な数値で、THE古株大手つまらないエリート企業です。日用品界のマクドナルドですね!

ビジネスの内容ですが、主に:

1, オーラル・パーソナル・ホームケア
2, ペット・ニュートリション

の2つのセグメントがあり、小売店、Eコマース、卸売、獣医師などに販売され、彼らの顧客はグローバルに分布しています。

それぞれのセグメントで、多くのブランドの特許を取得しているので、登録し続ける限り存続しているわけなので、これはかなり強いですね!

個人的に良いなと思ったことは、収入源が分散していること

歯磨き粉、洗剤、石鹸、デオドラント、ペットフードなど、各ブランドから分散されて利益が出ており、更に原料調達源も分散されていました

仮に1,2個のブランドが駄目になっても、他でカバーできるのと、今後も更なるブランドの開拓をしていく予定ともあるので、素晴らしいと思います。アメリカ国内に留まらず、国も分散されているのも好感が持てます。

もちろん、単純な商品ではあるので、今後もライバルは常に出てくるでしょうが、これだけ長年培ってきた実績があるので、急激にビジネスが衰退することは考えにくいと思いました。

最後はチャートを見てみましょう。

月足チャートです。これまで三角持ち合いを形成しながら長期間調整フレーズだったのが、ここを上抜けるかどうか、というところかと思います。

おそらくですが、今は一過性の上昇が来ているだけなので、一旦日足レベルでは大きな下げが来るんじゃないかな、とは思っています。

この紫色のオブジェクトラインが最低サポートとして、ここを深掘らない下落なら許容範囲なので、むしろそれより上で下げ止まり、再度上昇を見せてくるタイミングが来たら、そこは絶好の買い場になると思います。

私は既に少し持っているのですが、次の調整フレーズでも買い増す予定です!

高偏差値クラスの問題児、FMCコーポレーション FMC

FMCは農業株の一種で、以前YouTubeで紹介したことがあると思いますが、殺虫剤や除草剤などを中心とする農業科学企業です。

簡単な会社概要はこちら:

  • 本部:アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア
  • IPO: 1928年4月
  • 規模: 100億ドルくらい
  • ビジネス展開国:北アメリカ、ラテンアメリカ、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど
  • ビジネス:農業科学製品の製造・開発、販売

FMCってFood Machinery Corporationの頭文字を取ったものなんですね。

FMCの名前は1948年に作られたようですが、もともとは引退した発明家のおじいちゃん、ジョン・ビーンさんが1883年に趣味で発明した殺虫剤のパンプが始まりという、なんとも歴史長い会社です。

上場は1928年にサンフランシスコエクスチェンジに上場したようです。

最初に断っておくと、この株、機関投資家からはあまり好かれていないので、地味なわりにけっこうリスキーな部類ではあります。

なんというか、先生に目をつけられている問題児だけど成績は優秀な生徒みたいな感じです。

ちょっと個人的な話をすると、この株は去年農業株についての記事を書いた辺りに、決算書が良さそうと思い持っていた銘柄でした。ですが、最初は好調だったのがその後株価が爆下がりして、結局最低サポートラインを下抜けてしまって損切りに。

調べてみると、これまで行ってきた事業を廃止したことにより元従業員から訴えられたり、

夏頃のクレーマーのライトニングラウンドでは、FMCはコスト問題がある、自分の信頼しているアナリストが売りと言っている! と言い放った辺りから更に売りが加速。。

アナリストの分析では、営業キャッシュフロー以上の借金をしているから良くないと言われていたり、実際決算書みるとそうなんですが、でもそんな言うほど悪いか?とずっと思っていたんですよ。むしろここまで下がるなら、いつか好転したタイミングでまた買おうと思っていた銘柄でした。

現在ちょっと好転の兆しが見え、チャートは好きなので、次の年次決算が良ければ買い増そうと思っているので、今回ここに入れました。

とりあえず決算書を見に、10Kの貸借対照表(P50)から見てみます。

流動性あり

資本の部を見ると、

累積黒字上昇自社株買いもしていますね。

キャッシュフローは51ページからで、よく見るとcontinue operationsとdiscontinue operationsの2種類の項目がありますよね。

このDiscontinuedは何かというと、これがさっき言った過去に廃止した事業の名残なので、これらも足して計算してみてもフリーキャッシュフローはあります

ですが、財務からのキャッシュフローを見ると、

2019年にかなり大きな借金をしています。ですが、6割は返しているようですし、毎年黒字が出ていて、プラス健全な配当を出しているということ。

そして、直近10Qでも売上、純利益共に上昇しているので、

まだ期待できそうかなと思いました。

彼らのビジネスは、農業科学製品の開発・生産、販売で、セグメントは4つあり:

● 防虫剤
● 除草剤
● 殺菌・抗カビ剤
● 植物ヘルス

防虫剤が6,7割を占めていますが、顧客はアメリカ国内に留まらず、アメリカ、アジア、ラテンアメリカを中心にグローバルに分布しています。

個人的に良いと思った理由は、この企業もさっきのCLと同じように、セグメントが分かれていて、グローバルに展開によるリスク分散が気に入ったポイントの一つです。

ではチャートを見てみると、

週足レベルで二点底つけて、最近上昇し出したところです。これがこのまま機能してくれれば、少くとも今年前半は上昇が見込めるかなーと思いました。

ただし、この株は機関たちの影響が大きいので、決算結果はモロに反映する可能性が高いです。年次決算が来月あるので、それが良ければ普通に買いを入れたいと思います。

Everywhere in Supermarket、ジェネラルミルズ GIS

ジェネラルミルズはアメリカ在住の方ならいつもマーケットで見かけるブランドかと思います。食品業界の生産、卸売企業です。

マコーミックやタイソンフーズも好きなんですが、今回はここが一番良いなと思ったので選びました。

会社概要はこちら:

  • 本部:アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス
  • IPO: 1928年11月
  • 規模: 300億ドルくらい
  • ビジネス展開国:北アメリカ中心、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア
  • ビジネス:食品産業の生産、販売

このブランドを見ると学校を思い出すんですけど、子供も通うアメリカの公立校の給食には決まってゼネラルミルズの食べ物が出てきます。

夏休みの間、学校で無料で食べ物を配っていて、たまに貰いに行っていたんですが、普通に美味しいんですよ。

ブランドを見てみると、

お子さんのいる家庭なら、チェリオスのシリアル、ピルスバリーのバタークリーム、ベティークロッカーのお菓子とかは定番!という方も多いかもしれませんね。

ゼネラルミルズはビジネス開始も上場も1928年。ですが創業の歴史を辿ると、そのストーリーは1866年にカドワルダー・ウォッシュバーン氏が小麦の製粉所を作ったことが始まりのようですね!

今回のグループは歴史が長い企業ばかり。。

では決算書に行ってみると、まずは直近10Kの貸借対照表(P48)から。

なんか見飽きた決算書だなぁ。。流動性なしの黒字たんまりの自社株買い企業

キャッシュフロー(P50)は、

フリーキャッシュフローありの配当有り。ここもTHE古株大手つまらないエリート企業ですね。

配当利回りは3%とけっこう高めですが健全な範囲内。

直近10Qで最近の売上はどんな様子かみてみましょうか。

売上は上がっているけど、原価が上がって純利益は落ちている様子。

おそらくコモデティーの価格変動、サプライチェーン問題によるものかなーと思いますが、そのようですね。

ゼネラルミルズのビジネスは、食品産業での生産・販売です。

アメリカでの主要なマーケットなどに出荷。メインはアメリカ国内ですが、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアなどの国々からの売上もあるようですね。

食品企業は他にもある中、今回個人的にゼネラルミルズを選んだ理由は、他の食品企業と比べて、セグメントが分かれていてリスク分散ができていることと、決算書が特に良いと思ったからです。

ゼネラルミルズのセグメントは8コくらいあって:

● スナック
● インスタント食品
● シリアル
● ペット
● ヨーグルト
● ベーキング用生地
● ベーキングミックスパウダー
● アイスクリーム

どれも分散されて収益が出ていますよね。

そして、収益に見合った自社株買いに配当

機関のレポート見ると、借金が多いと言われていましたが、十分返せる程度に収まってるのと、黒字も増えているので、現時点ではあまり問題だとは思いませんでした。

チャートを見てみると、

月足チャートですが、最近ちょっと急に上げすぎた感はありますが、前回最高値の節目を超え、まだ上昇圧力は強いですね。

週足レベルでは、この節目がレジスタンス転じてサポートになる値動きがあったので、今少しエントリーしていますが、今後下げが来ても、このチャネル下限を深ぼらない限りは、保有しているつもりです。

この手の古株大手企業は、最高値で入るよりも下がったところで買いに入ったほうが良いので、次にマーケットが下げるタイミングで、更に買いたいです。

レストラン界の出来杉君、テキサスロードハウス TXRH

テキサスロードハウスは行ったことないんですが、これもまた決算書が良いレストラン企業です。

東海岸にもあるようなんですが、株の勉強するまでこんなチェーンレストランあったことすら知らなかったです。

どこにでもあるファミレスなんでしょうけど、メニュー見るとすごく美味しそう。。

この企業も、これまで何度かYoutubeで紹介しているのですが、2021年はパフォーマンスが悪く、わりと大きく損をした銘柄の一つです。

決算がアナリスト予想に届かないとかで、コロナ禍で大変な中黒字を出しているのにも関わらず文句つけられて下がっていましたが、個人的には何が問題なのかさっぱり分かりませんでした。

アナリスト分析もいくつか見ていましたが、PERが高いだのOvervalueだということなんですけど、これまでチポートレやマクドナルドはずっとそう言われてきてるのに株価が上がってるところを見ると、チャート的にも今年は上げていけるんじゃないかな、と思いました。

会社概要は、

  • 本部:アメリカ・ケンタッキー州ルイビル
  • IPO: 2004年10月
  • 規模: 25億ドルくらい
  • ビジネス展開国:主にアメリカ国内
  • ビジネス:レストラン業、フランチャイズ

ここ、名前はテキサスなのにヘッドクオーターはケンタッキーのルイビルです。ルイビルは大麻生産でも有名な地域で、自分が使っているCBDオイルはルイビル産です。

あでも、店舗数はテキサス州が一番多いそうです。

上場は2004年と、今日の株たちの中ではわりと最近ですが、創業は1993年とそこそこ歴史が長い会社です。

テキサスロードハウスはほぼ国内ビジネスなので、規模はそこまで大きくないですが、海外にもいくつかは店舗があるようですね。

じゃあ決算書を見てみたいと思います。直近10Kの貸借対照表(P68)です。

2020年、2019年共に流動性なし。歴史を見てみると、

長年ないようですね。

資本の部を見てみると、

自社株買いについて書いていないですね。2019から2020年にかけて黒字拡大。コロナの影響を受けていないのでしょうか?

ちょっと損益計算書も見たいと思います。

普通に受けてました。そりゃそうですよね。ですがそれでも純利益が出ているから黒字拡大してます。凄いですよね。

あと、自社株買いもしているはずなのですが、キャッシュフローを見てみると、

フリーキャッシュフロー有りの、自社株買い&配当。現在の利回りは1.8%と健全ですね。

ビジネスは言わずもがな、レストランサービスとフランチャイズ収益

個人的にテキサスロードハウスが好きな理由は、やっぱりコロナ禍でも黒字を出して安定していること

レストラン系って意外と赤字の企業が多くて、Yumブランド、ドミノピザ、ウィングストップ、デニーズなど、アメリカ在住者なら知っている有名ファーストフードやレストランチェーンでも、長年経営しているのに赤字というのはよくあるんです。

あとは、黒字化しているけど実力以上の自社株買いをするチーズケーキファクトリーのような企業も、安定とは言えないかなと。

それと比べると、テキサスロードハウスやチポートレは優等生。今後コロナが収束して外食も増えることを考えれば、レストラン系一つは持っておいても良いかなと思いました。

チャートも見てみましょう。

これは週足です。まだ三角持ち合いをウロウロしていますね。なので、日足レベルではまだ下げてもおかしくない相場です。

ただ、この三角持ち合いの下限を確実に深ぼって、これがレジスタンスにならない限りは、ここから長期的に上昇する可能性はありそうなチャートです。

個人的には既にポートフォリオに入れていますが、直近週足は上ヒゲ長いロウソク足ですし、日足レベルでは陰線になっているので、今の下落の下げ止まりを確認してから入っても遅くないですね。

節約女子たちの愛用店、TJマックス TJX

では最後は買い物好きにはたまらない、ディスカウント洋品店TJマックス

自分も去年のクリスマスプレゼント選びにお世話になりました。

TJマックスのようなディスカウントストアでの買い物のコツは、繁忙時間帯には行かないこと

当たり前なんですけど、ここは特にレジの長蛇列が毎日できるので、時間帯を変えるだけで1時間〜30分は節約になります。

また、クリスマス直前に行くと、引きこもりにはあの異常な混雑に疲弊してしまうので、プレゼントは何ヶ月か前に買っておいてクローゼットに仕舞っておくほうが良いです。

さて、会社概要はこちらです:

  • 本部:アメリカ・マサチューセッツ州フラミングハム
  • IPO: 1968年より前(?)
  • 規模: 300億ドルくらい
  • ビジネス展開国:アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア
  • ビジネス:アパレル、小売

驚いたのが、TJマックスが1977年に創業しているということ。

勝手に若い企業なのかなーと思っていたんですけど、歴史長いんですね!

なぜかTradingviewのチャートを見ると、少なくとも1968年からあるんですが、創業よりも前からあるのは不思議。。

決算書に行ってみると、まずは10Kの貸借対照表(P57)から。

流動性は有り

ですが、

黒字企業ではあるけど、累積黒字がそこそこ減っているので、おそらくコロナの影響はけっこう受けていますね。

損益計算書も見てみます。52ページです。

前年同期比で売上が30%近く減少してますね。でもちゃんと純利益は出ている様子。

TJマックスの場合は、実店舗メインのビジネスモデル柄仕方がないので、この場合直近10Qのパフォーマンスのほうが重要なので行ってみると、

9ヶ月比で約60%上昇の、3ヶ月比では20%上昇。これは良いですよね!

キャッシュフローは、

2020年はコロナの影響で大きな借金していますが、フリーキャッシュフロー有りの自社株買いの配当有り。現在の配当利回りは1.37%と健全です。

TJマックスのビジネスは、ディスカウント衣料品やホームファッションの小売、Eコマースです。

セグメントは4つで、

● TJマックス
● ホームグッツ
● TJマックスカナダ
● TJマックスインターナショナル

セグメントとしては分かりにくいのですが、主に①アメリカ国内のTJマックスとその系列店②アメリカ国内のホームグッツ(店名)。そして③カナダのTJマックス系列と、④その他の国でのTJマックス系列、といった分け方です。

やはりアメリカ国内のTJマックスの売上が一番高く、2/3を占めていますね。

個人的にTJマックスが良いと思った理由は、これらのリテール企業は在庫をいかに早く売るかが重要なので、その在庫の回転率が気になるポイントなんですね。

他のアパレル系と比べても、TJマックスは回転率が優れているので、ここが今回の決め手でした。

あとはチャートです。

これは月足チャート。今ちょうど、長らく意識されている抵抗帯を上抜けられるかどうかというところですよね。

個人的にTJマックスは、この抵抗帯辺りで買いを入れていて、その後ずっと含み損だったんですよ。

なんですけど、やっぱりコロナ後はビジネスも元通りになるだろうし、決算書は良いのでずっと保有していました。

今この抵抗帯付近ということも有り、短期目線ではここらへんで一旦大きく下げる可能性もありますが、ここはいつかは上抜けて上昇するだろうな、と思っています。

TJXは基本短期では値が荒れるので、今少し買いを入れても良いと思いますし、次にマーケットが大きく落とす事があれば、そこは絶好の買い場だと思います!

自分で決算書分析できるようになろう

個別株を選ぶために詳しく決算書を読めるようになりたい!という方は、私も入っている、鈴木花子先生の有料クラスがお勧めです。

有料クラスにはいくつか種類があり、簿記を学ばず決算書だけ簡単に分析できるようになるクラスや、本格的に簿記から学ぶクラス、ある程度会計用語が分かっている方ならいつでも入れる実践クラスなど、様々なクラスがあります!

私は2020年の夏から簿記から学ぶクラス⇒その後実践クラスに入っているのですが、当初は決算書って何?というレベルだったんですよ^^;ここで紹介している私の企業分析は、まだまだ深堀りできる要素はありますが、それでも一年間、週に1回1時間会計を学ぶだけで、少なくともこの程度は分析できるようになります。

現在はDiscordで色んなメンバーさんと情報交換ができるのですが、テック系偉人、初心者と言いながら最強のパフォーマンスを出す天才女性投資家など、天才がたくさんいるのでとても勉強になりますよ^^ 最近ではメンバーの方なら誰でも使える、凄腕AIプログラマーの方が作る分析ツールも使用可能!花子先生のYoutubeもぜひ見てみてくださいね。

もし、全くの初心者や英語に慣れていない方で、これから決算書分析や簿記から学んでみたいという場合は、まずはこちらの花子先生の米国株投資について解説した本がオススメ♪
    
こちらの本は、日本語だけでなく英語での解説もあるので、英語学習にもとても良いので、英語の決算書も読みやすくなります。米国在住者の自分も専門用語などとても勉強になりました。できるだけ難しい単語や表現を使っていないので、すごく分かりやすいですよ。長期投資の株を決めるのに、決算書分析でこれだけはおさえて!というキーポイントも分かります。先生の銀行員時代のお話も書いてあり、とても興味深く1日でスラスラ読める内容です。

実践クラス以外の有料クラスは入会時期が決まっているので、個人的なおすすめは、こちらの本を熟読⇒実践クラスに入る⇒もっと基礎を学びたければ、次の入会時期に簿記クラスも追加、といった流れです!

日本またはアメリカのアマゾンを選べます
アマゾンアメリカアマゾンジャパン

総括

実を言うともっと紹介したい株はあるんですよ。ですが、既に他の投資系Youtuberさんたちに言われてしまっていたり、ベストな株かというと、ちょっと不透明な要素があったりということもあり、今回はこの5つにしました。

ですが今回漏れた分は、2022年の好決算チャートが美味しそうな米国株ということで、近々Youtubeに上げようと思います。1月中には作りたいと思います。笑

今年もよろしくおねがいします。