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長期投資アプリ: M1ファイナンスで大損した話 【M1の使い方・機能・$50 特典など一挙解説!】

アメリカ生活 長期投資

今日は筆者が駆け出し当時に投資で大損した話を含め、投資アプリのM1ファイナンスを徹底解説をするよ!

こんにちはオルカ(@orca_blog)です。インスタでは投資銘柄など紹介しています。
オルカのインスタ

今日は、私が使っている長期投資用アプリ、M1ファイナンスのお話です。投資資金が少ない方にオススメの投資ツールなのですが、実はこれを使って大損した過去もあります。その失敗談を兼ねて、M1ファイナンスの特徴や良さ、機能、特典などを体験に基づいて一挙紹介します。

*2021年11月アップデート

M1ファイナンスって何?


以前、こちらの記事で長期投資アプリの紹介をしたのですが、M1ファイナンスとはアメリカ在住者が使用できる長期投資アプリです。アプリといってもれっきとしたブローカーですので、米国株やETFなどの取引が可能です。

M1ファイナンスの特徴

投資アカウント全般の話ですが、M1ファイナンスはアメリカ在住なら日本国籍の方でも利用可能です。しかし米国に納税するため、ソーシャルセキュリティーナンバー(もしくはITIN)は必要になります。

また、日本では米国株やETFを買うに1株あたりからでないと購入できないとか、手数料が掛かる、などの欠点があると思います。ですが、アメリカでは近年、自分の好きな額に応じて取引(FST)ができたり、手数料も無料のところが多いのです。このM1ファイナンスも、自分の好きな金額で、アカウント手数料無料で投資ができます。

M1ファイナンスの特徴をまとめると、

● 最低入金額:$100~
●投資商品:米国株、ETF
●手数料:無料
●取引:好きな額を好きな%で可能。取引時間は一日一回。
●リタイアメントアカウント:有
●自動投資:有
●アカウント数:いくつでもOK
●オンラインバンク:有り

M1ファイナンスは長期投資専門アプリといったほうがしっくり来ると思います。システムとしては、

① 最初に好きな銘柄を選ぶ
② 個々の銘柄の投資割合を決めポートフォリオを作成
③ ポートフォリオにお金を入れる
④ お金を定期的に入れる

といった投資方法ですね。

口座の開設方法

M1ファイナンスは最低入金額が$100からと良心的なので、まだ始めたことのない初心者の方でも始めやすいです。M1ファイナンスのアカウントは2種類あり、

● 一般投資アカウント(Individual account)
● リタイアメントアカウント(Retirement Account)

かを選びます。一般のアカウントは初期費用$100からOKですが、リタイアメントは$500から始められます。

アカウントの種類を決めたら、今度はポートフォリオを作ります。M1ファイナンスではこのポートフォリオをパイと読んでいて、選定銘柄の%分はスライスと呼んでいます。銘柄は最高で100銘柄まで可能です。

見た目はこんな感じ:

銘柄選定をして、各銘柄にどれくらい投資するかの割合(%)を決めたら、個人情報の入力に入ります。必須の個人情報は、

● 名前や住所など
● アメリカの銀行口座情報(アカウントナンバー、ルーティングナンバー)
● ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)
● 滞在ステータスの種類

その後、銀行口座の確認作業が入ります。この確認作業には2日ほど要するのですが、M1ファイナンス側からその銀行口座が存在しているかどうか、数セントの入金が2回ほどあります。入金を確認した時点で、M1ファイナンスのアカウントにログインし、入金額を入力すれば確認作業が完了です。

最後に、自分が投資したい金額をパイに入金して、お好みで自動入金設定を施せば完了です。お疲れさまでした 🙂

もし、写真付きのより詳しい開け方を見たい方は、こちらの記事をご参考下さい。

補足ですが、最初に銘柄選定をしたり、毎回入金することには、当然手数料はかかりません。しかし、あとから銘柄を追加したいとか、銘柄の投資割合を変える、などの調整は手数料がかかります
*2021年11月:リバランス費用は無料になりました☺

このようなポートフォリオの調整をリバランスと言うよ。

取引は一日1回、NY時間のマーケットオープン日の朝9時半に取引されます。ですので、例えば、NY時間で火曜日夜6時にリバランスや入金を設定した場合、それが実行されるのは翌日水曜日の朝9時半、ということですね。

M1ファイナンスのスマホ画面の操作方法

スマホでの簡単な操作方法に関して、動画を作ってみたのでよかったら見てみて下さいね。

〜操作方法編〜
● ログイン後の画面とポートフォリオ 0:18~
● ポートフォリオの銘柄の変え方 01:25~
● 銘柄変更後にやること 05:20~
● シェアパイ機能 05:53~
● BuyとSell機能とオートインベスト 06:25~
● デポジットのやり方 07:07~

〜以前紹介していたポートフォリオがその後どうなったのか〜
● M1ファイナンスで失敗したときの話と伝えたいこと 08:00~
● 今年作った安定銘柄のポートフォリオ 10:52~
● ポートフォリオのデータの確認方法 12:07~
● M1ファイナンスの良いところ 12:48~
● 高配当ギャンブルポートフォリオ 13:32~
● スペキュラティブ銘柄ポートフォリオ 15:19~
● 終わりに 16:28~

その他の機能

基本的な使い方はこんな感じですが、もしオンラインバンクやローンに興味があれば、M1ファイナンスでも開けることが可能です。

M1の他の機能には、

Spendアカウント
Borrowアカウント

があります。

Spendアカウントでは、年会費$95のクレジットカード(Owner’s Reward Card)を作ることができます。

ちょっと年会費が高いな、という感じですが、ベネフィットも高く、

提携している大手企業などで最大10%のキャッシュバック
その他の支払いは1.5%のキャッシュバック
キャッシュバックをそのまま投資に回せるので節税できる

大手企業にはこんなところも:

調べるとテスラとも提携していたので、テスラ車買うならこのカードで!!と思いましたが、毎月最大$200のキャッシュバックまでだそうです。

ですが、普段の生活でアマゾンやWalmart、ホールフーズ、スタバ、アップル、ベストバイ、ベライゾンやAT&T、その他提携のレストランなどで、月1000ドル以上使う方には素晴らしい特典。

これなら年会費95ドルを払っても十分元が取れるベネフィットだね!

またオンラインバンクも開けることができ、そのデビットカードは1%のキャッシュバックがあります。

オンラインバンクの最低入金額の指定はなし。他のオンラインバンクだと、一定額の入金が必須だったりするので、その点は良いですね。

ローンについては、2つ目のBorrowアカウントで可能です。その名の通りお金を借りる(borrow)アカウントなので、学生ローン、車、モーゲージなどが可能です。状況に応じて利率が変わってきますが、3.5%〜と他社と比べてかなり良心的かと思います。

M1ファイナンスでは更にお得なM1プラスメンバーもあります。プラスメンバーの特徴・ベネフィットとしては:

年会費は125ドル(最初の一年は無料キャンペーン中)
年会費$95のM1クレジットカードの年会費が無料になる
オンラインバンクのAPYが1%
マーケットクローズ枠にも取引可能
Borrowで更に低利子でローンが可能

プラスメンバーシップは初年度無料。2年目以降は$125かかりますが、その分クレジットカードの年会費は無料になります。

取引もマーケットオープンだけでなく、クローズ間際の時間にも可能で、オンラインバンクの預け利子が1%と、銀行なんかと比べてかなりお得です。

最も素晴らしい特典は、最低2%〜の低利子でローンができるので、ある程度資金力のあるクレジット歴が良い方であれば、最大にローンを借りて投資に回せば、運用次第では非常に高い利益が得られますね。

M1ファイナンスの投資で大損した話

この投資失敗談は、過去にお話ししているので、ぜひこちらも見て見てくださいね。
 以前のTilrayの記事

ここでは、特にアプリ側の要素から見た失敗談をお話します。

失敗に至った要因はアプリが原因ではない

私が投資の世界を知ったのは2018年秋頃でした。当時は株とFXの違いも分からなかったので、当然投資の仕方やブローカー選びの面でも全くの初心者だったのですね。

そこで、無知ながらに色々と調べてみると、スマホ投資アプリがあることを知り、一番最初に開けたのが、このM1ファイナンス(以下M1)だったのです。
 
Tilrayの記事でも書いた通り、大損した一番の要因は、単にリスク分散が何かを知らなかったということなので、アプリが主要原因ではないです。

当時、一つの銘柄に絞って投資すべき、一度買った銘柄は売るな、という考えが正しいと思い込み、1つの株に全額投資した結果、半年もしないうちに25%も大損したんですね。本当にアホですね^^;

そもそも、この筆者は企業の調べ方も知らなかったのと、2つ以上の銘柄に投資する概念がなかったんだから、大損しても仕方ないよね。

ですが今思えば、ロビンフッドやエイコーン(Acorns)などのアプリでスタートしていればここまで大損しなかったな、と思います。

Acornsやロビンフッドって何?という方はこちらの記事をどうぞ。

M1が悪かったと言ってるのではないです。ただ、もしこれから投資を始める方なら、投資の知識だけでなくブローカー選びも重要だよ、という話をします。

どういった投資をしたいかに合わせて取引所を選ぼう

これから投資を始める場合、それが例え小額から始められるアプリだろうと、どういった投資をしたいのかを明確にしてから使ってほしいです。私が使ってみて、これからM1を使う方に知っておいてほしいのはこの4つです。

●最初の時点で投資する全銘柄を決めないといけないこと
●好きなタイミングで取引できないこと
●IRAアカウントは最低$500必要であること
●まだ投資したことのない初心者なら、SP500連動ETFを

M1のように、最初にアカウントを開けた時点で、全ての投資銘柄を選ばなければならないのは、結構プレッシャーだと思います。

当時の私は、Tilrayだけに集中投資する予定だったので、銘柄選定には困ることはなく、ある意味良かったのですが、このM1の特徴でもある、最初にポートフォリオを全て決めるタイプのブローカーは、前もって保有銘柄を調べておく必要があります。

最近(2021年11月)確認したところ、リバランス手数料は無料になったので、徐々に銘柄変更していくことは以前と比べて容易になりましたが、スタートは肝心ですからね!

そしてFXなどのデイトレ・短期投資から入った方の多くが感じる欠点として、タイミングが重要な取引ができないことが挙げられます。

例えば、この銘柄は今利食いしたいとか、株価が下がっているから今この銘柄を追加したい、といったタイミングを見計らった取引はできません。M1の一日一回取引の特徴故、仕方がないのですが、それを重要視している方ならストレスになることもあります。

M1では、IRAリタイアメントアカウントは最初に$500ドル以上の入金を必要とするルールなので、初心者で投資資金が小さい方にはリスクが高いと思います。

特に、頻繁に銘柄変更をする予定の方には、ウォッシュセールルールの都合上もIRAの取引はおすすめしません

そういう方は、まずは$100から始められる一般投資アカウント(Individua account)にしておくのが良いです。実は私が最初に選んだのはこのIRAアカウントだったのですが、アカウントを開けるまで$500も掛かることを知らなかったんですね^^;

本当に初心者で、まだ何も調べたことがない方には、自動運用システムがあるエイコーンや、自分の状況を基にアイディアを出してくれるスタッシュ、好きなタイミングで好きな銘柄に好きな金額投資できるスタッシュやロビンフッドがお勧めです。

ロビンフッドであれば、手数料も無料ですし、投資額に決まりがないので、変な話$10とか$20から始める事ができます。

M1ファイナンス良いところ


さて、これだけ聞くとM1ファイナンスが悪いように聞こえますが、M1ファイナンスの最大の利点は、積立投資が簡単にできる、そしてオリジナルETFを運用できる、ということかと思います。

M1ファイナンスは積立投資に最高のブローカー

老後資金の積立をしたい方や、ある程度学習して自分の長期投資銘柄が決まっている方、ご家族(お子さんなど)の未来のためにアカウントを作りたい方は、ぜひM1ファイナンスで積立投資をお勧めしたいです。

他のブローカーでも積立投資できるのですが、M1ファイナンスは、

● 低資金から始められる
● いくつもの投資アカウントが無料で開けられる
● 1株ずつ買う必要がない
● スマホ一つで簡単にできる
● 自動投資機能がとても簡単で便利

などの点が非常に優れていると思っています。

もし既にポートフォリオが決まっていて、毎月それらに定期的に投資したい場合、他のブローカーだと、銘柄ずつ投資しないといけないところや、一株ずつの購入になったりします。また、Acornsやスタッシュなどのアプリは、アカウントを増やすと手数料がかかりますよね。

取引所によってはポートフォリオ全体に投資できると思いますが、M1はよりシンプルで見やすく、少額から行えるのが強みです。高価な株にもFSTで投資ができますしね。

また、必ずしも老後資金のためでなくても、中長期的に株式運用をしてみたい方にもおすすめです。

M1では好きな銘柄を好きな割合で配合できるので、自分でオリジナルETFを作り、自分で運用することができます。ある程度学習してから、今度は少額で自分で米国株を選んで運用してみたい!と思う方には最高のプラットフォームになります。お子さんの投資の練習にももってこいのアプリだと思いますよ。

あとは、大手のブローカーとの違いで決定的なのは、M1ファイナンスはスマホアプリがメインなので、スマホでできるので便利なことが挙げられます。私の使っているEトレードなどの大手ブローカーは、スマホアプリもありますが、容量の小さな古いスマホだと動くのに時間がかかったり、最悪取引中にクラッシュします。M1ファイナンスでは一度もないんですね。

ぜひM1ファイナンスも検討してみてくださいね。

M1ファイナンスのプロモーション


以下のリンクからM1ファイナンスに登録し、30日以内に$100以上の入金(IRAアカウントなら$500以上)していただくと、$10のクレジットがもらえます。
⬅こちらからどうぞ♪
*アップデート 2021年11月10日:
現在期間限定で$50のボーナスになっています。アカウント開設を考えている方はぜひ今どうぞ!

総括

ということでいかがだったでしょうか?投資アプリだけでもたくさんの種類がありますが、会社によって特徴は様々です。会社の特徴が、自分の投資に更に効果的になるように、ぜひこの記事を参考にしながらブローカー選びをしていただけたらと思います。