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【米国株トレード】リセッション局面でのショート取引と銘柄の選び方!~おすすめの銘柄も紹介♪~

トレード

今日は筆者の体験談をもとに、現在のリセッション局面での米国株ショートトレードと、その銘柄の選び方を紹介するよ!
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こんにちはオルカ(@orca_blog)です。
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今日は、以前出した動画で解説している、ショート取引に関する話です。

ここ最近ずっと米国株が下落していることもあり、もうボトムに近いのではないか?と言われていますが、個人的には、効率の良い長期的な下落は来なくとも、山あり谷ありで何度もショートできる局面は来るのではないかと思っています。

そういった考えもあり、前回の動画では説明しきれなかったポイントやアップデートを加えて、ブログに文章化しようと思いました。

今回の内容は、リセッション局面でのショート取引とその銘柄選定について紹介します。

株価を動かす要因について

ここでは、まず株価がどんな要因で動きやすいのかを簡単に紹介します。

このへんのファンダメンタルは、詳しく分析してくださるプロがおりますので、基本はプロの配信を聞くことを日課にすればOKです。

おすすめは、広瀬隆雄先生、ノブ塾NOBUさん、元日経新聞記者の後藤達也さんだよ!

広瀬先生は歴史から見る米国経済分析と決算結果、そして貴重な実体験。Nobuさんはチャートとファンダメンタル両方をポジティブ・ネガティブの2パターンで分析。後藤さんは主要な経済指標やその結果、用語をすごく分かりやすく解説して下さっています。

ただ、自分でもある程度の原理原則は分かっていたほうが取引しやすいので、大まかな部分をここで解説していきます。

株価を動かしうるファンダメンタル要素


直近のファンダメンタルで株価を動かしうる主な要因は以下の4つです。

① 利上げ
② QT
③ 経済指標(FOMC、雇用統計など)
④ 戦争などのニュース

①の利上げが重要なのは皆さん知っていると思いますが、これはよくデイトレーダーなどが見ている金利とは違うので注意してください。

この①の利上げは、フェデラルファンド金利FFレート)といって、簡単に言うと銀行間の取引の金利のことを指しています。

一方で、トレーダーが日々取引するときに見る金利は、10年債利回りが多いと思います。

例えば、この10年債金利が上昇しているときは、ハイテク株が下落、銀行株が上昇しやすいので注意を払い取引しています。

こんな感じで、ずんずんと上昇しているときは要注意ですね。
(5月8日(日)時点)

それと同時に、VIX(恐怖指数)も一緒に見ていたりもして、これも上がると株価が下がると言われていますね。

今回の①の金利上げとは、FOMCで決定されるFFレートなんですが、トレーダーに与える影響について、詳しくはで解説します。

②のQTとは、Fed(連邦準備制度)による量的引き締め政策のことです。

量的引締なんて聞いただけでは意味が分からないと思いますが、簡単に言うと、これまでパンデミックにで配りすぎたお金を回収する作戦です。

そうすることで、市場からお金が吸い上げられるので、株価が下がりやすいとされています。

QTは今年中に数回に分けて行われる予定ですが、タイミングはパウエルさんの発言次第なので、今後のFOMCを注意深く聞く必要があります。

このFOMCなどの③経済指標も、大きく株価を動かしやすい要因です。

経済指標での株価の動きは、多くが一過性であること多いですが、FOMCの重大発表ではトレンドの転換点になることもあります。

どちらにせよ、デイトレーダーや短期スインガーには重要な要素であることは間違いないです。

そして最後は④の、それ以外の社会情勢関連のニュースです。

直近騒がせているのはロシアの戦争問題が大きいですね。

戦争関連のニュースでネガティブな要素が強くなると、戦争関連で恩恵を受けている原油、ガソリン、小麦などのコモディティ、軍事、サイバーセキュリティなどの株が上がりやすくなったりしました。

ちなみに、リセッションは景気後退の意味ですが、株価の下落よりもあとにくるものです。

順序的には、利上げ発表 → 株価下落 → 景気指標の悪化 → リセッション という感じです。

ちなみにリセッションは、長短金利差が0になってから1〜2年後くらいといわれているよ。今年3月に金利差が0になったから、リセッションが起こるのは2023年〜24年くらいと予測されているね!

また、このリセッションが起こる頃には、Fedの金融緩和により株価が上昇していると言われています。

株式トレーダーが意識したい金利の影響

先ほど、ここで話す金利と、いつも投資家が見ている金利は違うよ、という話をしましたね。

ここでの金利は、銀行間で使われるFFレートのことを指します。

実はこれも、投資家には重大な影響があり、短期トレーダーにはトレンドの方向性を計るのに、とても重要な手がかりだったりします。

個人的には、株式相場に与えるFF金利の影響は大きく3フレーズあると思っています。

① 利上げの発表がある前の投資家の想像の段階
② 実際にFedで利上げ発表があった段階
③ 金利上げの影響が決算書に反映した段階

先日5月のFOMCで実際にパウエルさんからの発表があったあと、0.5ポイントの利上げに留まったことで、予想より低い利上げだったことで、いったん株価が上がりましたね。

この上昇は②の段階に属するのですが、現在(今日は5月19日)はその発表を踏まえ、次のFOMC(6月16日)で何を言うのかを想像している①の段階です。

なので次のFOMCまでは、それ以外の経済指標や議事要旨などをヒントにしながら、大口、機関投資家たちは想像を繰り広げながら方向性を作っていきます。

私たち一般のトレーダーはその様子をみながら、トレンドに合わせて取引をするのですね。

で、この①と②の段階では、金利の影響を受けやすいセクターの株が大きく影響されます

そのセクターや株については第3章で話しますが、例を上げるとハイテク株です。

この段階では、たとえ決算書の良い優良な株式だったとしても、高PERの割高なグロース株、例えばテスラやNvidiaのような株も容赦なく売られます。

なので①と②のフレーズでは、実際に経営には何ら金利の影響が出ていないにもかかわらず、投資家の想像だけで大きく上がったり下がったりするんですね。

もしネガティブな発表があれば、金利の影響を受けると思われる株全般が落とすので、それらをショートすることは、比較的難易度も低めで美味しい取引になります。

また、今回の金利上げのペースは、歴史上類を見ない上げ方です。

実際に金利上げの影響が出始めるころのハイテク株等の決算発表は、重大イベントになると思っていて、トレンド転換のトリガーにもなり得ると思います。

これが③のフレーズなのですが、実際に決算書に現れるのが第三四半期以降なので、となると10月〜11月あたりの決算発表は要注目かなと、個人的には楽しみにしています。

長いスパンで見れば、SP500などの指数はいずれ長期的な上昇トレンドに戻るとは思いますが、そのタイミングは誰にもわかりません。

ですがもし、今年のクリスマスラリーあたりを利用して指数が上昇するのであれば、そこが決算書の悪い金利影響セクターの株との分岐点になるんじゃないかと思っています。

なので、今のうちに決算書の悪い株をスクリーニングして準備しておくのも、一つのアイディアかなと思います!

ショート取引で気をつけること


今回のような下げ相場でのショート取引は、短期トレードで利益を得られる最高の売り場ではあるんですが、いくつか気をつけることがあります。

チャートから見る気をつけるポイント

これまでショートしてきて、失敗したポイントがいくつもあるんですが、まずチャートからみる注意ポイントを紹介します。

● ショート取引はデイトレ・数日間のスイングに留める
● 陰線3連続後はエントリーを控える
● 金曜日のエントリーはリスク率を低めに
● 安値圏で停滞する値動きを見たら撤退

下げ相場と上げ相場の大きな違いは、下げ相場は値動きが荒れやすいことが特徴です。

その理由としては、特に大きく下がったあとは、必ずどこかで長期投資家の買いが入るので、下落トレンド中に突発的な上昇が起こることはザラにあります。

上昇相場では緩やかに上昇し、長期的なスイングトレードでトレンドフォローがしやすくても、ショートの場合はなかなかそうはいかないのですね。

なのでおすすめとしては、下落圧力が強い下げ相場で、もう1本の陰線を取る感覚で、1日から3日間を目安に取引するようにしています。

もし、更に下落が続きそうで長く持ちたい場合は、半分以上は利確し、残りは建値にロスカットを置いて走らせておくのが良いかと思います。

また、3本以上の陰線が既に出ている場合は、次のショートポイントまで待つようにしています。

もしかしたら、このせいで機会損失になることもあるとは思います。

ですが個人的には、何本もきれいな陰線を作ったあとにショートすると、たいてい失敗しているんですね。

なので自分のルールとして、3本以上の陰線が出ていたら、小さな調整が入るまではエントリーしないようにしています。

また、金曜日は週末の決済が出やすいのと、週末の間の取引で大きく動くことも多いです。

そのため、個人的には金曜日に新たにエントリーすることは極力避け、どうしても入りたい場合は、リスク率を1/4程度にとどめています。

そして、このような安値圏であまり動かない値動きが出た場合、いったん撤退したほうが良いです。

↑この黄色の部分で取引し、結果的に一過性上昇で損切りに。ショートで利益出ている間に、急に上昇したり、ピンバーで確定したら、いったん撤退することがおすすめです。

この手のチャートは、ショートが進んでポジションが偏っている事が多く、その偏りを解消するために突発的な上昇が起こることがあります。

ほとんどの場合一過性上昇で、また下げてくるとは思いますが、それがいつになるか分からないですよね。

すぐに落としてくることもありますが、そこから数週間、数ヶ月ダラダラ上昇してから急落する、なんてこともあります。

短期トレードでショートしたのに思ったような下げ圧力がこなかったときは、資金の運用効率も考え、いったん撤退するほうが無難です。

ファンダメンタルから見る気をつけるポイント

では次に、ショートの際にファンダメンタル、もしくは取引所関連で気をつけることをまとめて解説します。

● 個別材料、特に買収
● 手数料やHard to Borrow警告

人によって、もっと気をつけているポイントがあると思いますが、私はこの2つを見ています。

まず1つ目は個別の材料で、例えば決算、その株のニュースや噂です。

その中でも一番気をつけたいのは“買収”です。

買収は、金持ち企業が規模の小さい企業を買うことが多いので、買収する側は株価が下がることがありますが、買収される側は決まって上昇します。

買収されるとこんな値動きになるんですね。

ズルズル下げていたり、横ばいになっているところから、突如ギャップアップする値動きです。

買収の噂だけでもポップアップすることはあるんですが、買収が確定している場合は、一度上がった高値圏から下げることはほぼありません。

そして実際に買収されたあとは、チャート上から消えます。

特にショートに適している銘柄は、財務状況があまり良くない中小企業ということを考えると、買収のターゲットにされやすい条件と被っているんです。

万が一買収地雷を踏んでしまったら、おとなしく損切りする以外ないので、これだけは本当に気をつけてくださいね。

この筆者はZYNGで地雷踏んでえらいことになったんだ。

これを防ぐには、Yahoo FinanceやSeekingアルファなどで個別ニュースにはざっと目を通しておくか、企業名と買収(Aqcuisition)で調べてから取引するのがおすすめです。

2つ目は、もともと手数料が高い銘柄だったり、Hard to Borrow警告による、一時的な手数料が加算される場合です。

ショート取引は多くが短期取引になるので、場合によってはインバースETFや、ブル3倍ETFなどを使うことも多いです。

これらは一般のETFよりも手数料が割高である傾向があります。

またショート取引は、自分が持っていない株を誰か(ブローカー)から借りて売ることなので、借りるための手数料が発生することがあります。

特に今話題の株だったり、機関投資家からショート銘柄として知られている銘柄は、ほとんどの場合でHard to Borrow警告が出ます。

その手数料は、予めどれくらいになるのか把握しておいたほうが良いです。

例えば、Hard to Borrowで手数料3%の場合、その株を$100分借りただけで、一日$3の手数料がかかります。

なので私は、取引優位性と天秤にかけて、それでも価値が高いと思った場合のみ取引するようにしています。

トランプ氏のSNS、Digital World Acquisition Corpは、びっくりするような手数料を取られるよ!

DWACは数日間で最高値を付けて、その後大暴落しましたからね。。^^;

現在はどうなのか見てみたら、機関投資家の間では未だに注目銘柄のようです。

これがHard to Borrow警告なんですけど、いまは90%の手数料と、一日あたり0.12%の金利までも取られます。。

90%ってほぼ2倍ですよね。。^^; これ記念にNFTにでもしようかな。

ちなみに、このHard to Borrow警告はエントリー直前に出てきます。

意味がわからなくてそのまま取引することがないように、なにか警告が出てきたときは読むようにしましょう。

Hard to Borrowの対象となっている株は、Limit Orderのみで取引が可能です。

リセッション局面でのショート銘柄の選び方


これまでも少し紹介していますが、今回のリセッション局面で、具体的にどういった銘柄がショートに適しているのかを深ぼってみていきます。

主に以下の3つのポイントを見ています。

✔ 金利上昇に不利なセクター
✔ 決算書が悪い銘柄
✔ 割高な銘柄

金利上げに不利なセクターについてはに解説しますが、ハイテク株などが該当します。

それを踏まえて、更に決算書が悪く、夢や期待、ニュースや著名人の推奨などで買われている銘柄は絶好のショート銘柄になります。

ただし金利上げの段階のうち、投資家の予想だったり、Fedのタカ派発言(積極的な利上げ)があると、相場全体が下げる傾向にあるので、PERが高い割高な銘柄は決算書が良くても下げることが多いです。

例えば、テスラやNVIDIA、Microsoft、Broadcomなんかがそうです。

個人的には、皆が長期投資で買う優良銘柄のショートは避けるようにしていますが、デイトレなどの短期間で、ウォッシュセールルールの心配がないなら、取引しても良いと思います。

金利上昇に不利なセクターとは


まずはセクターから紹介します。

● ハイテク・ハイグロース株
● 金利収益のビジネスの株
● ホームビルディング株

1つ目はハイテク株、グロース株と言われるもので、コロナ禍で大暴騰した半導体やソフトウェア、アドテック企業などですね。

ハイテク企業では、規模が大きな会社が多く、研究開発にかかる費用も膨大です。

資金調達の額も大きい上、金利が高いことで不利になります。

最近IPOしたような中小企業は利益がないので資金調達は欠かせませんからね。

更に、ハイテク株では配当を出さない企業が多いので、リセッション局面では投資家から好かれる株ではないです。

2つ目がローンビジネスなど、金利収入がメインの株です。

金利というと、真っ先に銀行株が考えられますが、銀行では貸付だけでなく、預金もしてもらっていますから、金利が上がると銀行預金者が増える点では有利です。

問題なのは、ローンしかしていないビジネスです。

例えば、貸付基準を甘くして、その代わりに銀行より高い金利でローンする企業は、金利が上がることで利用者の金利負担が高くなるのでとても不利になります。

3つ目はホームビルディング株です。

個人的には、決算書が良い企業が多いので気に入っていましたが、これまでのダメージや今後のリセッションを考え、全て売り払いました。

これまで順調に住宅ローン返済ができていた人たちも、金利が上がることで、今後は大きな負担になることが考えられます。

このセクターは、特に実際に利上げしてからモロに反映すると思います。

銘柄選定で見ておきたいポイント


ここで少しだけ、ショート銘柄選定の際に考慮したいポイントも話しておきます。

できるだけスクリーニング時に考えないといけない要素は減らしたいので、次の章で紹介する銘柄には、以下の関連株は除外しています。

● 決算書が悪いバイオテック株
● 戦争関連ニュースに影響を受けやすい株
● 他の分析も必要な株

決算書が悪い銘柄は売られやすいと言いましたが、バイオテック企業はその中には含まれていません

基本黒字のバイオテックや製薬会社は、成功している名のしれた企業が多く、それ以外はほぼ赤字です。

それはそもそもバイオテック企業というのは、バイオ技術や薬品を開発するための資金調達のために上場するからです。

バイオテックや製薬会社の中でも、特に規模が小さく、10ドル以下のような株は、多くが長期的な下落トレンドやレンジを作っています。

しかし、これらはデイトレーダーの取引対象銘柄になりやすいため、ファンダメンタルは構わず、個別に株価がアップダウンしていることが多いんですね。

また、戦争に関連したニュースや噂で一緒に動くものも避けています

例えば石油関連株、小麦ETF、運送・タンカー株など、一晩にして大きくギャップアップ、ギャップダウンなどが起こりやすいので注意が必要です。

更にこれらのコモディティは、歴史から判断する経済事情も考慮する必要があるので、その手の知識も必要です。

また、他の分析が必要な株も今回は除外しています

例えば中国株やクリプト関連株などは、中国のファンダメンタルの把握や、クリプト(BTCなど)の分析もしなければならないので、スクリーニングに手間がかかりますよね。

ただし、普段から分析されている方など、分析が気にならない方は問題ないです。

ショート銘柄を絞り出してみよう

最後に、実際にショート銘柄を絞り出す方法を解説していきます。

できるだけリセッションまでの長期間下落しそうな、決算書が悪い銘柄を中心にご紹介します。

まずはショートに適した銘柄の分類分けをして、そのあと実際の個別銘柄を見ていきましょう。

ショート銘柄のカテゴリー

今回は、ショート銘柄のカテゴリーを以下の4つに分けました。

① 赤字のテック株
② 赤字の金利ビジネス株
③ 過去にもてはやされた中身のない株
④ ホームビルディング株

まずは言わずもがな、①無利益赤字のテクノロジー系の企業ですね。

決算書の損益計算書を見たときに、売上は立っていても、純利益の出ていない企業です。

②は前回の章で話した割高な金利でローン提供している企業ですね。

最近IPOしたUPSTなんかがその例です。

③は①と被る銘柄もありますが、流行りに乗ってここ2,3年でIPOやSPAC上場した銘柄に多いです。

④は前回の章でも説明したホームビルディング企業の株です。

おすすめショート銘柄の紹介


あくまで、ここで紹介する株は現時点で私が個人的にショート銘柄として見ているものです。

今後個別の材料が入った場合、除外されることもあるので、ショートする前には自分でもスクリーニングしてみてくださいね。

カテゴリーの①〜④ごとに分けています。

① ASNA, SNOW, PANW, MNDY, APPN, COUP, MGNIなど
② UPST, AFRM, RKT, など
③ NKLA, SPCE, LCID, RIVN, RIDE, ASTRなど
④ LEN, DHI, TOLなど

①に当てはまるものは多すぎて、数え切れないほどあります。

簡単に言うなら、ここ数年でIPOしたテック系株や、モトレーフールの投資助言会社から買い推奨を出されていた銘柄が多いです。

MNDYやASANのようなワークフロー系のソフトウェアは一時期とても流行りましたね。ですが赤字拡大企業には変わりなし。

PANWは100億ドル超規模のサイバーセキュリティーの企業で、ジムクレーマーや自分のメンターも買いだ!と言っているのですが、赤字だし、最近はPANW自身が株売っているし、いままで上げすぎているのは拒めません。

ちなみにASAN、SNOW、APPN、COUPはモトレーフールで買い推奨が出ていた赤字のテック企業で、MGNIは決算書の悪いアドテックです。

推奨通りに投資していたら大きく損している銘柄も多いので、有料でこれはどうなのかなーと思ってしまいます。

②は近年IPOして流行りましたね!特にアップスタート(UPST)は、一時期本当にきれいな上昇を見せてくれました。

UPSTは高い金利で緩い条件で貸し付けるローン企業、AFRMはBNPL企業なので金利が上がることで利用者に影響が出そうです

RKTに限っては赤字企業ではないんですが、住宅ローン提供サービスとなると、今後しばらくは厳しいかもしれません。

ただ、数百億ドル規模でこの株価。。^^; そういった意味では安いとは思いますが、まだしばらくは上がっては下がるパフォーマンスが続くと思います。

③はEV系、宇宙産業、バイオテックなんかに多いですね。

特に2020年にEVブームが来ましたが、びっくりするような酷い決算書の株で有名なのがNKLAやRIDEでした。

まだサービスや商品、技術が確立するまえに上場したのに、多くの投資家から資金調達に成功していますからね。。

この手の株は今後も厳しいと思います。

最後④はホームビルディング企業で、LEN、TOL、DHIなんかが有名です。

いずれも黒字企業で、長期投資には好きな銘柄ばかりなんですけどね。。

特にレナーは個人的に気に入っているので、いつかはまた長期投資に持つ予定ではあります。

しかしながら、金利上げの影響でローンが払えない人が増えたり、家の購入が減ることが予想され、その影響が徐々に決算書に反映する可能性は高いです。

そうなってくると、実際に利下げ発表があって、企業の決算発表のガイダンスが良いなどのことがない限りは、下落することが考えられます。

総括

ここ1、2週間はマーケットが反発していて、ボトムが来た?との噂も多いですね。

個人的には、まだボトムではないと思っているんですが、どれくらいの期間での取引かにもよるので、短期目線では大きな上昇反発になってもおかしくはない値動きですね。

昨日、ボトムに関する別の動画を作ったので、良かったらこちらもどうぞ。

むしろショートを待っている人には、またショートポジションが取れる日が来ると思うと、楽しみなんじゃないかと思います。

ショート取引はロングとは違うことが多いので、ショート取引のやり方については、そのうちブログか動画にしようと思います!


最近ディスプレイを増やした様子。ずっとスマホとラップトップだったんですけど、FXで複数取引するときはあると便利ですね。もっと早く使っておけばよかった。といってもいつも同時に取引しているわけじゃないですけどね。いまの相場みたいに、いろんな通貨に妙味があるときはおすすめです。