米国株ETFの選び方をまとめてみたよ!【手数料や相関性、気をつけたいETFなども解説】
こんにちはオルカ(@orca_blog)です。インスタも始めました 🙂
オルカのインスタ
先日、高橋ダンさんのYouTubeでETFについて解説されていましたね。それを見て、え、そうだったの?ということが多々あったんですよね。実はこれまで、特に何も考えずに、良い会社が含まれているから買おう、的な感じでETFを買っていたのですが、手数料とかってどれほど影響があるものなのか、あまり考えたことがなかったんです。特に、デイトレやスイングなんかは、手数料でどれだけ引かれているか、なんて考えたこともなかったんですよね^^; 今日はそのあたりも含めて、ETFを選ぶ際に、見ておきたいポイントや注意することなどを解説していきます。
記事の目次
1, ETFってなに?
− ETFのカテゴリーの紹介
− 上級者向けのETFとは
2, ETFを選ぶ際に考えるべき要素を徹底解説!
− ETF購入の際に意識すべきポイント
− ETFを買う目的・戦略を明確に!
− ETFの中身の調べ方とおすすめサイト
− ライバルETFと見比べるときに見ておきたい3つのポイント
− 手数料の具体的な数値の把握方法
− 手数料が割高でも買うべきETFとは?
− SP500との相関係数とそれを測るインディケーター
− 長期投資に選ぶべきではないETF
− おまけ:短期トレーダーが気をつけること
3, 総括
*見たい項目をクリックするとその部分に飛びます。
ETFは自動管理の個別銘柄詰め合わせ
ETFは、Exchange Traded Fundの頭文字を取ったもので、投資信託の一つです。
投資信託というのは、運用の専門家たちが、投資家からお金を集め、それを株や債券など、様々な商品に投資して運用するものです。ETFはその中でも、上場している個別の銘柄に1つ以上投資されているものを言います。
なのでETFを買うというのは、他の誰かのポートフォリオを自分のポートフォリオに組み込む、といった感じですね。
昔の自分なら、ETFの中身も調べず、名前が良さそうだなと思えば買っていたと思います。ですがそれだと、福袋を買うみたいに、買ったときは楽しいけどパフォーマンスを見てがっかり、みたいなことになり兼ねないので、きちんと調べてから買うのが良いのですね。
ETFのカテゴリー
ETFの選び方の前に、ETFにはどんなカテゴリーがあるのか見ていきましょう。
ETFは探せば数多くありますし、どんなカテゴリーに分けられるのか、ETF Databaseを参考にして紹介します。これを見ると、10種類のカテゴリーに分けられています。
② コモディティー
③ 通貨
④ 分散投資ポートフォリオ
⑤ 株式
⑥ 不動産
~以下上級者向け~
⑦ 代替ETF
⑧ インバース(逆パフォーマンスみたいなもの)
⑨ レバレッジ
⑩ ボラティリティー
1つ目は債権や固定収入のETFです。国の借金である国債などに投資する場合に便利です。比較的安定していてリスクが少なく、ある程度固定収益の予測が見込めるものですが、その分収益も少なめです。
2つ目はコモディティーです。貴金属や農業商品、石油などがありますね。
3つ目は通貨のETF。あまり聞いたことがなかったのですが、外貨を米ドル建てで購入できる利点がありますね。ですが、これを買うくらいなら、FXの取引所で短期トレードしたほうが効率が良いと思ってしまう。。長期で買うのはリスクが高いですよね。
4つ目は分散型ポートフォリオ。よく分からなかったので見てみると、いろんなカテゴリーのETFが様々に混ざっているETFのようですね。自分でポートフォリオを作りたくない方は、このカテゴリーで安くてパフォーマンスの良いものを選ぶのは有りですね。
5つ目は株式です。個別株のETFで、一番馴染みのあるものかなと思います。
6つ目は不動産ですね。REITのETFがこれに当たりますね。
中には上級者向けのETFもある
ここからは、初心者ならあまり手出しをしないほうが良いETFのカテゴリーの説明です。以前高橋ダンさんがYoutubeで解説していたカテゴリーも入っています。
これなんですよ、私が先日観て、初めて知ったことが多かったYoutubeです。分かりやすいので、ぜひ見てみて下さいね。
では先程の続きですが、7つ目は代替ETFです。これは初めて聞いたものでしたが、ヘッジファンドや、ロング・ショートのETFだそうです。これは、ヘッジファンドに人気の商品や戦略の込められたETFなので、一般投資家がプロの機関投資家が使う手法を、自分の取引で取り入れたいときに便利なものです。プロの投資家やトレーダーが、より質の高いパフォーマンスを出すための武器のようなものですね。
ちょっと中を見てみたのですが、債権だったり個別株だったり、USDだったり、オプション、先物など、色んなものがごちゃ混ぜでした。説明は書いてあるんですが、なぜ一緒にしているのか私には理解できないものばかり。。^^; そしてこの銘柄の中でロングしているものとショートしているものが混ざっている、ということですよね。つまり、初心者には縁のないETFかと。。
8つ目、9つ目は、インバースとレバレッジETF。これがダンさんの動画でアドバイスされていたカテゴリーのETFです。
インバースは逆に動くもの、つまり、そのETFの銘柄たちの実際のパフォーマンスと逆のパフォーマンスを得られるものです。マーケットが弱い時には良いかも知れませんが、うまく使うのは難しいですよね。レバレッジは、その名の通り、パフォーマンスにレバレッジが効くので、プラスのときは収益も倍になりますが、マイナスのときも倍になるので、注意が必要です。
最後はボラティリティー。これはダンさんがよく仰っている、恐怖指数のETFです。VIXMとかVXXなどがそれに当たります。これは、マーケット全体の流れと逆に動くことが多く、こういった相関係指数を利用したい投資家には便利なものです。
ETFを取引の武器にしよう!ETFを選ぶ際に考えるべき要素を徹底解説
では、ETFについては分かったと思いますが、自分の投資において、どのようにETFを利用していくのか、ということが一番大切ですよね。今回の記事でETFについて調べていたときに思ったのは、そもそもなんでETFを買うのか?、ということだったんですよね。そこで考えついたのが、
ETFを利用したほうが得られるベネフィットが多い場合
ETFじゃないと買えないものを買いたい場合
かな、と思いました。
ETF購入の際に意識すべきポイント
ということで、ETF購入の際に意識すべきポイントをまとめてみました。
● そのETFの概要と銘柄、ライバルの確認
● 手数料について
● パフォーマンスと相関係数の把握
そのETFを使い何を得たいのか、目的を明確にしよう
ここがETF購入の肝の部分ですね。購入したいETFを見つけたときに、まずそのETFで何取引をしたいのか、目的を明確にします。長期取引なのか、中期取引、デイトレスイング、など色々ありますね。
またそのときに、どういう環境のときに利益が得られるETFなのか、投資戦略も決めると良いです。
例えば、レバレッジやインバースのETFは、確かに長期投資にはリスクも高く、一年間のパフォーマンスもすこぶる悪い!なんてことも有り得るのですが、デイトレーダーには重宝されるものかもしれません。というのも、この類のETFはそもそも長期投資用ではないからなんですね。
例えば、資金額は小さいけどスキルのあるデイトレーダーなら、このレバレッジの効いたETFは、大きく勝つために強力な武器になりますね。小さな価格変動でも大きな利益が得られますしね。
また、テーマETF(例えば、3Dプリントや遺伝子組み換え技術、宇宙開発など)だったり、同じセクターの塊ETF(大麻株、銀行株、航空機株などの同じセクター株だけを集めたETFのこと)はセクターが落ちたら大きく落とすからリスクが高い、といった意見もあります。確かに長期で持てばそうですが、これも使い方次第で大きなベネフィットも得られるかな、と思います。
例えば、政治的なファンダメンタルで、大麻セクターやエネルギーセクター全体が上がった!とか、宇宙開発技術が投資家の間で騒がれていれば、一過性だろうと期待上げの現象は起こるかもしれません。最近では、EV、テクノロジーセクターが爆上げした、なんてのも記憶に新しいですよね。
これがレバレッジ3倍の半導体ETFのチャートですが、コロナ後のパフォーマンスは素晴らしいですよね。このようなセクター全体が短期、中期的に上昇している、とか、下落が続いている、といったトレンド中の場合には、中期投資や長期スイング取引に置いて、かなり便利な商品なのです。
私は大麻株のETF、MJを昨年10月頃から持っているんですが、それはチャートが中期的に上げていくチャートだったので保有しているんですね。もちろん、長期的に大麻株セクターは応援していますが、長期的には持たないと思います。手数料もそこそこ高いですし。。長期で持つなら、トップ15くらいの銘柄を自分で調べて、個別に好きなタイミングでポートフォリオに入れれば良いですしね。
全てのETFには作られた目的があるので、私達投資家はそれをうまく利用してやりしょう!
ETFってどうやって調べるの?ETFの中身の調べ方とおすすめサイト
このETFを買おうかな、と思ったときに、まず見てほしいのが、ETFの中身とライバルETFです。ETF.comのサイトは全てのETFが調べられるので、便利でとてもオススメです。
MJを例に取って見てみましょう。ETF.comでサーチ欄から”MJ“と検索します。
MJを選んだらそこに書いてある概要を見ます。
ETFの概要は、トップページのOverviewというところに載っています。この長い文章を読むのですが、面倒だったらGoogle翻訳してください。
これには、MJは初めての大麻株(Pod stock)ETFだとありますね。合法栽培、タバコや肥料、医薬品、食べ物などあらゆる大麻に関する株が、4半期ごとに入れ代わり立ち代わりで30株ほどで成り立っている、といった感じですね。
次に見るのは構成銘柄ですね。これは下にスクロールすると、Holdingsというところがありますが、その右に【View All】がありますので、そこをクリックすると全て見られます。
こうしてみると、私が昔大損したTilrayや、ACB、CGC、GWファーマなど、普段取引する大麻株たちが並んでいます。このとき一緒に、構成国(Holdingsの上にあります)も簡単に把握しておいてくださいね。
ちなみに、調べるときに他の会社のETFサイトを使っても良いですが、さっきのETF Databaseなどのサイトでは、全部の銘柄を見るにお金を要求してきます。そもそも、ETFを出している会社のホームページに行けばどれも無料なものですから、騙されないようにしましょう。
じゃあ最後に、MJに似たETFは無いかな?というライバルETFの存在も探します。これをする意味は、後から説明する手数料だったり、パフォーマンスを比べてみて、自分にとって一番ベネフィットが高いものを選ぶためです。私は以前これをしなかったことを後悔しています。。
これは、その銘柄のトップページの左上、大きく書かれたシンボルの真下に、よく比べられる銘柄(Popular MJ Comparisonsのところ)が載っています。なので、その銘柄を一つずつ確認し、もしMJに似た大麻株ETFがあれば、メモに残しておきます。
次に、検索欄で“Cannabis”と検索してもらい、そこでサジェストとしてカナビスの名前がつくETFが出てくるので、全て銘柄名を書き残しておきます。
これは両方やったほうが良いです。もしかしたら漏れがあるかもしれないので。他の検索方法としては、グーグルでCannabis ETFで調べても良いです。
これで調べると、大麻株ETFにはMJ以外にもたくさんあるのです。YOLO, TOKE, CNBS, POTX, MSOS、THCXなど。MJと比べてみると、構成銘柄がほぼ同じなのに安いものだったり、違う目的で作られた大麻ETFなど、魅力的なものが複数あります。
私は投資したときにはMJしか知らなかったんですが、あとあと他にもMJよりも良いETFがあることに気づいたんですよね。。もう投資してしまった分は遅いですが、他の良いETFは次の機会で利用する予定です。
ライバルETFと見比べるときに見ておきたい3つのポイント
では、いくつかのライバルETFを見つけたら、次は比べていきます。ここではETFを比べるときに重要なポイントを紹介します。
② 手数料
③ SP500との相関係数(長期投資の場合のみ)
一番最初にまず投資の期間を決めると言いましたが、期間問わずパフォーマンス比較は重要なんですね。複数のETF候補の中で、一番パフォーマンスの良いETFを探すには、スクロールしていくとChart and Performanceというところがあるので、そこにいきます。
ここの下に、%で示したパフォーマンス値表がありますので、これをメモしておくのでも良いです。
ですが、私はビジュアル化したいので、そういった方は右上のCompareをクリックします。そこで、比べたいETFのシンボルを入れます。そうすると、例えばYOLOと比べたいときはこうなります。
比較は複数できます。こうしてみると、YOLOのほうが1年のパフォーマンスがいいですよね。3ヶ月の短期ではあまり変わりませんでしたが、私のように中期的に投資したい投資家には、YOLOのほうが良さそうに見えます。
しかし、次に見るべき重要なものは手数料です。
具体的な手数料は専用の計算サイトで把握できる
手数料はトップページの右側にExpense Ratioというところに書いてあります。一番最初の写真を参照してくださいね。
これを見ると、MJもYOLOも同じ0.75%の手数料ですね。
ただこれだけ見ても、これが高いのか安いのかが分からないんですよ。ETFで1%の手数料は高い!とも聞いたことがあるのですが、実は一概にそうは言えないんです。なぜなら、セクターごとに平均手数料が異なるからなんです。
この0.75%というのは、大麻株では安いのか高いのか、これは一つずつ銘柄の手数料を比較していく以外ないです。そんなに時間は掛からないです。手数料は安ければ安いほうが良いので、やらない理由がないですね!
今後色々調べていくと、パフォーマンスはA社が良いけど、手数料はB社が安い、というような場合にも遭遇すると思いますし、手数料の具体的な数字を出して決めたいですよね。
これは長期投資の場合は絶対にしてほしいことなのですが、専用の計算できるサイトなどに行ってもらって、実際手数料でどれくらい持っていかれるかを確認できます。
MJと同じようなETFで、他にTOKEというETFもあり、これは0.42%なんですね。なので、この2つを比べてみましょう。
これが、Begin to Investっていうサイトなんですが、比較できればどこのサイトでもいいです。
こんな感じです。これは短期投資やトレードは計算しにくいです。パフォーマンスや最初の投資額が年間で設定されているので、少なくとも2年以上の期間から、全ての入力項目が反映されます。
①Investment1とInvestment2の欄に好きな銘柄の手数料値を入れてもらって、②その下は最初にいくら投資するか(初年度の合計)、③次が1年間でどれだけ積み立てるか、④続いて銘柄のパフォーマンス%(Investment Return)。⑤最後は投資年数。これらの項目を入力していきます。
例えば、1年以下で$1000の投資をした場合、どちらも大した額ではなく見えますし、短期投資やトレードなら、そこまで大差ないので、金額だけを見ていて良いと思います。
ですがそこから毎月$100投資して、仮に2年間続けると、$15と$25。私にはこれでも大きいと思っていますが、まだこの時点でも大したことない金額差に見えます。
しかし、ここで気づくべき点は比率なのですね。MJ:TOKEの手数料比は5:3くらい。40%の差はけっこう大きいですよね。
これを10年間、長期投資で続けると。。。
TOKEを選んでいたほうが、$300くらい節約できるんですよ。10年後に美味しいディナーを食べたり、再投資に使うこともできます。
2つとも構成銘柄は似ていて、パフォーマンスも同じだし、長期投資でMJにする理由がないですよね ^^; もしかしたら今後、MJの方針変更で構成銘柄がガラッと変わったり、パフォーマンスが急上昇する!?なんてことも起こらないとは限らないです。ですが、そんな奇跡を期待して最初からMJを持つ必要はないかと思います。
手数料は、
投資額が大きければ大きいほど高くなること
パフォーマンスが良くなれば良くなるだけ高くなること
ETFを持てば持つほど加算されること
を知っているだけでも、今後のETF選びは慎重になりますね。
手数料が割高なセクターとは?手数料が高くても買うべきETF
ちょっと補足ですが、さきほど手数料はセクターごとに平均が違う、という話をしました。私も全部の詳細を知っているわけではないですが、比較的割高なETFセクター・カテゴリーはこちら:
● 農業系のコモディティETF
● 新興国ETF
● テーマETF
例えばコモディティー、特に農業部門だったり、新興国ETFなんかは高いことが多いです。金銀銅などの貴金属も、債権やSP500系のETFと比べれば高いです。
貴金属や農業商品の場合、個別株の鉱山株だったり、農業に関わる企業の株などで、個別株投資もできます。ですが、私はそのコモディティーの価格に投資したいので、そういう方は、ETFを買う以外ないですよね。金属の現物はなかなかリスクはありますし。(ゴールド投資についての記事はこちら)
また、投資する理由は利益を得るためには変わりないですが、中には今後を期待して、リスク承知で応援のために投資したい、という場合も多くありますよね。大麻業界だったり、宇宙開発関連、新興国だったり。
そういったセクターに投資したい場合、他の方法で投資するよりも、新興国のETFやテーマETFを買ったほうが楽ですよね。
個人的な勝手な予想ですが、今後できるであろう仮想通貨ETFはめちゃ高そう。。と思います^^;1%超えそうですね!
これらの場合のように、一般的な手数料の平均値より高くても、結果的に他のやり方で投資するよりもコスパが良かったり、それ以外投資する術がないから買う、というのはアリだと思います。
手数料とその銘柄への投資の重要性を天秤にかけ、自分にとって大きい方を選ぶのが良いですね!
SP500との相関係数とそれを測るインディケーター
これは長期投資の場合のみ、当てはまるのですが、ETFを選ぶ目的が、マーケット全体の暴落時に備えたクッションにしたい、という場合は、SP500との相関係数を見なければなりませんね。
これは高橋ダンさんのYoutubeではもっと詳しくお話されているのですが、ここで簡単に説明すると、要はマーケットの値動きに相関していない銘柄を選ぶことになります。
例えば、債権やコモディティー(金属、仮想通貨、農業商品)、などがありますね。マーケット全体と相関性のない動きをしていたり、逆相関になることがあると言われていたりします。
これを確認するには、TradingViewのインディケーターを利用するのが、無料で見やすいですし、一番手軽です。
例えば、債権のETFで最も知られているであろうBNDがありますね。これは手数料もとても低くて良いのですが、これをTrading Viewで見てみると、
この下の赤い波が相関係数です。ミドルライン(0)より上に来ると、SP500と相関性が高く、下に来ると逆相関性が高い、ということなのですが、これを見ると、ところどころ逆相関になっていたり、マーケットと違う値動きをしていることが多いのが分かります。
コロナショックを受けていないか?といえばそうではないですが、あの規模の下落ならどの銘柄も影響はあります。債権のコロナ時の値動きは、SP500が下落し始めた2月24日あたりは上がっていたんですよ。ですが、しばらくして後を追うように下げています。
長期投資に選ぶべきではないETF
一つ、簡単なことですが盲点のポイントとして、SP500と逆相関になっているからといって、単純に選んではいけないよ、ということです。
長期投資に選んではいけないETFはこちら:
● 恐怖指数ETF
例えば、インバースだったら短期的なマーケットの下落トレンドのときに、ヘッジとして使うのは良いですよね。そういうわけでもないのに、いつかのマーケットの暴落に備えて長期で持っておこう!というのは、マーケットが上昇しているとき(むしろそれがほとんど)はパフォーマンスが下がり続けることになりますよね。これでは本末転倒ですね。
そして恐怖指数に関しても、パフォーマンスが常に下がり続けているわけではないですが、上昇もしていないんです。
これがVIXの月足ですが、こんなパフォーマンスのETFを長期で持ちたくないですよね^^; 最初にパフォーマンスを確認するのは大切ですね。
短期トレーダーが気をつけること
最後にちょっと短期トレーダーへの余談です。デイトレやスイングなどの短期取引している方なら分かるかと思いますが、いつもチャートだけ見ているので、取引しているものがETFだったかどうかなんて、気づかないこともありますよね。
デイトレ、スイングトレーダーが見るべき一番のポイントは、スプレッドです。
手数料も掛かりますが、短期すぎるのでそれはさほど重要ではないんですが、短期トレーダー、特にデイトレーダーの場合、大きな額で小さな値幅を取りたい場合、スプレッドは取引に多大な影響を与えます。
スプレッド確認は、ETF.comのトップページにも書いてありますが、注文画面に出てくるので、そこから確認できます。というか、ほとんどのトレーダーがそこで気づきますよね。
私は以前、スプレッドを確認しないで取引したら、注文完了してから$10くらいのスプレッドがあったことに気づいたことがあります^^;
特に、一時的にボラが大きく動いている銘柄は、スプレッドが急に高くなることも多いのです。タイミング勝負で取引していると見過ごすことがあるので、気をつけたいところですね。
戦略に合わせたETFを選ぼう!
個人的には、興味があるけどまだまだ調べたいETFがあり、例えばキャッシー・ウッドさんのARK社のETFはどれもほしい!なんて思っていたりします。ですが、ジム・クレーマーも注意喚起していたように、人気だからとか、今のパフォーマンスが良いから、今後も伸び続ける!と思って飛び乗り買いはダメですね。ARK社のETFは手数料が0.75%なので、長期投資にはそこそこお金がかかりますしね。ぜひ何かの参考になれば嬉しいです。