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【米国株】Q3好決算!出だし順調IPO株3社を調べたよ ~RELY,OLPX,APP~

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今日は、第3四半期に好決算だったRELY,OLPX,APPのファンダメンタル分析をしていくよ!

こんにちはオルカ(@orca_blog)です。
インスタ:オルカのインスタ

先日、米国株式投資界で有名なじっちゃまこと、広瀬隆雄さんのYoutubeを拝見し、第3四半期決算で好調なIPO企業が紹介されておりましたね。

そこで今日は、期待のIPO3社、RELY、OLPX、APPの分析をしていきたいと思います。

 *目次をクリックするとそこに飛びます。

今回の企業分析について

こちらが今回のじっちゃまのYoutubeです。

今回のセッションでも、決算の良し悪しだけでなく、個々の銘柄のカンファレンスコールや、セクターに応じて現状を詳しく解説して下さりました。本当にありがたいですね!

前回のIPOに関する記事もけっこう見てくださる方がいらっしゃったので、今日もまた多くの方が気になるであろう、好決算だったIPO銘柄3つ選びました。

“好決算”の定義とは

そもそも、好決算の定義って何?という方は、前回紹介した期待のIPO企業の分析で紹介しているので、よろしければそちらをご覧くださいね。

今回の分析で見る要素5つ

今回も分野が多様ですが、今回はライバル企業に関しても少し見てみたいと思います。

なので特に見る要素は:

● ウォール街の好決算基準
● ビジネス
● 収益の前年同期比
● ライバル企業
● チャート

前回、IPO会社はチャート分析しても仕方ないと言ったのですが、今回はチャートも入れたいと思います。ただし今回は分析というより、個人的にIPOで上がる株とそうでない株関して思ったことがあったので、それを最後の章で解説します。

Q3好決算3社のファンダメンタル分析!

では一つづつ見ていきましょう!

レミトリーグローバル RELY

レミトリーグローバルは、今回の決算で初めて知ったのですが、海外送金アプリの会社です。

まずは直近四半期のウォール街の基準はどうだったでしょうか。

  EPS 売上高 ガイダンス
予想値 −$0.14 $108.49ミリオン $429.6ミリオン
実際 −$0.01 $121.24ミリオン $445〜450ミリオン

一般にガイダンス(Financial outlook)とは、詳しく見れば4種類あり、①来期のEPS②来期の売上高③通年のEPS④通年の売上高、この4つの見積もりが発表され、市場もそれぞれ予想します。

今回の分析では、もうすぐ年末なので、どこの企業も2021年通年の売上高を紹介していることもあるので、それを載せています。

ちなみに、ガイダンスのコンセンサス予想は決算が終わった後に見つけるのが難しかったりするのですが、Remitlyの場合はこのサイトから取っています。

どれも予想を上回っていますね!なのに株価はだだ下がり。。中身を見てみましょう。

ビジネスを見るために、S-1に行くと、

Remityは世界135か国以上の移民とその家族向けの大手デジタル金融サービスプロバイダー
顧客は主に発展途上国からの移民
従来の金融(銀行など)は手数料が高く、発展途上国の移民たちに特に大きな負担になるなどの欠点がある
オンライン・自動化することで手数料を削減し、発展途上国など幅広い人種にも幅広く使ってもらいやすい

この会社の金融サービスって送金だけじゃないんですかね?P89のOur Revenue Modelをみると、

● 収益の大部分は送金ビジネスの手数料によるもの
● あとは外貨を換金する際の金利差での収益もある

とのことですので、今のところは海外送金だけがサービスのようですね。

では、収益を見るために、まず直近四半期決算書の損益計算書を見てみると、

  21年3ヶ月 20年3ヶ月 21年9ヶ月 20年9ヶ月
売上高 $121,244 $71,790 $323,350 $176,939
営業利益 ($12,667) ($1,753) ($23,183) ($20,341)
純利益 ($12,962) ($2,429) ($22,180) ($23,559)

IPOあるあるですね。売上高は順調に伸びていて、営業利益から赤字拡大。買収によって売上が伸びているとかではないので良いですね。(そんなお金ないか。)

ただ気になるのは出費が予想以上に多かったこと

管理費用とコンスーマーサポートが別になってる。マーケティングかどこかで出費削らないといけないですね。

上の人達の株式報酬についても記載がありました。

上から順に、CEO、COO、CFOで、COOはストックリワード、それ以外がストックオプションですね。

CEOが約150万株、CFOが80万株くらいのオプションを持っていて、COOは株式そのものをだいたい46万株で、現金にすると$2,310,002(2020年末当時)。

現金での報酬はたかだか数万ドルほどと、上場前は少なめだったので、株式での報酬というのは理にかなっていますよね。

ただこの会社の大株主は、フィンテック企業のPayU(23%)やストライプ(12%)などと、他の企業がシェアの多くを保有しており、Remitlyの会社で保有しているのは全体の8%程度

RELY株が上がれば彼らは恩恵を受けるわけなので、彼らとの繋がりも気になるね。

とりあえず、ライバル企業に関して見てみると、(S-1のP141です)

①従来の金融機関
②同じようなオンライン送金サービス企業
③仮想通貨などの暗号通貨

具体的な企業は書いてありませんでしたが、おそらく多くの方が考えているのが、②が現時点でのライバルですが、③は将来的に、今後ビジネス自体を脅かすほどの脅威だと思いました。

オンライン海外送金サービスでいうなら、例えば、ウエスタンユニオンやTransferwise、XE.com辺りはよく聞きますよね。この差別化が難しそうとは思います。

Remitly側の主張としては、特に発展途上国の国々に特化していることと、現地の人々が安全にお金を受け取れる、というところにフォーカスしているそうなので、ここが主な差別化になるのかと。

サイトを見てみると、Remitlyは日本にも送金できますね。

ただ仮想通貨の存在は今後厳しいですよね。クリプトが世界中に安全面も保証されて普及するまでは、しばらく掛かりそうですので、それまでは大丈夫かとは思います。

オラプレックス OLPX

さて、お次はオラプレックス

米国在住のくせに全く知らなかったのですが、アメリカのヘアケア用品のブランドで、年齢や外的要因などによる、傷んでボリュームが少なくなってきた髪の毛をリペアすることを目的とした商品のようです。

日本でいうミルボンみたいなやつ?これ私も使いたい。。

Amazonでも高評価♪

1オンス28ドル!? 高いなぁ^^; でも効果があればいいですよね。

では、まずは好決算基準を見ていきます。

  EPS 売上高 ガイダンス
予想値 0.09 $145.16ミリオン $537.61
実際 0.11 $161.62ミリオン $580 – $588ミリオン

どれも上抜いていますね!

では、会社のビジネスS−1から見てみると、

オラプレックスは革新的で科学に対応したテクノロジー主導の美容会社
私達は皆が健康的で美しい髪の毛を持つべきだという信念に基づいている
受賞歴のある製品をオムニチャネルプラットフォームを通じて専門、専門小売、およびDTCチャネルにて提供

他にも色々書いてありましたが、とにかくヘアケア剤の製品開発と、専門、小売、オンラインで商品販売している会社です。

製品をちょっと見てみると、

こんな感じで4つの用途に分けていて、それぞれの用途での商品があるようですね。

この中の、N°3の使い方のYoutubeです。

ミルボンのトリートメントは個人的に好きで、この商品と似ていますが、この場合はドライヘアに付けるみたいですね。

ではQ3損益計算書収益を見ていくと、

  21年3ヶ月 20年3ヶ月 21年9ヶ月 20年9ヶ月
売上高 $161,624 $89,447 $431,867 $189,055
粗利益 $127,482 $62,776 $341,609 $105,252
純利益 $56,591 $28,315 $151,473 $5,890

単位は1000です。今回は商品を売る会社なので、売上高、粗利、純利益を表示しています。

前回調べたドキシミティー同様、最近IPOした企業なのに純利益まで黒字なのが凄いということ。ちなみに創業は2014年だそうです。

気になるところは、売上高成長率と粗利益率の開き

その、売上はだいたい前年同期比で2倍くらい上昇しているじゃないですか。にもかかわらず、そのコストは前年とあまり変わっていないのって不思議ですよね。

よくよく調べるとありました。10QのP27です。

完結に言うと、2020年の買収による一時的な会計上の変更によるもの、ですね。なので、今期の粗利益率は特に良く見えているところは注意点ですね。

ちなみに、オラプレックスはアメリカ以外でも販売していて、2020年末のデータによると、USが6割、その他諸外国(イギリスなど)が40%と、グローバル展開もしているので好感が持てますね。今後も拡大できそうです。

セグメントごとの収益の振り分けを見てみると、プロフェッショナル(ヘアスタイリストやサロンなどの専門家)からの収入が6割弱、小売やDTCが残りなので、多くのプロから使われていることが分かりますね。

ジオグラフィック別の売上はS-1のP95、セグメント別売上は第三四半期10QのP14から取ったよ!

最後にライバル企業やその対策に関しては、S-1のP132にあります。

主なライバル企業は、Henkel AG&Co、KGaA、花王株式会社、ロレアルやユニリーバ。その他独立ブランド、とのことですが、それ以外にもヘアケア剤のライバルはかなり多いですよね。

そこで彼らの強みは何かというと、これまた色々書いてありましたが、個人的にこれは強いな、と思ったのが、

知的財産権の所有

現在、オラプレックスは世界各地で300近くの特許を持っています。ブランドや商品の商標もそうですが、髪の毛をリペアする成分である、“Basamino”の特許も持っていて、これらの期限切れが2035年なのだそうです。あと10年は安心ですね。

アプラビンコーポレーション APP

では最後の企業が、モバイルアプリテクノロジープラットフォームの企業アプラビンコーポレーション

この企業は、決算がすべてクリアしていたわけではないのですが、じっちゃまが良いと仰っていて、チャートが気になる銘柄だったので取り上げました。

では好決算基準を見ていきますが、

  EPS 売上高 ガイダンス
予想値 0.37 $697.87ミリオン $2.81ビリオン
実際 0.40 $726.95ミリオン $2.65~$2.70ビリオン

2020年の総売上高のガイダンスが低かったようですね。でも株価は上昇♪

まずどんなことをやっているのか、S-1ビジネスを見てみると、

APPのソフトウェアソリューションは、モバイルアプリ開発者が自動化および最適化することでビジネスを成長させるための高度なツールを提供
創業以来、モバイルアプリの60億以上のモバイルアプリのインストールを推進
スケーリングされ統合されたビジネスモデルは、モバイルアプリエコシステムの結びつきに位置し、耐久性のある競争力を生み出す
アプラビンのソフトウェアはアプリ開発者のマーケティングや収益化に必要不可欠

。。。私には理解が難しいので、ウィキペディアに行くと、

Applovin Corporation, doing business as AppLovin, is a mobile technology company headquartered in Palo Alto, California. Founded in 2012, it operated in stealth mode until 2014. AppLovin enables developers of all sizes to market, monetize, analyze and publish their apps through its mobile advertising, marketing, and analytics platforms MAX, AppDiscovery, and SparkLabs.
Wikipediaより

ウィキに頼るのは良くないけど、やっぱり分かりやすい。

これによると、

アプラビンは2012年にCA州パロアルトで創立
アプラビンは多様なマーケットサイズのアプリのマーケティング、収益化、分析、リリースまでを、MAX、AppDiscovery、SparkLabsのプラットフォームで行っている

という感じですね。

ちなみにここでのエコシステムとは、製品の連携やつながりによって成り立つ、全体の大きなシステムを形成するようすのことを言うんだ。

次にQ3損益計算書収益をみます。

  21年3ヶ月 20年3ヶ月 21年9ヶ月 20年9ヶ月
売上高 $726,951 $381,740 $1,999,634 $941,249
営業利益 $45,048 $(75,458) $91,491 $(57,084)
純利益 $142 $(89,914) $3,931 $(106,961)

これも単位は1000。この企業も今年の営業利益、純利益共に黒字ですね!まあ、貸借対照表上ではまだまだ赤字ですけども。

経費は原価とマーケティングが一番大きいんですよね。研究開発費はそうでもないようです。

この会社、買収を繰り返すことで大きくする方針のようで、2020年も21年も買収しています。

2021年:モバイルアプリケーションの追跡および分析会社、adjust GmbHを9億8000万ドル
2020年Geewaを2,560万ドル、Redemption Games Incを5,370万ドル、マシーンゾーンを3億2,860万

買収しすぎ。。^^; 2020年の会社はどれも株式非公開モバイルゲーム企業です。いずれの買収も株式を買い占めたことで完了したようですね。

ライバル企業はというと、アプリの宣伝や追跡、リリースといったところでは、AppleGoogleユニティーだったり、アプリ開発もしながら宣伝もしている知名度の高い大企業といえば、ATVIテンセントZyngaなどですね。

この辺りは心配ですが、ここでアプラビン側の強みとしては、より顧客ターゲットを絞ることなどが挙げられるよ、とありますね。

自分で決算書分析できるようになろう

個別株を選ぶために詳しく決算書を読めるようになりたい!という方は、私も入っている、鈴木花子先生の有料クラスがお勧めです。

有料クラスにはいくつか種類があり、簿記を学ばず決算書だけ簡単に分析できるようになるクラスや、本格的に簿記から学ぶクラス、ある程度会計用語が分かっている方ならいつでも入れる実践クラスなど、様々なクラスがあります!

私は2020年の夏から簿記から学ぶクラス⇒その後実践クラスに入っているのですが、当初は決算書って何?というレベルだったんですよ^^;ここで紹介している私の企業分析は、まだまだ深堀りできる要素はありますが、それでも一年間、週に1回1時間会計を学ぶだけで、少なくともこの程度は分析できるようになります。

現在はDiscordで色んなメンバーさんと情報交換ができるのですが、テック系偉人、初心者と言いながら最強のパフォーマンスを出す天才女性投資家など、天才がたくさんいるのでとても勉強になりますよ^^ 最近ではメンバーの方なら誰でも使える、凄腕AIプログラマーの方が作る分析ツールも使用可能!花子先生のYoutubeもぜひ見てみてくださいね。

もし、全くの初心者や英語に慣れていない方で、これから決算書分析や簿記から学んでみたいという場合は、まずはこちらの花子先生の米国株投資について解説した本がオススメ♪
    
こちらの本は、日本語だけでなく英語での解説もあるので、英語学習にもとても良いので、英語の決算書も読みやすくなります。米国在住者の自分も専門用語などとても勉強になりました。できるだけ難しい単語や表現を使っていないので、すごく分かりやすいですよ。長期投資の株を決めるのに、決算書分析でこれだけはおさえて!というキーポイントも分かります。先生の銀行員時代のお話も書いてあり、とても興味深く1日でスラスラ読める内容です。

実践クラス以外の有料クラスは入会時期が決まっているので、個人的なおすすめは、こちらの本を熟読⇒実践クラスに入る⇒もっと基礎を学びたければ、次の入会時期に簿記クラスも追加、といった流れです!

日本またはアメリカのアマゾンを選べます
アマゾンアメリカアマゾンジャパン

調べてみた感想

最後に、この3つを調べてみて気になる点、そして個人的に買うかどうかを紹介します。

IPOで上がりやすい株とそうでない株ってあるの?

IPO企業のチャートは分析しても仕方ないとは思うんですが、それでも好決算なのに下がる株とそうでない株があります。

もちろん、決算が悪くなればその後落とすこともありますし、その上昇がどこまで続くかは場合によりけりですが、決算の良し悪しに関係なく、一定期間上げやすいIPO銘柄と、そうでないIPO銘柄には、なにか基準がありそうだと思いました。

結論まだ答えは分からない(⬅じゃあ言うな。)、というのが正直なところなのですが、ただ今回の3社と過去のものを見て、個人的に思ったことだけまとめておきます。

まずこれがRemitlyのチャートですが、

だだ下がりですね。

2つ目は、アプラビン

Trading ViewだとこれまでのEPS全てミスしているようですが。。でも決算ごとにポンポン上がっていますね。

3つ目はオラプレックス

まだ歴史が浅すぎではあるんですが、Remitlyと比べると上昇基調ですよね。

これまでも、決算が良くても下げていったIPO銘柄として、OLO、ディーローカル、CSディスコ、コーセラ、などがありますね。

ドキシミティは出だし順調だったのですが、2度目の決算も悪くなかったのに、その前からダラダラと下げ止まりませんよね。

一方で決算が良くて上がり続けている銘柄としては、ズームインフォ、アサナ、Monday.com、データドッグ、この辺りかなと思います。

アップスタートは、不正があったとかないとかのニュースが出るまでは上げていましたよね。

決算が良くて、上がりやすい企業を見分けるために、見ておきたい要素として、

① 純利益、できれば営業利益が黒字化しているか
② AIやSaasなど、流行のテック企業で投資家を魅了する要素があるか
③ 著名人・金持ちの後ろ盾がいるか

Remitlyのように、ライバルが多く、今後仮想通貨に飲まれそうなビジネスは、あまり息が長くないかもしれません。その上財務上も赤字拡大ですし、ワクワクする要素はないですよね。

上の①〜③の要素もありません。

アプラビンは、①、③の要素があり、②の要素は一見なさそうなんですが、彼らはゲーム開発者のためにLion Studioというプラットフォームを提供していて、メタバースが騒がれている中、おそらくこの辺が、投資家から一枚買われているようにも思います。

オラプレックスは②の要素はありませんが、①と③がありますね。

それ以外でいうと、アサナはFacebook出身エンジェル投資家による流行りテック企業だし、データドッグやズームインフォもSaaSテック企業。

Monday.comも、アサナやデータドッグのような流行りのワークフロー系のソフトフェアだし、プライベートイクイティーファンドのInsight Partnersが後ろ盾していて、40%くらいの株式を保有しています。

このファンドは他にもWixShopifyDocuSignツイッターなどにも投資しているんだよ!

あとは買収戦略を取っている会社も、買収によって売上は上がるので、財務諸表上では良く見える、という点では上昇しやすいかもしれませんね。

個人的に黒字のディーローカルの下げは意外でしたが、支払いプラットフォームのコンセプトそのものが、あまり投資家を魅了しないんでしょうかね。

ただしこの論理でいくと、UiPathなどの株が下がり続けている理由が分からなくなるんですが、もしかしたら、UiPathは今後上げるかもしれませんね

何でもロジックに当てはめられないのが投資ですが、規則性が見いだせたら面白いですよね!また何か分かったらアップデートします。

この3社は買う買わない?


今回の調べではまだ不十分ではありますが、この中で長期投資で保有しても良いな、と思っているのはオラプレックス

あとの2社は短期トレードとして、特にアプラビンに関しては、中長期的な上昇トレンドができそうなら、買うことはあるかもしれませんが、長期投資では買わないです。

今回の企業のうち、オラプレックスとアプラビンはプライベートイクイティーファンドが背後にいて、それらがIPOを手伝い、その対価に株式の70%以上をそのファンドが保有しているんですよ。

オラプレックスの場合、そのファンドには前もって買収されています。(こちらの記事

ちなみにそのファンドとは、オラプレックスはアドベントインターナショナル、アプラビンはKKRとのことです。

まあ要は彼らがお金儲けしたいから、協力してIPOしただけなんでしょうね^^;

とはいえ、オラプレックスはレビューも良さげで、個人的に使ってみたいなと思ったのと、やはりプロからの需要が高いことは、今後ももっとグローバルに発展していけるポテンシャルは秘めていると思いました。

また、世界各地での特許取得している面も大きな理由です。特に2021年は今のところ買収もなく、自力で稼いでいる黒字会社なので、来週少し株買おうと思います。

Remitlyに関しては、CEOのケニアでの生い立ちから、発展途上国の送金事情を良くしたいという想いは素晴らしいと思うのだけど、やっぱりライバルが多すぎること。

そして今後仮想通貨が拡大することを考えると、しばらくは良いかもしれませんが、徐々に衰退する可能性は高そうだな、と思いました。

アプラビンに関しては、買収系の企業なので不安、ということもありますが、なによりアプラビンでなければならない理由が弱いから、です。

最も、自分が機械音痴で分かっていないだけという理由もありますが、今回の調べでは見つけられなかったので、もう少し他社との比較など、アプラビン独自の強みを技術的な面から探っていきたいです。

総括

IPO株は基本投資家からお金を集めることが目的で上場するので、最初からピカピカの決算書を期待することが間違っているのですが、それでも今後も収益が持続する要素があるかとか、将来性があるビジネスなのか、この辺りは調べておきたいですよね。

もちろん、短期トレードや決算トレードをする方であれば、チャートだったり、毎度の決算の良し悪しでだけ見れば良いと思いますが、もし長期投資として考えたいなら、ぜひ決算書も見ていきましょう。