【大麻株のREIT】IIPR:イノベーティブ・インダストリアル・プロパティースを調べたよ

こんにちはオルカ(@orca_blog)です。インスタも始めました 🙂
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先週からマーケットが難しくなっていますね!これまでの安定した上昇トレンドは終わり、ただのプルバックなのか、更に下落していくのか、といった相場環境かと思います。先週インスタしたトレードアイディアも、ことごとくロスカットが続く中、こういったときは無理に入らず、チャート観察や勉強に当てたいと思いましたね^^ さて、今日は大麻株でも安定したチャートを見せているIIPRこと、イノベーティブ・インダストリアル・プロパティースを見ていきましょう。
記事の目次
1, イノベーティブ・インダストリアル・プロパティースってどんな会社?
2, IIPR株の分析
3, チャート分析
4, 総括
大麻株のREIT、IIPR。
今回選んだIIPRは、私の中で唯一、長期投資銘柄に入れている大麻銘柄なんですね。MJのETFは今年から持ち始めましたが、Tilrayで損を被った2019年、大麻株には手を出さないと決めてからも、これだけは当時から保有していました。(Tilrayで大損した話はこちら。)理由は、不動産ならビジネスとしても安定しそうと思った事や、配当がある事やチャートが安定していた事。今思えば、また決算書も読まずによく決めたなと思いますが、最近の株価も好調で、投資家の間でも買いだ!と騒がれていますので、会社はどんな感じなのか見てみたいと思います。
会社概要
- 本部:アメリカ カリフォルニア州 サンディエゴ
- IPO: 2016年12月
- 業界: 不動産投資信託会社
- ビジネス展開国:アメリカ国内
- ビジネス:医療用大麻工業施設の買収、リースバック、管理など
イノベーティブ・インダストリアル・プロパティース(以下IIPR)は大麻株セクターのREIT(不動産投資信託会社)です。会社は物件を貸し出しすることで収益を得ているのですが、その不動産というのが、大麻産業の施設に特化しているということなのですね。
IIPRでは、そういった大麻の工業施設を買取り、それを貸し出したり、売り手に貸し出すリースバックをしたり、あとはその施設の管理や修繕、といったものも手掛けています。

そもそも、なぜIIPRのようなビジネスができたのかと思い調べてみたのですが、アメリカでは州によって大麻に関する法律が違います。ですので州によっては、銀行が大麻関連の新企業に融資をすることを禁じている州もあり、どんなに画期的なビジネスアイディアがあったとしても、資金調達の面が大きな壁になっていました。そこで登場したのがIIPRだったのですね。
IIPRのCEOもちらっと見てみると、こちらの写真がアラン・ゴールドさん。サンディエゴ大学でビジネスの学士号を得ているエリートビジネスマンですね。アランさんはこれまでも多くのREIT企業でCEOを務めるなどをしているので、不動産業界を熟知したプロのようですね。
現在、ビジネス展開はアメリカ国内ですが、今後は世界にも広めていくのでしょうか。ビジネスとしては、毎月安定した不動産収入が得られますし、施設の年々の劣化はあれど、建物に影響のある大きな事故でもない限り、Tilrayのように大麻の植物を栽培するビジネスのような、腐食や枯死で商品がダメになるなどの減価償却はないですよね。ただ、不動産の維持費や管理費にどれくらいかかるのかがちょっと読めない。
それに、大麻ビジネスってセクターとしても新しいですし、スタートアップ企業もピンキリなことを考えると、赤字拡大ですぐ潰れるような企業であれば、長期的な家賃収入もままならず結局管理費の方が高くついた!なんてことはないのでしょうかね?サイトを見てみると、こんな記述がありました。
これは、IIPRがリースしている企業のリストと分布ですが、この上部には、“100% leased to state-licensed medical-use cannabis growers” つまりはその州での医療大麻栽培の免許のある企業にのみリース契約をしている、とありますね。ですので、貸し出すにも一定の条件をクリアした企業限定なのかな、と思いました。とりあえず、決算書見てみましょう。
決算書
これが直近の四半期決算10Qの貸借対照表。
規模的には15億ドルで、昨年の2倍近く資産倍増。資産の60%が不動産。10%が現金ですね。これは良いのか悪いのか。2億ドルくらいの負債はあれど、すぐに現金にできる資産である、短期投資分と現金を合わせれば十分払える額であるのは、これは良いポイントかなと。優先株有り。利益を超える配当ということでマイナス4千万ドルくらいあるので累積赤字ではありますね。ただ、上場も創立も2016年末なので、まだ4年なので仕方なしの範囲内。
損益計算書は、
家賃収入なので、さすがブレない収入。素晴らしいですね!このProperty expenseが不動産の維持費だとすれば、だいたい家賃収入の10%以下の費用。しっかり純利益が出ているので良いと思います。あれ?優先株にも配当がある。これって普通なの?
キャッシュフローも見てみましょうか。
ビジネスの収益の10倍の投資の支出。でもそれは不動産購入、改善費用、短期投資費用、といった感じで、特に驚くポイントがない。
それよりも、さっきの優先株の配当が気になるので調べると、
これには、優先株は2022年10月22日まで売り戻すことは原則禁止と。万が一、会社に倒産などの危機的な状況にならない限り、と言っていますね。なので、優先株にも配当を与える代わりに、しばらくは売らずに保持していてね、という条件がある感じですね。更に、最悪株価が無価値になっても、優先株は一株$25で償還できるよ、という特典があるみたいですね。ですが当然、配当額は私たち投資家の普通株の方が多いです。優先株は一株あたり一定の$0.56。普通株は一株$1に始まり、毎期ちょっとずつ上がってますね。
自分で決算書分析できるようになろう
個別株を選ぶために決算書を読めるようになりたい!という方は、私も入っている、鈴木花子先生の有料クラスがお勧めです。Youtubeもぜひ見てみてくださいね。あとはAmazonでは米国株投資について解説した本も出ています。
こちらの本は、日本語だけでなく英語での解説もあるので、英語学習にもとても良いです。米国在住者でも専門用語は勉強になりました。できるだけ難しい単語や表現を使わず、すごく分かりやすいと思います。長期投資の株を決めるのに、決算書分析でこれだけはおさえて!というキーポイントが分かりますよ。先生の銀行員時代のお話も書いてあり、とても興味深く1日でスラスラ読める内容です。
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IIPRのチャート分析
では、最後にチャートを見てみたいと思います。
IIPRは大麻株の中でも最も安定したチャート
IIPRは値動きがSP500に似ていると言いますか、大麻株の中では最も安定している銘柄じゃないかと思います。まずは日足。
現在の価格は$176くらいで、コロナで一時期は$50代まで下げましたが、最近はかなり上げていますね。いやこれはちょっと急に上げすぎ^^; ですがこのような、上昇→持ち合いレンジ→上昇、といった階段のようなチャートは地合いが強いことを表していますし、空売り比率もこれだけ上がっているのに高いんですよ。ですので、もしかしたら、まだこのまま上げていくかもしれないのですが、私ならもう一度調整が入って、20MAに近づいてから入りたいので、しらばらくは様子見したい、といった感じですね。
1時間足も見てみると、
20MAがキレイに機能した上昇、短期トレードもしやすい銘柄ですね。ただ一時間足も同じで、ここ数日は20MAから離れています。過去の値動きを見ても、この後もう少し上昇した後は崩れる可能性があることも念頭に置いて取引すべきですね。全体的には長期でも短期でも良い銘柄だと思います。
IIPRは今後も楽しみ
IIPR分析、いかがだったでしょうか?IIPRは不動産の借り手がいれば、安定した収入が継続的に入るので、今後取引先が増えれば黒字化する可能性は秘めているかなと。優先株はあるので、2022年10月以降はそれらが売られて株価が下がる可能性はあります。ですが、優先株主も配当があるので、そう簡単に手放すかどうか分かりませんよね。個人的には、今後下げたタイミングがあれば、長期投資でもう少し買い足そうと思います。何かの参考になれば嬉しいです。