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【米国株・FX】ウィークリーアナリシス:3月7日週 ~オシレーターの紹介など~

ウィークリーアナリシス トレード

今週のウィークリーアナリシス!今日は米国株式市場の相場分析と新しく取り入れたインディケーターについて、最後はFX(カナダドル)の分析解説だよ。

こんにちはオルカ(@orca_blog)です。
オルカのインスタ

今回のウィークリーアナリシスは、毎週恒例T3ライブのサミさんのYoutube分析での解説も取り入れたかったのですが、まだ出ていないようなので、個人的な現在のマーケットの分析と、新しく取り入れたインディケーターの紹介。そして今下げすぎているけど、長期では拾いたい銘柄について。最後はカナダドル(USDCAD)の分析をやっていきます。

記事の目次
1, 分析銘柄リストとチャート分析
− 新しいインディケーター、WaveTrend Oscillator
− SP500
− ラッセル2000
− ナスダック
2, 先週の取引と今後
− 先週の取引
− 下げすぎているけど拾いたい銘柄
3, カナダドルUSDCAD分析
− 先週の取引
− 相場環境の解説
4, 総括

株式市場のチャート分析

先週も下げの大きな週でしたね。こういったときにヘッジやショートの練習をするのが良いんでしょうけど、なかなか株式市場でのショートは難しいなと感じています。さて今日は最初に新しく取り入れたインディケーターを説明しながら、その後マーケットの現状を見ていきたいと思います。

  • インディケーターの説明
  • SP500(SPY)
  • ラッセル2000(IWM)
  • ナスダック (QQQ)

評価を測るインディケーターWaveTrend Oscillator

今回このオシレーターを取り入れた理由が、Mad Moneyのジムクレーマーの解説を、日本語でしてくださっているマカベーさんのYoutubeがきっかけです。最近のMad Moneyで、今の下落はまだ続くのか?という、下落が起こったときの大衆心理の話を3月4日にされていたんですが、そのことについてマカベーさんが日本語で説明して下さっています。本当にありがたいです。。その際にオシレーターの話もされていたのですね。

その動画がこちらです:

下落時の大衆心理のお話もとても興味深いので、ぜひ全部見てみてくださいね。オシレーターについては、こちらの動画の15:20の部分で解説されているものなんですが、要は、今が売られ過ぎか買われ過ぎか?の現在の評価の目安を掴むもの、なんですね。

このオシレーターですが、ジムが使っているS&Pオシレーターは、年会費$500くらいかかるそうなんですが、自分の取引所プラットフォームの設定を変更したり、あとはコードが分かれば自作もできるようで、色んなYoutubeも見てみたのですが、自分には理解できないので^^; 誰かが既に作って下さっている似たものを使おう!という、他力本願な考えで、TradingViewのインディケーターを漁っていた結果、WaveTrend Oscillatorを使ってみることにしました。それが以下です:

このチャートの下のインディケーターです。すごく見やすいですよね!上の赤の線が買われ過ぎライン、下の緑が売られ過ぎライン。ここのラインを横にウォークするときには、そこからの反発が見込めるよ、というものですね。

ただ、マーケット全体のチャート(特にIWMやQQQ)の場合は、どれも長いこと上の買われすぎラインをウォークしていますが、なかなかすぐに下落している感じではないですね。また、買われすぎ、売られすぎのラインで、折れ曲がりがあったとしても、それがただの一過性反発か、大きな転換になるかは分かりません。

マカベーさんの動画で紹介されていた、ジムのオシレーターの過去の切り抜きとも比べてみたのですが、やっぱりちょっと違いますね。

そもそも、どんなインディケータでもどこがボトムか?を事前に知れるものなどないわけですが、これまでの下落を見てみたときに、上昇に転じた後は、このオシレーターでもちゃんと機能しているように思います。

何より、今がどの程度売られすぎか、買われすぎか、の目安を知るには十分ですね。これと、前に紹介しているVPCIも一緒に照らし合わせれば良いかな、と思っています。

マーケット全体

先週は更に下げましたね。週明けはギャップアップしていましたが、火曜日から下落再開。予想はしていたものの、長期投資用のアカウントを見るとえげつないな。。と思い、ちょっとがっかりしますね。ただ、今日はこのあと、今大きく下げているけど買い足したい銘柄、もいくつか紹介します。

まずSP500ETFから見てみます。

金曜日は大きく下げた後のマーケット最終日なので、きっとクローズ前は反発するだろうな、と思いましたが、大きく買われ出したのは昼くらいでしたね。現在、どのマーケットも、日足陽線ピンバーになっているので、おそらく週明けに一過性の上昇はあるかも知れませんが、この日足のオシレーターを見ると、まだミドルラインなので、この後も下げるポテンシャルはありますよね。

中小企業ラッセルを見ると、

あまり変わらないですね。オシレーターではまだミドルラインですが、一過性上昇が見込める相場です。

最後にナスダック。

一番大きく下げが進んでいますね。ですが、まだ売られすぎと評価するには不十分ですね。基本的には他と同じかと。

このQQQに限らずですが、本当の意味で上昇に転じたと言えるのは、この上の節目の前回最高値を超えてからですね。それまでには、20MAや50MA、直近の高値など、いくつもの試練があり、仮にそこを超えても、この上限でまた頭押さえつけられて、今度はもっと大きな下落に、というシナリオもないわけではありません。

先程の下落時の大衆心理の解説では、まだ今の下落は、5段階の大衆心理のうちの第1段階目に過ぎない可能性がある、ということを仰っていますね。

その5段階というのは、

1, 否定
2, 怒り
3, 交渉
4, 鬱
5, 受け入れ

といった感じで、もともとは医療業界での心理だそうなんですね。マカベーさんがマーケット心理に置き換えた解説もされていましたが、個人的な体験を含めここでも解説すると:

マーケット状況:これまで順調に上げていたマーケットに急に下落が起こる。

①これまでずっと上げてきたマーケットが、まさか今下落するわけがないよね!という否認に始まる。

②しかしながら中々下落が収まらないことに苛立ちを覚える。

③なんとか下落の損失を取り戻そうと、一過性上昇に乗って買ってみたり、これ以上の損失を止めようと持っていた銘柄を売り始めたりする。

④結果、大きな含み損を抱え、耐えきれず確定したことによるショックで鬱状態に。

⑤最終的にマーケットの下落を受け入れ、相場から退場したり、全て売り払ってもう投資はしない!と思う。

そしてマーケットが再上昇する。なんですよね^^;ここまで絵に描いたような状況にはならないと思いますが、似たようなことはトレードをしている方でも経験しますよね?私はFXで何度なくこのような状態になりましたから。

長期投資のアカウントを見て凹んでいても、むしろ次の買い場で何を買うかを考えたり、大きく下げた後の上昇は大きいので、一気に含み益になることを考えると楽しみですよね。もう既に売ってしまった。。という方も、下落は続く可能性もあるので、それが良かったとなるかも知れません。例え上がっても、また買えば良いですし、今回の下落時ではどんな気分になったのか、売った時のチャートはどうだったのかなど、次回の暴落に備えて書き残しておくのが良いですね。

先週の取引と下落後に拾いたい銘柄

先週はほとんど取引ができなかったのですが、金曜日にポジションをもった銘柄などを紹介します。

RYB… これは先週前半まで、20MAが機能している移行点Aの上昇中の銘柄だったんですが、月曜日に試しに25%でロングで入って、木曜日の陰線形成でロスカットになりました。マーケット全体が下げているときは、移行点A取引は機能しにくいですね。

FARM… これは前回のアナリシスでも出しましたが、先々週の下落で一旦撤退した銘柄です。月曜日に再度エントリーしたのですが、今のところ含み損です。明確に20MAを深掘った陰線が確定したらロスカット予定です。

QQQ… 普段はQQQのような高い銘柄は取引対象にはしないのですが、自分の考えたプランシート通りの値動きがきたので入ってみました。

その値動きというのは、

☆ 空売り位比率が相対的に高いとき
☆ 下落していたのが金曜日の引けにかけて上昇したとき
☆ 大衆から上昇と認識されそうな大きなピンバーを作ってきたとき
☆ どこかの時間(hour)足か日足で、20、50、200MAのどれか付近でそうなったとき

というので、一過性上昇が見込めると思いました。

これはQQQの4時間足なのですが、少し超えていますが200MAが機能しています。日足でも4時間足でも陽線ピンバーを作っているので、少なからず短期的な上昇や、週明けのギャップアップは見込めるかと思いました。空売り比率も、そこそこ高いところから少し下がっていたんですね。

金曜日のマーケットクローズ間際に、50%リスクでロングで入りました。もし週末に大口の売りが入るような事があればロスカットですけども、利食いは、日足20MAもしくは50MA辺りを見ています。

こういったギャップ取引は、ギャップが起こりうる前日とかに玉を入れることが多いんですね。ただしその分、逆にギャップを空けるリスクを背負うので、自分はギャップ取引では50%以上のリスクでは取引できないなと思います。

以前サミさんのギャップ取引の講義を聞いていたとき、今回の値動きではないですが、こういった値動きがきたら家一つ分賭けたって良い!といった力説をされていたことがあったんですよね。ジョークにしても、それはリスキーすぎると思いましたが、成功者の方はリスクの取り方が上手ですよね!

下げすぎているけど拾いたい銘柄!

以前も何度か紹介しているんですが、個人的に拾いたいor既に拾い始めている銘柄を紹介します。

1, CRSP

長期投資銘柄で、パフォーマンスがC3 Aiに続いて最もえらいことになっているんですが、金曜日に少しだけ買い足し、というか買い戻しました。実を言うと、前回紹介してからも下落が酷かったので、少しロスカットしていたんですよね。。あまり長期銘柄をいじるのは良くないのですが、結果的には切っておいて良かったです。

おそらくですが、これからもまだ下げると思います。このオシレーターをみても、しばらく売られすぎラインでウォークしていますが、金曜日に更に下向きになっているんですね。VPCIも下がっていますね。ですが、ここから同じレベルの下落が来る、というは難しいとも思えるので、先日ロスカットした分はまた入れ直した、という感じです。

買い足しはもう少し様子見しようと思います。

2, 5Gや半導体銘柄 
今回の下落はテック系全体がかなり影響受けましたが、特に5Gや半導体は大変でしたね。今日紹介するのはこの中でも、まだ下げる余地はあるのですが、既に売られすぎラインまで来ているので、長期なら買い足すにはそろそろ始めても良いのかな、と個人的に思っている銘柄です。

それが、QCOM、INSG、MRVL、AAPL、AMDです。自分はこの中でINSGとMRVL、アップルを金曜日に買いました。

MRVLのチャートを見せると、

これは下げましたね!MRVLはまだ持ってなくて、ちょうど買おうか考えていた銘柄だったので、今回の下落はとてもラッキーでした。これを見ると、オシレーターもVPCIもまだ上向きではなく、もしかしたら下落は続きそうですよね。

また、個人的には嬉しいアップルの下落ですが、

これもオシレーターではまだ下げる可能性が見えるのですが、売られすぎ領域付近でモゾモゾしているんですよね。VPCIも少しフラットになり始めています。アップルに関してはもう少し買っといても良かったかも。。

この中でQCOMのチャートだけはちょっと微妙でした。他3つと違い、VPCIが今から下げようとしているんですね。オシレーターもまだ下向きです。

それと、今回紹介していないTMUS(Tモバイル)ですが、これはちょっと気づくのが遅かったです。既に上がり出していますね。

ただ、どのみちいつかはまた上がる優良銘柄なら、少しずつ買い足し始めるには良いと思います。ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

今週のUSDCADの分析

先週のカナダドルは難しかったです。。月曜から予想していなかった値動きになったのですが、火曜日の日足でもうダメだと思いましたね^^;

先週の取引

ほとんど取引してないんですが、建値やロスカットになった取引を紹介します。

先週時点では、金曜日に地合いの強い上昇で終わったので、週明けも継続しそう、と言っていましたが、週明けから下落圧力の弱い下げをダラダラと。。この下げ止まりからして読めなかったです。

これが先週の値動きですが、

左側の上昇が先々週の金曜日です。一番上の節目を付けてから、逆レの字で下落していますが、この下落から先週のマーケット明けですね。この下落、丸一日続いたんですよね。ちょうど1時間足が24本分くらいになっていると思います。

その当時はまだ上昇目線だったので、NY時間で上昇反発来るだろうな、と見ていたので、①昼頃に試しにロングで入ってみたものの、すぐ建値に戻ってきてしまいロスカット。

いつまで下落続くんだろうな、と見ながら、②その後夕方の1時間足陽線をみて再度エントリー。これも夜には下げてしまい、ほぼ建値で終わり。

この時点で既に分からなかったのですが、火曜日の日足を確認したときに、レンジ入りを確信して、あ、これは戦えないわ。と諦めました。その日足が、

左から4つ目の陰線コマ。下にはある程度意識される節目があり、かといって下位足みても上昇圧力微妙だし。。と思ったら非効率な値動きになりそう、って思いますよね。

木金は大きな経済指標もあったり、他に仕事があったりと、結局取引したのはこれだけでした。取引はマーケット次第なので、仕方がないですね。

現在のカナダドル分析

ということで、日足から見ていくと、

週足以上のマクロでは、まだ下落ですが、直近日足を見ると、今週はずっとレンジです。このレンジを抜けてくるまでは方向性が分からないな、という感じ。

4時間を見ると、

今ちょうどミドルラインの辺りですね。なんとなく意識されているレンジ中間領域ですが、この手の中間領域で反発しても、それに乗る優位性はないですよね。取引するとしても、上限か下限に引きつけてから、更に反発の条件が揃えば入れる、という感じです。

一応1時間足もみると、

分かることが4時間足と変わらないかなと。特にここから反発しても下落しても、上限下限付けてきたときの値動きを見て、取引できそうならしていきたいです。

自分でもよく分析してみてね

株式市場は今週もボラの大きな週になりそうですね。一過性上昇はあっても、その後失速してからの下落、はあり得ると思っているので、長期投資にあまり多く買いすぎないようにしたいと思います。とりあえずマーケット明けどうなるか楽しみです。FXは今の所、カナダドルもNZドルも取引できそうにないな、といったところ。他の通貨ペアを見ていますが、一度も取引したことがないスイスフランが長いこと綺麗なトレンドを作っていますね。もともとトレンドが長続きしやすいタイプの銘柄なのでしょうか。とりあえず、FXは今後の値動き次第で取引できればと思います。