【米国株・FX】ウィークリーアナリシス:4月11日週 ~往生際の悪いカナダドルの値動きを見てみよう!~
こんにちはオルカ(@orca_blog)です。
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今回のウィークリーアナリシスは、T3ライブのサミさんのYoutube分析で出ていたことを含め、個人的な先週の取引と、現在のマーケット。そして今週取引したいかもしれない銘柄を紹介して、最後はカナダドル(USDCAD)の分析と、カナダドル(USDCAD)あるある往生際の悪いの値動きを紹介します。
記事の目次
1, 先週の取引と現在のマーケット分析
− 先週の取引
− SP500
− ラッセル2000
− ナスダック
2, 今週取引したい銘柄
− Crown Castle International(CCI)
− Hudson Technologies(HDSN)
− Waste Management(WM)
− Discovery(DISCK)
− Marten Transport(MRTN)
3, カナダドルの翻弄されやすい値動きを見てみよう
− インタンジブルレンジと往生際の悪い値動き
− 現状の分析
4, 総括
先週の取引・マーケット分析
まず先週の取引を紹介して、そのあとマーケット分析に行きます。
先週の取引
●AIV… AIVは上方乖離の限界がきそうだから、そのタイミングでショートしたい、と言っていた銘柄です。金曜日にまた少し上昇してしまっていますが、木曜日からショートポジションを持っているところです。できれば前回安値の$6.08か、いければ日足20MAまで取りたいです。
●THTX… これ多分、多くの短期トレーダーから目をつけられていたのだと思いますが、取引所から“Hard to Borrow”の警告が出て取引できなかったんですよ。。残念です。このHTB警告ですが、ボラが大きくなりやすい銘柄とか、レディットなどの噂の銘柄など、トレーダーが火傷を多いそうなリスキーな銘柄などの場合、取引所ではなく、その企業から取引を一時的に制限される場合に出たりします。
●BRKR… これも先週時点ではロング銘柄で紹介したんですが、月曜日にトリガーになり、マーケットクローズ直前に滑り込みでエントリーしたと思ってたんですが、火曜日見たらできてなかったんですよ。絶対に完了のメッセージ見たはずなんですけども。。結局火曜日の上昇を取り逃してしまい、これも悔しかったです。
●CNST… これはショート銘柄ですね。$22.6のトリガーでエントリーしたまま、今もポジションを持っています。
マーケット分析
先週は全て上昇でしたね。今はSP500はレコードハイになっていますが、今週どうなりそうか、現在のチャートを見ていこうと思います。
まずはSP500。
上昇圧力強いですね!レコードハイです。今週はこのまま上昇継続するかもしれませんが、マーケット明けは様子見したいですよね。というのも、ボリュームが伴っていないのが心配要素なんです。VPCIがけっこう大きく下がってきています。ですが空売り比率は高めです。レコードハイのあとは非効率な値動きが来ることも多いですしね。要観察です。
中小企業IWMですが、
チャート的には、20MAに押さえつけられているし、三尊形成のようにも見えてイマイチな感じですが、インディケーターは一番良いですね。どちらも上昇傾向で、空売り比率もかなり高めなので、今週上昇を期待したいです。
最後QQQですが、
これも前回最高値付近ですね。これだとVPCIはフラットに見えますが、拡大すると下がっています。空売り比率はニュートラルで0.6。上方から下がってきている感じです。大陽線で上昇圧力は強いですが、これも手を出さず週明け観察したいです。
先週のサミさんの分析では、あまりマーケット全体のことは触れていませんでしたのでアップデートしなかったのですが、今週については、ラージキャップ(GAFAやMSFTなど)が上げすぎているね、とのこと。ショートしろということではなく、ここから追随するのはリスクが有るということなんですが、中小企業から大企業へのマネーローテーションされているとのこと。
スモールキャップの短期トレーダーとしては、特に気にするべきファンダメンタルはなさそうですね!
今週取引したい銘柄
最近、自分の短期トレードの銘柄選定が、これまでかなりずさんだったなと痛感しました。先週は実験的に、これまでよりもストリクトなプランで銘柄選定しているんですが、おかげで取引チャンスはめっきり減りましたが、銘柄数も少なくて取引の余裕があるのと、バッティングレートも少し上がったのは良かったかなと。サミさんの仰るように、継続的に6割達成できるようになるのが次の目標です!
また、先週から取引枚数(リスク率)も減らしました。自己分析をしていると、やっぱりどこかで、短期的に大きな利益を取りたい、と思っている節があったと思います。トレードプランを見返すと、なんでこんな銘柄にこんな枚数で取引しているんだって思うものが多かったんですよね。運良く利確できたけど、これって根拠薄いよね、って思うものも多く。。安定した6割の壁を達成するまでは、こんな感じで継続しようかな、と思っています。では、今週取引するかもしれない銘柄などを紹介していきます。
- Crown Castle International(CCI)
- Hudson Technologies(HDSN)
- Waste Management(WM)
- Discovery(DISCK)
- Marten Transport(MRTN)
Crown Castle International(CCI)
これは中長期投資でも保有している銘柄なんですが、短期的にはショート銘柄として見ているものです。一度はトリガーにかかっていたのですが、見ていなかったので、次のエントリータイミングを待っています。
ちなみに、今後はできればスマホのスクショを使うようにしたいと思います。PCでのスクショだと、どうしても容量が大きいくせに画質が悪いので、インディケーターを表示しなくていいチャートは、こっちにしますね。
今度のトリガーは$174.40で、ここから20MAまでのショートを考えています。空売り比率も低め。現時点では良い感じの123パターンができているので、今週楽しみです。
Hudson Technologies(HDSN)
これは以前一過性急騰の可能性があるよ!と言っていた銘柄で、先週水曜日にトリガーの$1.76を超えてロングエントリーしたものです。
木曜日に利確できたので良かったのですが、今回はここからの下落を考えています。
とはいえ、ここからの下落はリスク高いとは思います。インディケーターや空売り比率は全て上がりすぎを示してはいるんですが、実体のある陽線を切り上げてきているのが気がかりポイント。もしかしたらもう一段の上昇はあるかもしれないので、週明けの値動きを見て、入れそうならショート予定です。
エントリートリガーとしては、前日安値の$1.95を見ています。
Waste Management(WM)
これもショート銘柄ですが、現時点ではまだ様子見したいですが、今週中に取引できるんじゃないかと見ています。
かなり上げましたよね。まだ上昇圧力は強いのですが、もう何日も上昇し続けていて、移動平均線を離れているのと、ボリュームが下がっているのが気になるポイントです。空売り比率は0.34でニュートラル。これは近い未来に下落が考えられるかなと思っています。1時間足での下落の値動きを注目していきたいです。
Discovery(DISCK)
これはサミさんの分析でも出ていました。下落圧力が強いので、もう一段の下落を取りたいと思っている銘柄です。
トリガーが$35.40なので、もしかしたら週明けギャップダウンされたらキャンセルします。利食いは$31.00。行けて200MA付近を見ています。
Marten Transport(MRTN)
これは以前ショート銘柄で紹介していたものです。あれからエッジ上限を若干上抜けました。
現在はロングを持っているのですが、この銘柄の怖いところは、例え節目を超えてもそこから急騰急落するんですよね。特に今は上限近辺で、前回最高値を再度試しているので、ここから急落も考えられるんですよね。月曜日は注意して見ていきたいです。
カナダドルの翻弄されやすい値動きと今週の分析
先週のカナダドル(USDCAD)は前半難しかったです。月、火曜日は特に火傷しそうな相場だったので、あまり触らないようにしていました。やっと取引できたのは木曜日だったかと思います。この日カナダドルではよく出る値動きを見せていましたね!ということで、今日は先週の取引を紹介しながら、カナダドルのインタンジブルレンジと翻弄されやすい値動きの検証をして、最後は現在の分析をして終わります。最後の分析だけ見たいよ、という方はこちらからどうぞ。
先週の分析
まずこれが前回のアナリシスで出した1時間足ですが、
崩れやすそうなので、この上下限どちらかを試してくるまで観察、と言っていましたね。
そしてその後どうなったかというと、
崩れてからの乱高下上昇(チャネル部分)、といった感じでした。この丸の部分が先週のマーケット開けでしたね。
このマーケット開けの急落はかなり良いショートチャンスでしたね。ここは寝ていたので取引できませんでしたが、月曜日前場に先週のレンジ下限は下抜けるな、と思ったので、ここからのもう一段下落を取引したという感じです。
個人的には、この上昇は長続きしないだろうと思っていましたが、軽いオーバーシュート後の値動きになっていったので引き続き観察。この乱高下上昇が崩れるのを待つ間も、何回かショートしてみたんですが、大陽線とか出始めたので、諦めて様子見に徹していました。
やっと上方乖離の限界に来たのが木曜日だったんですよね。この乖離限界で出たのが、1時間足のインタンジブルレンジです。
インタンジブルレンジは以前書いたカナダドルの特性の記事で紹介していますが、節目規定曖昧でいつどっちに動くか分からないお化けみたいな形のレンジのこと。
カナダドルあるあるの値動きなのですが、ある程度値が動いた後に出ることが多く、例えばトレンド中の調整だったり、上方乖離の限界なんかで出ます。今回は、マクロの流れに反する乱高下上昇の後、インタンジブルレンジが出ていたので、もともと崩れやすく、最高のショートチャンス!と思いましたね^^
インタンジブルレンジは結果論なので、形成始めに気づくことは無理です。今回私が理解できたのは、木曜日朝起きたときなんですね。NY時間の朝5時6時くらいなんですが、ここです。
このとき、上方乖離の限界を疑って、下目線で見ていましたが、インタンジブルレンジの厄介なところは、なかなか大人しく進行方向に動いてくれないことなんですね。
この局面のカナダドルはかなり往生際が悪くなることが多いです。こういった場合どうしているのかというと、ボリンジャーバンドを使うんです。これが今回私がエントリーしたところなんですが、
この黄色いところが最初ですね。そのあともいくつかエントリーしているんですが、こういった環境でのエントリーですが、ボリンジャーがこれまで一番機能している時間足を探し、そのボリンジャーのアッパーやミドルラインにつけてきた辺りで入ります。
言葉にするのは簡単ですが、実際は難しいですよね。それらの節目やラインが綺麗に機能することのほうが少ないので、ギリギリ届かないとか、ちょい上抜けなんて現象はしょっちゅうです。更には乱高下して暴れるしで翻弄されやすいですが、マクロ環境の認識ができていれば大丈夫です。
そして、ネックラインを過信しすぎないことも大事です。なぜなら、必ずしもそこがネックになるとは限らないからです。
これが難しいポイントでもあるんですが、インタンジブルレンジでは、ネックラインと思っていたラインを下抜けたのに、また急騰してくることはザラにあります。
あとでこの手の値動きをお見せしますが、インタンジブルレンジからの下落を取る場合、このネックラインの節目を下抜けたからエントリーしよう!という方法は、やっても良いのですが、それだけだと効率が悪いので、できればボリンジャーを目安にしたエントリーがおすすめです。ツールを当てにするのではなくて、基本値動きなのですが、この場合ではあると便利です。
カナダドルの翻弄されやすい値動きを見てみよう
ってことで、この往生際の悪いカナダドルを検証ツールを使って見ていきます。今日お見せするのは、この黄色の部分辺り。これの前後プラスの値動きも入ってます。
下にネックラインが引いてあるのですが、最初私はこれよりも上に引いていたんですが、一度深ぼるも再度上昇して、結果的にこのラインがネックラインになったんです。こういったとき、ネックライン(だと思っていたところ)を深ぼったからといって、慌ててショートしてしまうと、もしかしたらまた一過性急騰が来るかも知れないんですね。
更に、その値動きに翻弄されて、やっぱりショートじゃなくてロングにする!といって途転すると今度は高値づかみになって、その後急落。。といった現象が起こります。そんな事する人いないと思いますが、私はこれ最初の頃100万回くらいやったと思います^^; 途転は余程明確なシナリオ通りにならないと、してはいけないですよね。
ということで、またHD設定で、今回の再生速度は1.75倍くらいで再生お願いします。編集時点でも速度変更したのですが、まだ十分ではなかったです。
このシミュレーターの再生速度は31が一番良いと思います。もう少しだけ上げたいんですが、下位足で32以上になると肉眼では捉えられない速さになります。
ちなみに、今回の翻弄されやすい値動きですが、まだそこまで悪くない方です。カナダドルのロス狩りは、時に前回下落の125%戻しも有り得ます。ボリンジャーを明らかに突き抜けて、あーこれは負けだなー、と思ってロスカットすると、急落し出すというマリシャスな一面もあったりします。。
現在のカナダドルの分析
では最後に、今週のカナダドル分析をしていきましょう。
週足をみると、
マクロでは下落。直近は相変わらずサイドウェイが続いていますね。
日足は、
上ヒゲ長い陰線。これがこのまま機能して下げてくれればいいですね。短期的にも下落優位に見えますが、4時間を見てみると、
この直近の下落圧力は強く見えますよね。ですが、ここ最近ずっとこのレンジ内を、上昇と下落の圧力比が同等に値動きがだらだら続いているので、今はこのレンジ内の値動きを観察するしかできないですね。このレンジの上下限付近での値動き次第でエントリーする、という、先週と同じ分析です^^;
個人的にはマクロの並行チャネル下限まで来てほしいと思っていますが、ここ最近のレンジを見ていると、今の段階では、圧力比が同じだし、どっちに行くのかも予測不可能なんですよね。
もし、下に行くとしても、このままストレートは難しいかなと。大きめの調整を入れながら、2月始め〜半ばくらいの時のような感じで下落するんじゃないかなと、今の段階では思います。
もし上に行くなら、保ち合い作ってから上に流れる感じを想像しているので、時間かかると思います!
自分でもよく分析してみてね
今週の米国株マーケットは、ボリュームが少ないレコードハイ後なので、週明けどんな値動きが来るか楽しみですね。個人的には下げてくるんじゃないかと予想しているんですが、そうなってしまうと短期トレードのロングポジション銘柄が心配なんですけども。カナダドル以外で取引する主要銘柄のNZDUSDは、ずっとチャートは見てはいるんですが、これまで私が取引したことのある期間には見せたことのない下落を作っていて、手を出すのが怖いんですよね^^:見た感じ2017年の2月とか9月頃の下落に似ているなと思いましたが、バックトレードしたいんですが、流石にそこまで遡れない。。ただ、おそらく2017年のNZDUSDだったら私は戦えてないだろうなと思います。現在ですが、直近のこの下落の並行チャネルがまだ機能しているなら、ここから大きく落とす可能性はありそうですね。