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【米国株・FX】ウィークリーアナリシス:2月21日週 ~通貨ペアUSDCADの特性とは?~

FX ウィークリーアナリシス トレード

今週のウィークリーアナリシスだよ!今日は米国株、FXの分析だよ。

こんにちはオルカ(@orca_blog)です。
オルカのインスタ

今週のウィークリーアナリシスも、毎週恒例T3ライブのサミさんのYoutube分析の見解を含め、先週の取引結果や、今週のピックアップ銘柄の解説。そして最後は、先週のカナダドル取引と、そもそもカナダドルってどんな通貨ペアなのか、個人の体験を含めUSDCADの解説をします。これからFX始めたい方や、通貨ペア選びを迷っている方、ぜひ参考にしてくださいね!

記事の目次
1, 先週の銘柄解説
−BOX
−ANTE
−FARM
2, 分析銘柄リストとチャート分析
−マーケット全体
−AREC
−MDP
−NAII
−下げ過ぎている銘柄特集
3, カナダドルUSDCADの話
−筆者がUSDCADを取引する理由
−USDCADの特性
−USDCADあるあるチャートパターン3選!
4, 総括

先週の銘柄解説

まず、先週紹介していた銘柄の結果はどうだったかを報告します。ここではチャートはないので、お持ちのプラットフォームから確認してみてくださいね。

BOX… これは前回、一度下げてからのU字形成で入りたい、と言っていた銘柄です。今の所まだレンジ内でこれと言って優位性のあるロウソク足を作ってきていないので、まだ観察したいと思います。

ANTE… これは前回プルバック後の上昇を期待していた銘柄です。週明けギャップアップしてしまい、これは入れないな、と思っていたのですが、その後綺麗に上げていたので、50%で入りました。木曜日に陰線形成したので、ここで利食いしましたが、その後下げてこないので、まだ上げてこれるポテンシャルはありますね。今週入れそうなら、取引していきたいです。

FARM… これはあまり期待していないけどロングの玉持ってるよ、と言っていた銘柄です。まだレンジを作っていて、先週は特に値動きがなかったです。もし、この日足20MAを深ぼったらロスカットします。

分析銘柄と株分析!

先週は下落気味で、上昇圧力失速といった感じでしたね。あまり取引できず、やはりマーケット全体が弱いと、移行点Aの取引は機能しにくいな、と思いました。先週紹介している銘柄以外にも、優位性は低いけど取引候補に入れていた銘柄はいくつかあったんですが、ことごとく上昇圧力失速していたので、取引を見送ったものが多かったです。もし、移行点Aの取引をしていきたい場合、特にSP500ラッセル2000の相場環境、地合いの強さなどは確認したほうが良いですね。

では今日もいくつかピックアップ銘柄を解説した後は、先週同様、今かなり下げているけど長期で買いたい銘柄、の紹介もしたいと思います!

  • マーケット全体
  • American Rec(AREC)
  • Meredith Corporation (MDP)
  • Natural Alternatives International (NAII)
  • 下げすぎている株特集

マーケット全体

サミさんのマーケット分析では、QQQ(ナスダック)を解説されていましたが、主に、金曜日の高値を超えれば今週も上昇、そこまで到達できなければ下げ基調になる可能性がある。と仰っていますね。SP500は先週のプルバックが甘いので、まだ下げてこれるポテンシャルはありますね。

ではそのSP500から見てみると、

金曜日陰線で、まだ日足20MAからは離れていますね。上昇圧力失速で高値圏で推移しています。月曜日に大陰線を付けてくるなど、相場環境がガラッと変わるようなことがなければ、現時点ではあまり上昇するようには見えない印象です。

ダウは、

金曜日はギリギリ陽線ですが、引けにかけて下げていますね。ここから上昇するにはもっと調整が必要に見えます。

ラッセルは、

これはプルバックで日足20MAを付けてから上昇したところ、という感じで、ブーリッシュなので上2つとは違いますね。

大企業系は日足で明確なプルバックがないと、効率の良い上昇は難しいように思えます。ですが中小企業は、上昇傾向にあるかなと。VPCIが依然下げているのは気がかりですが、短期取引は中小企業ばかりなので、今週は少し期待できそうです。とりあえず、週明けスタートがどうなるか見ていきたいです。

American Res(AREC)

これがAREC日足ですが、

移行点Aの上昇を見せてからのプルバック中ですね。今週ここからの上昇を期待しています。ちょっとプルバックの期間が長いのが気がかりですが、週明けギャップなどがなければ取引したい銘柄です。空売り比率はニュートラル。ストップは直近最安値の5.6を深ぼらない限りは持っていたいです。

Meredith Corporation (MDP)

これがMDP日足です。

これは移行点Aの上昇後、階段を形成しながら上昇していますね。週足日足共に陽線で、引けにかけて上げています。空売り比率は低いようですが、週明けギャップダウンなどがなければ、取引していきたいと思っている銘柄です。

ただ、この手のチャートはここでダブルトップになって下げることも考えられるので、もしサミさんだったら、前回高値の$26.20を超したらエントリーとすると思います。

Natural Alternatives International (NAII)

NAIIはプルバック後の上昇が狙えそうです。

ただ、週足が陰線で引けているのは懸念点ですね。週明けこのまま失速しなければ、取引していきたいです。

下げすぎている銘柄特集

先週紹介したCRSPはまだまだ下げ止まりが読めない状態ですね。金曜日は少しだけギャップアップで久々に陽線形成しましたが、コマなので上昇持続優位性はなさそうです。最悪、日足200MAコースはあり得るかな、と思っています。ベライゾンは一過性上昇はありましたが、(ウォーレンさんの買い?)その後また下げてきていますね。ユニリーバもまだ下げが止まらない様子。下げても買い足せば良いので、今週どうなるのか楽しみです。

今日は個人的に長期で買い足したいと思っているゴールド(GLD)サンパワー(SPWR)は今買いどきなのか、見ていきたいと思います。

ゴールドはずっと下げ続けていますね。ゴールドのETFのチャートは、マーケットクローズの間の値動きが分からないので、マーケット明けに予想外の値動きをすることがよくあります。予想外をできるだけ回避するために、金の価格のチャート分析もしたほうが良いと思いました。

これまでゴールドのミクロの値動きをちゃんと観察したことがなかったんですが、なんだか異様な値動きですね^^;実際に取引したわけではないんですが、転換点が難しいのと、時折見せる急落が怖すぎる!予兆がわからないし大損しそうです。。MT5のデモトレでやってみようかな。

まずはETFのチャートですが、

下げ圧力が強めです。金曜日は陽線ですが、引けにかけて下げていますね。

金の価格チャートを見てみましょうか。

日足ですが、これまで意識されている領域で反発。金曜日の足は陽線ピンバーで、引けにかけて少し下げているようにも見える。ただ個人的には、ここから少なからず上昇はあるんじゃないかと思います。

4時間足は、

逆三尊の中央最安値形成後にも見えますね。もしこの上の節目を超えられれば、一過性の上昇は見込めますよね。

ただ、じゃあここから長期的な上昇になれるか?というのは別の話で、先程の日足のトレンドラインを超えてこない限りは、まだ下落の範疇です。週足も見てみると、

下落パフォーマンスのほうが良いですよね。むしろ今の時点では、下の節目を割って下落してもおかしくないように見えます。

ただこのチャート、以前のブログで紹介した、ビットコインのチャートにも似ているんです。それがこれです。

私はこのとき、上昇してもまたトレンドラインに押さえつけられて、もう一度下げるだろうと思っていたのですが、イーロン・マスクさんのビットコイン購入のニュースを受けて、そこからトレンドラインを軽くブチ抜けて、未だに上昇していますよね。

なので、もしゴールドもそうなってくれれば、ここからの上昇というのはあり得るかも知れませんね。買い場かどうかの結論としては、私は金曜日に少しまた買い足しています。ですが個人的には、いずれこの下の節目を割る可能性は拭えないので、今回一過性上昇をして、上のトレンドラインを抜けられず失速するようなことがあれば、ポジションを減らすことは考えています。その時はまたブログで取り上げようと思います。

では次がサンパワーコープ(SPWR)です。

決算が思ったほどでなかったのか、かなり下げてしまいましたね。下落圧力は強く、下位足で見ても下落が強いです。空売り比率もニュートラルなので、まだ下げて来る可能性はありますね。

ですが、個人的には金曜日に買い足しているのと、もう一段下げてきたら買い増す予定です。決算書も良いのと、太陽光発電やエネルギー貯蔵の分野はこれから期待できますね。バイデン政権になり、今後政府の後押しもあれば、まだまだ上げるポテンシャルは持っているかなと。個人的には下げてきてくれて嬉しいです。

長期で持つなら、今買っても良いと思っていますが、まだ下げ圧力は強いので、下げてきたらその時も買えるようにしておくのがオススメです。

カナダドルってどんな通貨ペア?USDCADを解説!

先週のカナダドルはかなり非効率な値動きが続きましたね。。やっと大きく動いたのは金曜日の下落でしたが、それも欧州タイムで大きく動いていたので、NYタイムでは、その余力で少し下げたくらいで、ほとんど値幅が取れなかったです。NY時間で金曜朝に、下落圧力が強かったので取引を試みましたが、9時代の一過性上昇で狩られ、結局そのあと入り直してもう一段の下落に乗れたくらいです。自分が寝ている時間に大きく動かれる時が一番残念ですね。

ただ、先週の値動きは、久々にカナダドルあるあるの値動きが出たな、と思ったので、今日はそれを兼ねて、カナダドル(USDCAD)の通貨ペアの特徴を紹介していきます。

カナダドルの相場分析

先週時点では、順調に下げてエッジ内に戻っているので、1月20日あたりに試した価格帯まで取っていきたい、と言っていたかと思います。あのブログ更新したのがNY時間で夜中だったんですが、アップロードしたすぐくらいに、ロスカットに引っかかって利食いされていましたね^^; 朝起きたら逆三尊形成からの急騰に転じていて、あーこれをリアルタイムで見ていたら取引したかったと思いました。こんな感じで、欧州タイムで大きく動くと、決まってNYタイムでは一過性反発や非効率な調整の値動きを食らうので、取引が難しくなったりしますね。

相場環境ですが、日足でみてみると、

この右から4つ目の陽線の日がブログを更新した日です。この前日足からショート玉を持っていて、希望としてはこの下の節目まで取りたかったのですが、節目の少し手前で大きな一過性反発が来ましたね。カナダドルはこの手の節目ちょい前反発はよくありますね。

で現在は、依然下落圧力強いですね。これは今週中に下の節目を下抜けるのを期待しています。大人しく落としてくれればいいですが、節目付近なので一悶着ありそうですね。

週足を見ると、

前回この節目を試してきたときのロウソク足は、実体部分のないピンバーですが、今回は陰線。なので、いずれは落ちてくるだろうなと思います。

噛み砕いて1時間足を見てみると、

今後の短期的な値動きですが、まだ下落の圧力が強いので、ここから大陰線形成して節目まで再度試すシナリオもあります。ですが、このままドストレートに節目を割るには遠いので、この辺でモゾモゾ始めそうですね。そこで一過性反発がくることも十分考えられるので、現時点ではどっちに行くか読めないです。

日足を拡大してみると、上ヒゲ下ヒゲもそこそこ。ボラが激しいので、ここからの一過性反発だったり、一旦節目を割って、下落と思わせてからの一過性上昇、もあり得るので、今週は注意して取引したいですね。一過性反発の上げ止まりとしては、上の白のトレンドラインは一つの目安になるかと思います。

カナダドルを取引している理由

ではカナダドル(USDCAD)の解説をしたいと思いますが、その前に、なぜ自分がこの通貨ペアを選んでいるかを話したいと思います。

私がFXを学び出した当初、デモトレで色んな通貨ペアで遊んでいたんですが、メンターの御堂先生の教えもあって、まずは取引したい固定の通貨ペアを決めよう、と思ったんですね。

ですが、当時は何が取引しやすいとか、難しいのかが全く分からなかったので、とりあえず週足が綺麗だから取引してみよう!という短絡的な考えで取引し出したんです。カナダドル以外にも、NZDUSDも取引銘柄ですが、これは当時下落が長続きしていて、このままショートしていれば勝てそう、と思い取引し始めました。

これが当時のカナダドルの週足ですが、

週足レベルで綺麗な並行チャネルレンジができていたんですよね。ですが、これが果たして取引しやすいかは、下位足を見ないと分からないですよね。それに、この並行チャネルが今後も続く補償はないわけですが、当時はそれに気づけなかったんですよ。

そんな考えで取引し出したわけなので、カナダドルもNZドルも大損ばかりで、最初は何が悪いのかも全く理解できなかったんですけども、それでもしばらく取引していると、少しずつ銘柄の特徴が見えてくるようになります。

トレードは、全く同じ相場には出会えない一期一会だと思っているのと、今でも分からないことはたくさんあるんですが、この通貨ペアにはこういうのよくあるな、とか、そういった癖や規則性を発見すると楽しくなりますよね。

負けが続くと、これ以外の通貨ペアを選んでいれば良かった、と考え出したり、他の通貨ペアを取引したりもするんですが、大抵そういう考えだけで手を出すと負けるんです^^;他の通貨ペアは検証したことがないので、カナダドルやNZドルが初心者向けか?と言われると、それは分からないのですが、自分が分かるところだけで戦えば、取引しやすい通貨ペアだと思います。

カナダドルやNZDUSD以外では取引しないのか?といえばそうではなく、例えば、米ドルが極端に地合いが強くなった場合、ドルストレート全体で綺麗なトレンドができやすいので、そのときは他の通貨ペアも取引します。ですが、そうでない環境のほうが多いことを考えると、やっぱり自分の慣れている通貨ペアは1つあったほうが良いかな、と個人的には思います!

カナダドル(USDCAD)の特徴は?

以下の項目別に解説しますが、

● 相場の性格
● 節目機能性
● おすすめの取引

カナダドルの性格としては、寝ていたかと思えば突然大きく動き出すような、大きく動く時とそうでない時が極端な通貨ペアだなと感じます。マクロで見ると、並行チャネルができていて綺麗だな、って思うことは多いですが、日足のロウソク足を観察すると、前後のロウソク足の大きさが極端な時があったり、実体部が小さい上ヒゲ下ヒゲが長いロウソク足が何本も続いていたり、ってありますよね。

ここからも汲み取れるんですが、カナダドルは乱高下の値動きがスタンダード。その理由としては、マクロレベルで平行チャネルレンジ、レンジ、インバーテッドが多いからなんです。

また、上方乖離の限界からの下落では、ロス刈りの値動きも多く見られるので、ただ大人しく下げればいいのに、わざわざ大きな反発を見せつけてきたり、往生際が悪いなぁ、と思うことは多々あります。

次に節目が機能しやすいかどうかですが、カナダドルはどちらかといえば、横の節目よりも斜めのトレンドラインを機能させるほうが多いと思います。

また、それらのトレンドラインや節目は大まかには機能するんですが、ミクロではかなり曖昧に動きます。なので、真面目な方ほどストレスになる可能性は高く、大雑把に見てあげないと腑に落ちなくて悩むこともあります。

例えば、レンジを作っていてある程度この節目が機能するな、と思っても、節目手前で反発したり、そこを超えてからの反発、は多々あります。例えばこんな感じ。

これは今私が取引しても難しいと思います。。この下ヒゲ長いピンバーですが、今はロウソク足が確定しているから良いですが、確定前は大陰線じゃないですか。もともと下落基調で、明らかに節目を超えていたら、まだ下落が続くんだなって思いますよね。。

なので、突発的な大きな値動きが起こった場合、ロウソク足確定まで待つことも大切です。あとは節目は必ずオブジェクトラインで引くことや、トレンドラインはあまり忠実に守らない、ということも大切ですね。

こんな感じでロス刈りのときにも見られますね。

私はこういった値動きは今でも騙されることがあります。。この上限近辺で、逆張りショートを入れていた場合、この右の上ヒゲ長いピンバーの形成中にロスカットされるトレーダーは多いはずです。これが俗に言うロス刈りなんですが、例えそこでロスカットされても諦めないで、値動きを見て再度エントリーすることができるようになると、最初に多少損失食らってもその後の取引で取っていけます。

別の例だと、例えば下に大きめの意識される領域があったとき、値動きが下落圧力強く推移していると、そこまで到達するだろう、と思いますよね。ですがこの通貨ペアは、例え地合いが強くても、節目少し手前で大きな反発はよくあります。これが特に1時間4時間足確定後とかだと、多いですね。例えば、これが先週あったやつなんですが、

結果的には下落して、意識される節目まで到達しています。ですがその前にも一度、近くまで試してこようとしているのが見えますよね。これがちょうど先週のブログをアップロードしたときなんですよ。節目の少し手前で大きめの一過性反発が来ていますよね。これはスキャルパーには本当に厄介な値動きです。

この手の反発時は撤退しないと、長時間反発に咽まれます。その一過性上昇がいつまで続くのかは結果論なので、撤退タイミングを逃したときのために、必ずロスカットラインは随時移動することをお勧めします。手動で撤退するタイミングですが、これは別の機会で話そうと思います。

カナダドルおすすめの取引ですが、これは以前も紹介している、マクロの流れに沿った時間から時間の取引もしくは、ある程度節目が明確なら、レンジ内取引がおすすめです。

もちろんスイング取引もできるのですが、それは米ドルが極端に強かったり弱かったりするときに、明らかなトレンドが長期でできている場合なんですよね。そういった場合なら、一過性反発も分かりやすいのでスイングがしやすいんですが、そうでない時は、基本マクロの流れに沿った時間から時間の順張りか、節目が明確なところでのレンジ取り引きが良いと思います。

USDCADあるあるチャートパターン3選

では最後に、カナダドルでよく出てくるチャートパターンを紹介します!

● インタンジブルレンジ
● 嵐の前の静けさ急騰前予兆
● 右耳インバーテッド

他にもあるんですが、記憶に鮮明に残っているものから紹介しようと思います。まず最初はインタンジブルレンジです。

米国株の花子先生の会計クラスの中で、Intangeble Assetは形のない資産だよと学んでいるんですが、じゃあ形のないレンジって何?って思いますよね。Intangibleは他にも、不可解な、曖昧ななどの意味もあって、つまりは節目が曖昧な、結果論を見ても不可解なレンジのことをこう呼んでいます。形がお化けっぽいので、お化けレンジでも、名称は何でも良いです。

これが2019年の秋頃の4時間足チャートですが、この☆の部分がインタンジブルレンジです。これらのレンジをみると、節目もトレンドラインも曖昧ですよね。この時期は本当にこの手のレンジが多かったんですよ。最近コロナパンデミックのあとはあまり見ないなーと思っていたんですが、先週出現しましたね。

この丸の部分なんですが、先週の値動きが難しかったのは、このインタンジブルレンジのせいです。もっと凝縮したチャートでみると、お化けのようになっています。

要は節目規定も曖昧で、どっちにどう動くのかが皆目検討がつかない。こういった相場では手を出さないほうが良いのです。このお化けのような形になるのは結果論なんですが、値がある程度大きく進んだ後にこうなることが多いです。取引中に、なかなかトレンド方向に進まない、なんか取引しにくい、と感じたら取引を辞めたほうが賢明です。

いつもチキン利食いをしてしまい、今日こそは利を伸ばそうと思い持ち続けると損をする。。といった悩みがある方は、もしかしたらこの手の難しい環境でトレンドフォローしようとしていないか、確認してみてください。

じゃあ、こういった難しい環境では取引しないほうが良い、ということは理解したけど、週足日足レベルでインタンジブルレンジが出たら、その間ずっと取引できないのか?というと、そうではないです。節目が曖昧なので難易度は上がりますが、そのレンジ内の急騰急落を取っていく方法もあります。そのためには、急騰急落前の予兆を汲み取る必要があります

そのときに出るのが嵐の前の静けさ急騰前予兆です。

この予兆となる値動き、チャートパターンはもっとありますが、今回はその中で1つだけ紹介します。それが、

明らかな大陰線後、下落圧力を急激に失速し、なかなかそれ以降下落が進まず、同じ価格帯近辺でモゾモゾし出した時。

この値動きが出たら、そこから急騰に転じることを疑ってくださいね。例えばこんな感じです。

これは1時間足なのですが、急落後、突然下落が進まなくなって、同じ価格帯でモゾモゾしていますよね。全然動きがないな、なんて思っていると、いきなり急騰するんですよね。

そしてもう一つがこれ。

この丸の部分です。下落圧力強く下げてきたのに、急に失速して、なかなかそれ以降下落が進行せず、同じ価格帯をだらだら推移していますよね。

これはインタンジブルレンジではかなり多く見られる急騰前予兆です。ぜひ参考にしてくださいね。

そして最後は右耳インバーテッド

これも名前は何でも良いです。これはカナダドルだけでなく、ポンド系でもたまに見かけました。マクロでレンジやチャネルを形成しているとき、その上方乖離の限界に来たときの値動きに多いのが、ダブルトップと言われるものかと思います。私はこれを猫耳と呼んでいるんですね。(厳密には違うんですが、今日はとりあえずダブルトップ=猫耳と思って大丈夫です)

猫耳が形成される時というのは、まず最初に試した高値圏で反発し、下落しますね。これが左耳形成というわけですが、その後はレンジになり(これが猫の頭の部分)、その後再度高値圏を目指すも落とす(これで右耳形成)、という流れになると思いますが、あくまでこの猫耳というチャートパターンは結果論ですよね。

もしかしたら、二点天井付けずに、右側で上昇するかもしれなかったわけです。ですが、この節目を上抜けるか、このまま落とすか、を見極めるには、そのときの値動きをじっと観察するしかないのですが、この右耳部分で、インバーテッドを作ってくる場合、多くがそこで下落していくのをこれまで多々目にしてきました。

これがその例です:

1時間足で、綺麗な猫耳を作っていますよね。左耳はピンバーで、右耳は、下ヒゲ長い陽線からの大陰線、で形成されていますよね。

ですが、この右耳を噛み砕くと、

インバーテッド形成しているんですね。

このパターンはそんなにそんなに頻発はしないんですが、たまに出てきますし、カナダドル以外の通貨ペアでも、ボラが激しい環境で、上方乖離の限界に来たときには、出現する可能性があります。ぜひこれも、一つのチャートパターンとして、活用してもらえたらと思います。

自分でもよく分析してみてね

そういえば、先週NZDUSDが取引できそうだな、と言っていましたが、その理由は日足レベルでだいぶ底固めをしていて、上昇に転じてもおかしくないな、と考えていたからなんですね。ですが、その後派手に下げてきて、このレンジいつまで続くか分からないなぁ、と思っていた矢先に急騰、といった感じで、結局取引タイミングがつかめなかったです。。とりあえず今週もカナダドル取引と、NZDドルは上目線で取引できそうなら、していきたいです。