【アメリカ在住者向け】初心者におすすめ♪スマホで簡単米国株投資アプリ7選徹底比較
今日(21年11月)は、去年11月に執筆した米国株長期投資アプリトップ5を最新版にアップデートしました。紹介するアプリを新しく2つ追加し、それぞれ情報もアップデートしていますので、一度見た方も再度読みに来てもらえたらと思います。
私が投資の世界に興味を持ち出したのは、2018年秋頃なのですが、その時は大手ブローカーで口座を開けるのに少し抵抗がありました。その理由は、大手のブローカー、例えばE-TRADE、Ally Invest、AmriTradeなど、ほぼ全てのブローカーで株の購入につき手数料があり、その額も一回7ドルとか、けっこう高かったんですよね。
コロナ後には、色々な事情を考慮されたのか、条件付きで手数料なしの会社が多くなりましたが、当時は掛かっていたので、なんとか手数料を払わずに済む方法がないか調べていたわけです。
そこで知ったのが長期投資用のスマホアプリだったのですね。今ではその数も多くなりましたが、今日はその中でも、自分自身が使って良かったもの、もしくはレビューが良かった特にお勧めのアプリをご紹介します。
記事の目次
1, 長期投資アプリってそもそも何?
– 長期投資アプリでできること
– 米国在住なら誰でも使えるの?
– 大手のブローカーとは何が違うの?
– アプリ会社同士に違いはあるの?
2, おすすめ長期投資アプリ7選!
– この中でトップ3はこれ♪
– SoFi(ソーシャルファイナンス)
– M1ファイナンス
– Acorns(エイコーン)
– Public(パブリック)
– STASH(スタッシュ)
– おまけ:結局エイコーンとスタッシュどっちが良いの?
– Robinhood(ロビンフッド)
– Webull(ウィーブル)
3, 総括
*2021年11月アップデート
長期投資アプリってそもそも何?
アメリカに住んでで日本と違うなと思う点は、アメリカは早ければ10代の頃から、人はリタイアメントプランや投資に関する意識を持っていて、その意識の質は別として、投資している人口も多いと思います。これを金融リテラシーが高いというのでしょうかね。
もちろん必ずしも良い方向に転ぶわけではなく、投資で大損している若者も多いですし、日本人は貯金ができる人種だと思っていますので、投資をしている=偉いというわけではないと思います。
しかし、アメリカはそういった長期投資が簡単に小額からできるという面では、アメリカ在住者としては有難いことだと思っています。そんな誰でも簡単にできる投資アイテムの一つが、この長期投資アプリなわけですね。
長期投資アプリでできること
アプリといってもきちんとしたブローカー(取引所)であることには変わり有りません。ですが大手ブローカーとは少し特徴が違っていて、デイトレやFXなどの短期トレード向きではなく、長期投資で小額から投資ができたりするので、投資初心者やお子さんなんかが投資を始める最初のステップには持ってこいのものです。もちろん、大きな金額を運用する目的でも使えます。
こうしたアプリでは、アメリカの証券取引所に上場している個別株だけでなく、ETFやOTC株、そしてアプリの会社にもよりますが、オプションや仮想通貨(クリプト)にも投資できたりします。
アメリカでは自分の好きな金額をベースに取引をするFractional Share Trade(以下FST)というものがあるんですね。これは日本の取引所ではそこまで浸透していないと思いますので、アメリカ在住者の特権ですね♪
多くのアプリで、老後資金のための長期積立投資、IRAアカウントも開けられます。Roth、Traditionalのどちらでもできますよ。そして、会社を辞めて401Kをどこかにロールオーバーしたい!なんてときにもアプリでもできちゃいます。
ほとんどの取引所がスマホからだけでなくコンピューターからもアクセスできますので、大きな画面が良い場合はパソコンから設定することもできます。
アメリカ在住なら誰でも使えるの?
アプリで簡単にとは言っても、他のブローカーと同じでソーシャルセキュリティーナンバー(もしくはITIN)とアメリカでの住所、アメリカで契約している銀行口座が要ります。
ですので、アメリカでソーシャルセキュリティーナンバーやITINを持った合法的に滞在許可を持った方、そして米国市民なら誰でもできます。
労働許可がなくてもITINがあれば可能だそうですが、近々滞在ビザの更新や変更を控えている方は、念の為移民弁護士への確認はしたほうが良いかもしれません。
年齢制限も18歳以上からOKです。もし、お子さんに積み立てしたい場合、他の取引所と一緒で、Custodial Accountといって保護者が管理のもと、お子さんに積み立てできます。ただしこれはお子さんが投資できる年齢になるまで出金できません。
大手のブローカーとは何が違うの?
もちろん大手ブローカーでも株式購入ができますが、アプリの方が初心者にも分かりやすく、優しいシステムであることが大きな違いですね。
以前は大手ブローカーだと初心者には購入手数料がバカ高いとか、株を一株単位からでしか購入できない、という欠点がありました。しかし、今年になってからは大手取引所も手数料無料になり、FSTもできる大手も出てきましたし、スマホ用のアプリも使えるようになってきました。
これじゃ大手も投資アプリも違いがないじゃん?と思うかもしれませんが、
大手のアプリは機能が多く容量が大きいのでクラッシュしやすいこと
操作のしやすさは断然アプリに特化した取引所が高いこと
アプリはどこもリファーラルボーナスがあること
こんな感じで、今後投資をしていくのが若者だと考えると、やはりアプリのメリットもまだまだ顕著にあると思います!
アプリ会社同士に違いはあるの?
ここが今回のメインでもあるのですが、基本的にどこの取引所も長期投資ができて、スマホでできるのが便利であることには間違いないのですが、取引所によってルールはまちまちです。
次でそれぞれ詳細をお話ししますが、会社によってはマネージメント手数料が掛かったり、最低入金額が決まっていたり、ものによっては投資経験0でテクノロジーも初心者って方だとちょっと難しいかも?というアプリもあったりします。(初心者に良いと言っておきながら。。)
なので、自分がアプリで何をやっていきたいかは、明確にしてから契約したほうが良いですので、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
アメリカ長期投資アプリ7選!
ではアプリの紹介をしていきます。
この中でトップ3はこれ♪
まず結論から、私が個人的に独断と偏見で決めたTop3はこちら:
1位:ロビンフッド
2位:SoFi(ソーファイ)
3位:M1ファイナンス
見やすいように全アプリを表にしてみました。
管理費 | 最低金 | 特徴 | |
---|---|---|---|
SoFi | なし | $0 | FST可,IRA OTC,仮想あり |
M1 Finance | なし | $100 | パイチャート,積立に最適 |
Acorns | 月額費あり | $1 | IRA,自動運用 |
Public | なし | $0 | FST,優良企業シェア,OTC |
STASH | 月額費あり | $5 | IRA,FST可 |
Robinhood | なし | $0 | FST,オプション,OTC,仮想 |
Webull | なし | $0 | 銘柄研究,IRA,仮想,OTC,オプション |
詳しく解説していきますね。
SoFi(ソーシャルファイナンス)
まずは、個人的に2位に入れたSoFi。
これはもともと高いAPYが気に入ってオンラインバンクとして使用し始めた会社だったのですが、色々他の機能を見てみたら手軽に株式や仮想通貨投資もできる取引所だったんです。
株式投資だけに注目すれば、ロビンフッドには使いやすさの面で劣る部分はありますが、SoFiじゃないと買えない株、例えばフェラーリとか、マイナーなOTCや高配当株、ETFなどもあるので、どちらも同じくらい重宝しています。
特徴は:
IRAアカウントでも最低入金額の指定なし
自動投資設定ができる
いくつでも無料でアカウントを開けられる
仮想通貨取引が手数料が格安で可能
リファーラルボーナスで$25分の好きな個別株が購入可
投資アイディア・学習プラットフォームが充実
ファイナンシャルアドバイザーの助言が無料
FST可能(種類に制限あり)
FSTで購入した分の売却に時間がかかる
仮想通貨の種類が少ない
短期取引には不向きでデリバティブは不可
短所のほうが少ないので、先に短所を説明すると、
FSTができる株がロビンフッドと比べて少なめであること
FSTで買った株は、売るときの処理に時間がかかること
敢えて言うならこの2つが最も大きい欠点かなと。
ロビンフッドと比べると、FSTで購入した株は、売却に時間がかかるんですよね。1株ずつ購入したものは、営業時間なら即座に売却できます。
また、FSTができる銘柄には限りがあるため、例えばオラクル、ZSなどを購入した時に一株ずつでの取引のみ可能でした。
マージンも使えるんですが、SoFiの会社自身が短期トレードをおすすめしていないので、IRAもありますし、どちらかといえば長期投資のために使うのが良いですね。
個人的に好きなのは、コインベースやGeminiよりも仮想通貨の手数料が安いのと、株やETFの種類が豊富であること。M1ファイナンスやロビンフッドでさえないマイナー銘柄も取り揃えています。
また、個人的に好きなのは、IRAアカウント(積立投資)の最低入金額に指定がないこと!M1ファイナンスでは最低$500からですからね。
SoFiでは、メンバーになればファイナンシャルアドバイザーの助言が無料なのと、学習プラットフォームも無料で超充実♪ 他の有名なハイパフォーマンスの個人投資家のポートフォリオや売り買い記録も全部見られるんです。
私はSoFiのオンラインバンクを使っているので、ここでバンクアカウントを持っている方なら、投資アカウントへの入金も一瞬でできますし、取引時間内ならすぐにお金を足して取引する、ということが可能です。
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M1ファイナンス
M1ファイナンスは私が2018年に最初に使い始めた投資アプリです。当時ロビンフッドと迷っていたのですが、見た目が単純だったので、ただそれだけの理由で選びました。
M1ファイナンスの特徴としては:
取引手数料・リバランス無料
IRA積み立て投資に最適
自分のオリジナルETF(パイ)が作りやすく管理しやすい
自動投資設定ができる
いくつでも無料で投資アカウントを開けられる
プラスメンバーのサービスが素晴らしすぎる
IRAは最低$500からのデポジットが必須
投資アイディア・学習プラットフォームがない
好きなタイミングで売り買いできない
悪い銘柄を持ちっぱなしにするとその割合が大きくなる
M1は個人的に第3位にしているのですが、この取引所は取引方法がとてもユニークなので、その特徴が自分の投資スタイルに合っている方は重宝するはずです。
M1ファイナンスのポートフォリオはパイチャートになっていて、呼び名もパイ。全部を100%としたときに、選んだ銘柄一つ一つの%をスライスと呼んでいます。なので日本だったらパイじゃなくてケーキだったんだろうけど。。
好きな銘柄を好きな配合でポートフォリオが作れる、いわばマイETFの作成が簡単にできるユニークさがあるので、自分で株式を運用してみたい方にはすっごくオススメの取引所なんです。
最低$100からの少額から運用できるので、投資初めたばかりの方で、自分で色々やってみたい!という気持ちの強い方は、ぜひM1ファイナンスで少額から運用してみるのがいいと思います。
見た目はこんな感じ。
見やすさも他社と比べて群を抜いています。
選んだ株の%は自分で好きなように設定・変更でき、銘柄を足したり増やしたりしながら、随時リバランスも自由です。以前はリバランス手数料を取っていましたが、今年確認したらなくなっていました♪
例えば、毎月$100自動で積み立てたいという場合や、不定期で適当にお金を入れるので自動で投資してほしい、という方にも便利なオートインベスト機能もあります。
ちなみに、このパイはいくつでも作ることが可能。1パイにつき最高で100銘柄までしか選べないので、例えば銘柄が多すぎたり、もっと%を大きくしたい場合、もっとアカウントを増やすことも無料でできます。エイコーンやスタッシュなどは手数料を取りますからね。
このパイは他の方へシェアすることもできるので、運用に自身がある方は、オリジナルETFをご家族や友人にあげてもいいかもしれません。また、一度作ったパイは自分の他のパイに組み込む事もできますよ。
M1ファイナンスは年会費のかかるプラスメンバーシップがあるのですが、低利子でローンが借りられたり、マーケットクローズ時間にも取引ができるなどの特典もあります。
M1ファイナンスの欠点は、1日1回(営業時間のマーケット開始時間)のみしか取引できないので、当然短期投資向きではないですし、好きなタイミングで売り買いができるものではありません。
IRAの最低入金額も$500と高めなので、初めて投資する方はSP500連動ETFだけにしたり、プロのアドバイスを聞いてから始めると良いですね。
また、個別株運用をしている方は特に、悪い銘柄をいつまでもポートフォリオに入れっぱなしにした場合、その%を下げない限り、銘柄の株価は下がることで割合が大きくなりますので注意です。
M1は独自の学習プラットフォームや、カテゴリーごとの銘柄選定など、初心者のためのアイディアや学習を提供するものがあまりないので、その辺りは人によっては欠点になるかもしれませんね。
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アカウントの開け方などもっと詳細が知りたい方は、ぜひこのM1ファイナンスの記事もどうぞ。
長期投資アプリ: M1ファイナンスで大損した話 【M1の使い方・機能・$50 特典など一挙解説!】
今回は米国の投資アプリ、M1ファイナンスについて書いた記事です。米国在住で、初心者だけど投資してみたい。でも失敗したくない!という方のために、筆者が駆け出し当時にM1ファイナンスで大損した話を含め、使用条件、アカウントの開け方、M1ファイナンスの欠点と良さなど徹底解説しています。リファーラルボーナスあります。
エイコーン(Acorns)
ここはドングリのアイコンが可愛いAcorns(エイコーン)です。(そのままやん。)ここも同じように長期投資専門ですが、他とちょっと違いがあるユニークな取引所です。
月額最低$3からポートフォリオの自動マネージメント
2種類のプランから好きなものを選んで投資が可能
独自のキャッシュバックサービス有
ある程度資金はあるけど運用に興味のない初心者、忙しい方には最適
月額費がかかる
アカウントを増やしたりIRAを行うにはアップグレードが必要
自分で好きな銘柄を選べない
ここは、これまで紹介したブローカーとはちょっと違い、投資はしたいけど投資先が分からない、とか仕事が忙しくてポートフォリオのマネージメントができない、という方。または投資初めての社会人の方にとてもお勧めのアプリです。
最低入金額は特に決まりはないですが、月額費用が最低でも$3するので、小額投資には向かないです。
できれば毎月のリターンで月額費は十分賄えるくらいの投資資金はほしいところ。なので数千ドルはあったほうがいいですね。以前は学生は手数料無料でしたが、最近ではなくなってしまったようです。
エイコーンではアカウント設定時に入金額の他に、投資スタイルを決めたり、自動投資にするかマニュアルにするかを設定したり、自動なら毎月(もしくは毎週)いくら入金するか、などの設定を行います。
そして、自分の月収なども全て入力し、それらのプロフィールに基づき自動で投資の割合を出してくれるという、初心者には至れり尽くせりのサービス。
例えば、株、債権、不動産といった投資先の割合と、その中身が具体的に何なのかも分かります。もし%が気に入らなければ自分の好みに変更もできます。自分で銘柄を選ぶことはできないので、人によってはそこは欠点になるかもしれませんね。
また、お子さんのためのアカウントがほしいとか、アカウントをもっと作りたい、IRAなどの長期積み立てをしたければ、アップグレードしなければならないのですが、それも、月$5なので、忙しくて自分でマネージメントできない方にはお勧めです。
また、エイコーンのキャッシュバックサービスを受けたければ、お持ちのデビットカードの情報も登録すると、エイコーンと提携しているお店で毎回カードで支払う度に、その個々のお店で設定している%のキャッシュバックが受けられます。エイコーンでのデビットカードも作ることが可能です。
また、キャッシュバックはそのまま自動で投資するように設定できます。
パブリック(Public)
わりと最近見かけるようになった取引所で、スマホアプリ専門のPublic。
ここはロビンフッドやSoFiに似ていて、FSTもできるのと、銘柄検索もしやすく他の投資家の銘柄が見られたり、アプリも非常に使いやすいです。
特徴は:
FST、自動運用可能
リファーラルボーナスを使うと欲しい株を大手企業から選べる
仮想通貨取引も可能
IRAアカウントなし
デリバティブ不可
パソコンからはアクセスできない
M1ファイナンスとロビンフッドの特徴を持ち合わせている便利さがあることが魅力です。
私がここも開けた理由は、大手の株式がもらえるという特典があったからです。リファーラルボーナスでアカウントを開けると、デポジットが完了した時点で株がもらえるのですが、優良企業のオプションから自分で選べるというのは数少ない取引所の特典です。ちなみに私は当初$10しか入金しなかったのですが、アマゾン$4分もらいました^^
ここは株式とクリプトの購入のみで、マージン取引やデリバティブはできないです。仮想通貨取引はつい最近可能になったのですが、今後コインの種類も増えてくるかと思います。
既にロビンフッドを使っている方なら、あまりPublicで口座を空ける意味はないようにも感じますが、ロビンフッドでは取引できない株が取引できたり、SoFiではFSTできない株ができたりと、Publicならではの利点もあります。
欠点としては、パソコンからはログインはできますが、自分のポートフォリオや取引画面にアクセスができないこと。取引はスマホオンリーのようですが、これは今後変わるかもしれませんね。
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STASH(スタッシュ)
Stash(スタッシュ)はそんなに良くないレビューもあったりしますが、個人的には良いと思いましたので紹介したいと思います。
ここは先ほど紹介したエイコーンと似ていて、まだ自分で投資の知識がないけど、投資を始めたい初心者の方にお勧めの取引所です。エイコーンとの違いを兼ねて特徴を紹介すると:
月額はエイコーンより安い$1スタート
FSTも可能
独自のキャッシュバックサービスが受けられる
ETFに独自の名前を付けていて、消費者に分かりやすい
学習プラットフォームが充実
月額費がかかる
自動運用はない
手数料や投資サービスに種類があるところ、そして独自のキャッシュバックがあるところなど、この辺りはエイコーンと同じです。
この2社の大きな違いは、スタッシュの方が投資商品を選ぶ際に、より柔軟性があり、学習プラットフォームが充実していること。これは人によってはメリットにもデメリットにもなるかと思うのですが、ちょっと深ぼって解説します。
スタッシュでは、FSTもできるので、自分で投資商品を決めることもできます。そして、スタッシュが厳選したETFは消費者に分かりやすいように独自の名前を付けています。
例えばUSでトップの健康保険や薬品、バイオテック会社などのETF(Global X Millennials Thematic ETF)をDoctor!Doctor!という名前にしてあったり、サイバーセキュリティ―のETFをData Defender(データの防御者)としていたり、名前を見たときに、あれ、これなんのETF?と気になって中身を調べたくなるような工夫がされています。
スタッシュの目的は、投資初心者に投資の学習をしながら投資をしてもらうことで、スタッシュでは“Stash Learn”というプラットフォームを用意していて、ここではより初心者向けに金融業界の用語や情報をまとめています。例えば、Investopediaなんかはもっと詳細が多いのですが、少し初心者には難しいんですよね。
更にスタッシュはアカウントを作ったメンバー限定で、金融に関する教材やクイズなどを定期配信をして、学習を続けやすいシステムもあります。ですので、これから勉強を始める初心者の方にはとても良い会社だと思います。
スタッシュは、投資を始める最初のステップを手伝ったり、自動で毎月投資できるように設定出来たりしますが、基本的にそのあとのポートフォリオ管理は自分で行います。
例えば個別株やETFを足したり引いたりしたいときに、自分で行ってリバランスしていきます。なので、この辺はM1ファイナンスやロビンフッドと同じですね。
結局エイコーンとスタッシュどっちが良いの?
余談挟みますが、エイコーンとスタッシュのどちらが良いのかという質問は多く見られるところを見ると、この2つはよく比べられるのだと思います。個人的な結論としては、初心者の方ならどちらでも良いと思いますが、ある程度学習されている投資好きの方ならどちらもおすすめしないです。
エイコーン向きなのは、仕事が忙しくて株やETFを調べる時間がないとか、その投資商品が何かとかは興味がないけど、全部誰かに管理してもらって安全に投資したい方ですね。
スタッシュ向きなのは、自分にはこういった会社に投資したいという独自の考えがあったり、勉強するまではプロが決めた銘柄に投資したいけど、いくつかの個別株は自分で選びたい、とか、学習したら自分で運用する予定だけど、今は投資アイディアがほしい方。そして投資の勉強を一人でするのに自信がない方、かなと思います。
ですが、どちらも月額費がかかるので、ある程度学習されて、ご自分で運用することに興味が出てきたら、オススメとしては月額費の掛からない取引所を使うことです。
Robinhood
総合的に見て一番優れているのはと思うのは、投資アプリの王道ロビンフッドかと。
ロビンフッドの特徴としては:
手数料無料
FST可能
株とETF、オプション、仮想通貨が取引可能!
仮想通貨取引手数料が業界最安値
マーケット時間でリアルタイム取引可能
マージンアカウントは毎月$5~かかる
FSTできない株や、株・ETFの種類に若干の制限がある
IRAなし
仮想通貨の種類が少ない
本当は一位をSoFiと迷っていたのですが、万人受けするのはロビンフッドだと思いました。
自分の投資スタイルにはSoFiが一番なのですが、SoFiはターゲット顧客層が若干絞られているのと、ロビンフッドと比べ長期よりの投資に向いているので、低資金で短期売買好きの若者からすると自由度が下がるからです。
ロビンフッドは人気なだけあり、使いやすく幅広い機能が満載。短所見つけるほうが難しいくらいなのですが、あえて言うなら、
IRAアカウントがないこと
マージンアカウントは有料
取り扱っている仮想通貨の種類が少なめ
それ以外は全部揃っているといっても過言ではありません。
マーケット時間であればリアルタイム取引が可能で、FSTも可能です。アカウント管理費用もないし、最低デポジット金額も設定なし。
仮想通貨も取引できて、その手数料も格安です。
追加料金を払うことにはなりますが、マージンも付けられ、オプション取引も可能です。カテゴリーごと銘柄を探せるし、経済ニュースも見られます。
何よりOTC株も取引可能で、任天堂株もここで買えます♪ 海外のものやマイナーな株式だと扱っていない銘柄もありますが、FSTできる株式数は最も多い取引所だと思います。
個人的に好きなことは、使いやすさ。これは他と比べて最も高いと思います。スマホもパソコンの画面でもどちらも見やすいですね。
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Webull(ウィーブル)
Webullは、最新テクノロジーが苦手でなおかつ投資も全くの初心者の方だと、最初慣れるまではちょっと時間がかかるかもしれません。
ただし、Webullにしかない魅力もあります:
手数料無料
FST可能
株とETF、オプション、仮想通貨が取引可能
マーケット時間でリアルタイム取引可能
ショートエントリーができるので米国株短期トレードができる
Level2サービスやインディケーター、ロウソク足チャートが表示可能!
銘柄のマーケットデータ、ニュース、決算書まで全て一箇所で見る事ができる
24/7のチャットサポートあり
州によって仮想通貨取引ができない
機能が豊富ゆえ初心者には慣れるまで難しい
WeBullはアプリの中で最も大手取引所に近い性質があると思います。IRAなどの長期投資はもちろんのこと、$2000以上のデポジットでマージンアカウントも使用可能なので、ショート取引も可能です。
ロビンフッドに似て、株やETF、仮想通貨、オプション取引もできますが、Webullはより短期の取引にも特化している印象です。
数日間などのスイング取引であれば、大手ブローカーでなくWeBullでも申し分ないです。ただ以前はトランズアクションスピードが遅いとかで、個人的にはデイトレにはおすすめしませんが、最近では大分改善されているかと思います。
チャートもロウソク足で見れるし、テクニカルツールもスマホでは十分なレベルです。レベル2サービス(有料)まであるのだから驚きです。
個人的にデイトレードにおすすめでない理由は、そもそも画面の問題でそんなことする人はいないと思いますが、大手ブローカーと比べてテクニカルツールの種類が少ないのと、オーダーの種類も少ないです。あくまでスイング取引を出先で行うには良いと思います。
私がWebullをおすすめしたい最も大きな理由は、銘柄研究の宝庫であること♪
株の会社を調べたいときなど、会社のニュースや決算書などのプレスリリース、マーケットデータなどがすべてアプリ1つで見れるのは、かなりのベネフィットだと思います。
それでいて24時間のチャットサポート付きで安心です。Eメールでのサポートも早かったです。
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総括:投資が好きなら将来的には自分でマネージメントしよう
いかがだったでしょうか?取引所のエイコーンやスタッシュというのは、投資の勉強を始めたばかりの方の初心者の方や、自分で勉強中だけど手助けがほしい方、そして忙しくて自分でマネージメントできない方向けです。ですので、投資駆け出しの場合はぜひここからスタートするのが良いですし、今後も誰かに管理してほしいというなら、エイコーンを利用するのが良いかもしれません。
ですが、ある程度勉強した方で、株などの投資商品を調べたり選ぶことが好きな方や、投資が好きな方、そういった方はいずれは大手ブローカーか、それ以外に今日紹介した取引所に移るべきと思います。
スタッシュやエイコーンの月々の手数料は、投資する側にとっての勉強代かポートフォリオ管理費であるべきで、既に初心者の学習もして、管理も自分でできる!という場合、そこで手数料を払うことはもったいないと思うからです。
もちろん、この考えが正しいと言っているのではなく、自分が何を目的にアプリを使うのか、自分の現状とか投資額などを考えて決めてほしいなと思います。今回の記事が参考になれば嬉しいです。