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【米国株・FX】ウィークリーアナリシス:5月23日週 ~今回のビットコイン下落とVPCIの下落予兆~

ウィークリーアナリシス トレード

今週のウィークリーアナリシスは、恒例米国株式市場と取引優位性のある銘柄を分析した後、FX(カナダドル)の分析解説。今日のテーマは、今回のビットコイン下落の値動きで出た、VPCIの下落予兆を紹介するよ!今日は最後におまけもついてるよ!

こんにちはオルカ(@orca_blog)です。
オルカのインスタ

今回のウィークリーアナリシスは、T3ライブのサミさんのYoutube分析で出ていたことを含め、現在のマーケット分析と先週の取引。そして今週取引したいかもしれない銘柄、注目のSPACを紹介して、恒例カナダドル(USDCAD)の分析をします。今日のお題として、今回のビットコイン下落の値動きに関することを紹介します。また、今日は最後に少しだけ、今週の腹筋崩壊エピソードも紹介しているので、時間がある方だけ見て下さいね!

記事の目次
1, 先週の結果とウィークリーアナリシス
− SP500
− ラッセル2000
− ナスダック
− 先週の取引
− 今週の銘柄
2, 今回のビットコイン下落の値動き
− 下落の予兆とVPCI
− 下落したあとの値動きについて
3, カナダドル(USDCAD)の分析
− 先週のウィークリーラップ
− 現状の分析
4, おまけ
− ジム・クレイマーの解説の日本語訳が面白すぎた
− AT&Tは売り?
5, あとがき

先週の取引・マーケット分析

今週はサイドウェイウィークでしたね。今日は特に大きなニュースはないんですが、ちょっとしたことで色々話したいなーと思うことがあったので、この記事に詰め込んでいます。もうすぐマージ予定の個人的に好きなSPAC銘柄や、ジム・クレイマーの執念深いAT&Tへの酷評など、良かったら最後まで見てみて下さいね。では、毎週恒例マーケット分析⇒先週の取引⇒今週取引優位性のある銘柄、の順で紹介します。

先週の結果とウィークリーアナリシス

マーケット全体の分析
SPY: 0:08~
IWM: 0:46~
QQQ: 01:27~

先週紹介していた銘柄の結果
KTRA: 02:30~
AQB: 03:10~
HL: 04:03~

今週取引優位性のある銘柄
PFSI: 05:00~ (daily resistance breakout (DBO))
UXIN: 06:19∼ (weekly 123 pattern)
TSN: 07:18∼ (Weekly 123, resistance breakout)
GMDA: 08:39~ (declining 20 daily base breakdown)

気になるSPAC銘柄の紹介
IPOE: 09:28~

取引ポイントの用語ですが、こちらでチャートパターンについては解説していますので、ぜひこちらの記事もご覧くださいね。

また、今回紹介している気になるSPACに関しては、以前記事にしているので、良かったらこちらもご覧くださいね。

執筆当時はSPACの仕組みの理解が浅かったので、“上場した”、という表現を使っていますが、正確にはSPAC上場契約、です。。そこだけ注意して読んでいただけたらと思います。上場は今月末で、6月1日から一般投資家の取引ができる予定、とのことです。

では、現在のマーケット全体についてですが、ここでも簡単にまとめると、SPYは、先週横ばいで、とりわけ大きな材料、空売り比率の変化もないので、横ばい継続目線で見ています。

IWMも、依然週足でレンジ内を推移しているので、横ばいかとは思いますが、週足実体部分切り下げのロウソク足連続していることからも、日足で20MAで上げ止まりを見せていることからも、どちらかといえば下落が強いかな、と思います。

QQQは週足陽線ですが、まだまだ上昇圧力は弱く、週明け上げても前回高値を超えるのは難しそう。むしろ、上昇してもすぐ失速するようなら、その後下落の可能性の方が強く見ています。

サミさんの分析では、今回はIWMには触れていませんでしたが、SPYもQQQも、どちらも前回足高値を超えたら上目線だね、とのことです。これまでの下落後にリテストを作っていることもあるので、SPYは418.20、QQQは331.00を超えたら、上で見てるよ、とのことですね。

また今週も面白い例えを使っていましたね。株価が大きく下落する場合、株価をスーパーマーケットの物品価格のように考えるんじゃなくて、人だと思うほうが良い、といった感じのことを仰っています。

スーパーの品物の価格が大きく割引されていたら、バーゲンだ!と思い、ここぞとばかり買うじゃないですか。でも、人間が高いところから落ちたら、すぐに立って歩けるわけじゃなく、誰かに運ばれたり治療したりで、立って歩くまで時間がかかる。相場も同じで、予想外に大きく株価が下落した後は、バーゲンセールではなく、立て直すまで時間がかかるよ、ということを仰っています。今回のビットコイン下落に通ずる部分がありますね。(13:05〜)

今週取引優位性のある銘柄で言い忘れていた株の紹介

それと、今週取引優位性のある株分析で言い忘れていた銘柄を、サミさんの分析(17:32くらいから)で思い出したので、付け足しておきます。それがAEOです。

ちょうど1ヶ月くらい前に出したアナリシスでお伝えしていた、アパレル銘柄のAmerican Eagle Outfittersがようやく週足レベルで崩れてくれましたね。この銘柄の上昇トレンドは長かったですね〜。今どんな状況かというと、週足レベルで作っていたレンジを、先週足で割ったところです。

もし今週、日足の前回足安値の32.48を深ぼったら、ショートを考えています。daily 123 pattern。ストップ:34.50、ターゲット30.80です。

今回のビットコイン下落の値動きについて

まだまだ下落が強いビットコインですが、今回の下落を遡ると、もう一ヶ月近く下落しているんですね。自分が住んでいる地域柄、米国内取引所では仮想通貨のスポット取引ができないので、ウォレットで中長期投資として、ちょっとでも下がったら買い増し、上がったときに時々利食い、を延々と繰り返しています^^; なので今回の下落に転じてからは、わりとビットコインのチャートを見る機会が多かったわけですが、下位足チャートに張り付かなくても下落予兆となる箇所があったので、今日はその解説と、私がメンターにさせていただいている御堂先生が、先日出されていたビットコイン分析も紹介したいと思います。

ビットコインの下落予兆とVPCI

文章にするよりも動画の方が分かりやすい部分が多かったので、良かったらこちらも見てみて下さい。

●今回の下落について 0:02~
●VPCIと下落予兆となる目印 01:07~ 
●VPCIが役に立つときとそうでない時 04:20~

VPCIは、先週も解説しましたが、その値動きがボリュームが伴っているかを示すインディケーターです。

今回の下落予兆というのは、13日の下落後のことです。この日大きく下落し、その後それなりに買いも入ったのですが、そこで更に下落を示唆するインディケーターが出ていたんですね。それが:

VPCIがアッパーのボリンジャーバンドに当たっていたこと

この意味は、既にチャートは下落しているのに、まだ買いボリュームが大きいことを示しているので、そこから更に下落が進行する可能性を示唆しています。前回のアナリシスの、プラチナETFで解説した論理と同じです。

VPCIは、アッパーボリンジャーバンドに当たる場合、そこからの下落の可能性、そしてローワーボリンジャーバンドに当たる場合、そこから上昇の可能性、があるんです。

もし、VPCIを使っている場合、下落しているのにアッパーのボリンジャーに当たるとか、上昇しているのにローワーのボリンジャーに当たる場合。あとは、環境の変化がないのに突如VPCIのボリンジャーが出てきた時は、予兆となることが多いので、注意して見ていきたいですね。

逆に、VPCIが当てにならないときは、明らかに大きく動くための調整の値動きがあって、継続的に売り買いが生じる前提があってからの大きな値動きの場合、たいていVPCIのボリンジャーバンドに当たりますが、意味をなさない事が多いです。

下落後の値動きのシナリオ

こちらが御堂先生のビットコイン分析動画です:

ここでは、ボラ位肥大型の上昇中で発生する調整下落時に、その下落後どんな値動きが来る可能性があるのか、見ておきたいポイントを解説されています。今回のビットコインに限らず、こういった大きな調整後のシナリオを作る場合に、かなり参考になる内容ですね。

要約すると、

その調整下落が急騰前水準を深ぼって下落しているか
下落後をサポートするトレンドラインを抜けた後、どの程度回帰できるか
その後の下落幅はどれくらいか

1つ目は、まずその下落幅が、上昇前の水準を超えて下落が深ぼっていないかを確認することです。目安となる節目を割る場合、そこから上昇に転じるにも非効率になり、時間がかかることが多いよ、ということですね。

2つ目は、その調整下落にサポートラインを引いた時、これを超えてくるときの反発初動がどの程度強いか?を見ることです。これまでの下落の決済、そして新規買いが合わさるわけなので、下げ幅の半値くらいを打ち消せるか?が1つのポイント、とのこと。

3つ目ですが、当然、その上昇で下落の100%戻しできれば一番良いですが、そんなことのほうが稀なので、次に見るのがリバーサル後の下落幅がどの程度か?を見ます。

3つ目に関しては、こういった相場を見ないと、理解が難しいかもしれないのですが、大きく下落して勢いよくリバーサルしても、一度も調整入れずに上げ続けることはありませんよね。この意味は、巻き返し後の上昇で起こる調整値幅がどれくらいか?ということなんですね。

V字回帰の上昇後、その調整の下げが、25%程度に収まれば、そこからの上昇優位性は高いですが、もし、そこで再度安値近辺を試してくるようなら、そこからの上昇は優位性は下がるし、そこからの下落、ということもシナリオとして考えられる、ということですね。

この手のV字回帰成功例としては、オーバーシュートした後の値動きには多い現象かと思います。各通貨ペアのコロナショックの値動きや、2019年の年始のAUDUSDやNZDUSDなんかも良い例です。

では、最後に今のビットコインチャートを見てみましょうか。

1つ目から見ていくと、まだ急騰前水準は割っていないですね。ですが、かなり下落圧力が強く、ここを割ってしまう可能性が高そう。

2つ目の、この下落のトレンドラインを抜けたときの反発初動は?ということですが、残念ながら半値戻しできずに失速していますね。。

3つ目のリバーサル後の下落幅は?に関しては、今のところ50%超えですね。ここから更に下がるような下落圧力がありますね。。

プロの分析を見ると、自分の分析が薄いことに気付かされますね^^: FXの本格的な学習や、本質的な分析、ロウソク足を学習をしたい方は、御堂先生の有料コミュ二ティーがお勧めです。かなり難しいですが、トレードの知識0からでも着実に学べます。

動画の最後の方見て爆笑したんですが、分析ってその時点での分析やシナリオなので、値動き次第で変わることも、投資トレードが自己責任であることは当たり前と思うんですが、ダンさんやサミさんは冒頭で免責事項を話していますね。いっそのこと投資家はみんな、わざわざ免責事項なんか言わなくても最後に“知らんけど。”ってつければ良くないかと思うんですよね。サミさんは時々、Who knows?って言ってますもんね。

カナダドルの今週の分析

先週のカナダドルは、依然下げ基調ではありますが、レンジ継続といった感じで、取引するような銘柄ではありませんでしたね^^; 簡単に先週の値動きを振り返って、今週どうなりそうか見ていきたいと思います。最後の分析だけ見たいよ、という方はこちらからどうぞ

先週の値動きについて

これが前回時点でのカナダドル4Hチャートですが、

レンジ内なので、値動きを観察していきたいと言っていましたが、その後としては、

週明け下げるも、結局先週もレンジ継続、といった感じで、ほとんど取引していない週でした。

唯一取引したのは、この月曜日のNY時間の下落。ここは分かりやすかったですね。黄色の部分です。

30分足で拡大するとこんな感じ:

調整で作ってきた三尊ネックライン割れで、下落圧力が強かったので、そこで成り行きエントリー。

その後わりとすぐに落としてくれたので、ロスカット移動して放置。。というか、月曜日の午後は仕事がちょっと忙しくて、手が離せなくて忘れていたのですが、夕方見たら、下落後にダラダラレンジを作っていたので、まだ落としてくれるだろう、と思ってそのままロスカットを近づけて就寝。

火曜日朝も、まだ下落継続してくれるかなーと思って見ていたのですが、結局15分足でリテスト後の大陽線形成を見て利確しました。その後は上げていきましたね。

おそらく、今週はこの最安値は一定数意識されると思います!

ちなみに、ネックライン割れのエントリーって、相場環境によっては難しいと思うんですよ。ですが、下落トレンド中に発生した調整でのネックライン割れは、一悶着少なく、わりとすんなり落としてしてくれます

難しいのは、前に紹介している上方乖離限界からの下落でのネックライン割れですよね。ここはカナダドルは往生際が悪くなることが多いですから^^;

現在のカナダドルの分析

では、今週どんな感じになるか見ていきます。

まずは週足から順に見ていくと、

依然下げ目線ですね。

日足は、

ただの下落中の調整にも見えますが、捉え方によっては、なかなか下を深ぼれないでいるので、これから一過性上昇するためのモゾモゾとしたレンジにも見えますね。

4時間では、

その可能性がより見えますね。若干安値切り上げしながら、エッジ内を推移しています。

これは週明け要観察ですね。もし、このまま安値切り上げタイプのエッジを作ってくるなら、そこから大きめの一過性上昇は有り得ると思います。上げ止まりとしては、レンジ上限、もしくはそれを超えるような一過性上昇も考えられますね。

下抜ける場合は、これまで同様、下落圧力強めの下落をしてくるはずなので、週明けのエッジ内の値動きに注目ですね。

おまけ:ジム・クレイマーとAT&T

今週は面白いニュースがたくさんあったなーと思いましたが、その一つが17日のマッドマネーのジム・クレイマーのAT&Tの解説だったんですよね。ジム・クレイマーの日本語解説されている、マカベーさんの日本語解説がセンス良すぎると思ったことと、AT&Tに関しては最近思うことがあったので、今日はその話を最後にしたいと思います。

ジム・クレイマーの日本語訳が面白すぎた件

まず、本家がAT&Tを酷評している解説がこちらの1:14くらいからです。

その日本語解説されているマカベーさんのYoutubeはこちら(8:40〜くらいです):

これを聞いたときに一人で爆笑してましたね^^; ジムの辛辣加減を淡々と日本語で解説されているのが面白いですね。翻訳センス高すぎです。

AT&Tは売り?

AT&Tは高配当銘柄ということもあり、保有している投資家は多いと思います。私も以前紹介している、高配当ギャンブルポートフォリオに1%ほど入れたのですが、じゃあこうなった今、売り払うべきか?と言われたら、既に持っているなら今は売らないかな、と思っています。

ジムの解説では明らかな売り推奨で、確かに負債が多い会社ではあります。そして、配当が高いことが投資家を引きつける理由であることも、その配当が半分にカットというのも、良いことではないんですが、既に大きく株価が下がってしまったので、売りたい場合はまたバウンスしたタイミングで売れば良いと思います。

AT&Tは決算書自体は悪くないのと、まだ電話の売上は上がっているんですよね。配当が半減しても、依然3%の配当利回りはあるようですし、そもそもAT&Tの株価が大きく上がらないことは前から知っているので、債権的な感じで保有するのは有りだと思います。

とはいえ、今から買うのはおすすめしないです。なぜなら他に良い会社があるからです。

もしどうしても電話会社の株を買いたくて、グロースを期待するならT-mobileが良い、と思っています。リタイアメントアカウントに債権的な感じで保有するなら、つまらないエリート電話会社のベライゾンが良いかなと思います。

AT&Tとベライゾンは、株のポジション(立ち位置)的な意味では似ていると思うんですよ。どちらもよく知られている累積黒字の古株電話会社。比較的高配当で、短期での株価は乱高下しているけど、長期では大して変わっていない。という状況はよく似ていますよね。

ただ、AT&Tはなんとなく、今後の戦略がベライゾンと比べてイマイチはっきりしないことが多いのと、配当もベライゾンの方が今後高くなること。そして、消費者目線でのサービスや質は、断然ベライゾンが好きです。

なので、今からAT&Tを買うなら、ベライゾンの方が個人的には良いんじゃないかな、と思います!

あとがき

最近はマーケットの方向性がわからないので、短期取引できる銘柄が少ないのですが、中期スイングトレードの銘柄を探ったり、色んな会社を調べてみることが楽しみになっています。仮想通貨も下落が続いて心配ですが、長い目で見たら今の下落は、最高の買い場になるのかもしれませんね。そういった意味では、イーロン・マスクに感謝しています。

また現在、決算書分析の練習もしているので、この企業の株買おうか迷っているから分析してほしい、他人の分析が見てみたい、理由は何でも良いので、良かったら利用して下さい。個人の名前やメルアドなどの個人情報は一切必要ないので、こちらからは誰が投稿したか分からないようになっていますので、ご安心下さい。こちらからどうぞ。